2018年07月05日

トレーニング課題をシフトする時期

最近、フランス語の音読を始めました。
トレーニングとしてです。

もちろん発話の練習にもなりますし、
何度も触れる単語やフレーズは覚えやすくもなります。

さらに、音の連続のパターンを捉える訓練として
聴き取りにも効果があると思われます。

やってみると実感としてなかなか意味がありそうな印象。


また先日、マンツーマンのフランス語の体験レッスンに行ってみて
ゆっくりとした丁寧な会話をやってみて感じたのは、
意外と簡単なようでもトレーニング効果が実感できるということでした。

ハードルを上げて負荷をかけることだけがトレーニングではなく、
簡単に感じられることを繰り返すことでも
しっかりと必要な力がついてくる場合があるようです。

これは公文式なんかでも見受けられる方法です。
簡単なことを繰り返しやる。

いずれはレベルも上がっていきますが、
ともすると単調とも思える簡単な繰り返し訓練も
欠かさずにこなすようにするみたいです。

当然、簡単なことが本当に簡単になって、
まったく負荷のないものになったら、そのときには
もうトレーニングとしての効果を失っているでしょう。

その一方、軽い負荷で丁寧にやるというのも
意味のある練習になることが多々あります。

身体のトレーニングをする人たちも、
限界ギリギリの重さで負荷をかけると、フォームが崩れて
雑なやり方になることがあるように見受けられます。

しっかりとやっている人は身体の動かし方を意識しながら
軽めの負荷で丁寧に動かすこともしているようです。


語学では、
・Complexity (複雑さ)
・Accuracy (正確さ)
・Fluency (流暢さ)
の3要素を、技能の高さとして評価することがあります。
頭文字をとってCAFなんて呼ばれることも。

トレーニング段階から、この3つのバランスを意識するのも
大事なんだろうと感じています。

僕がフランス語の勉強を始めたときは
(学生時代にやっていたのを再開したときは)
大学の公開講座で「正確さ」を重視した内容でした。

文法を丁寧に扱いながら、少しずつ高度な内容に進んでいく感じ。
教科書には読解の文章や文法の練習問題もありましたが、
いずれも難しい単語が膨大に入っている感じではありませんでした。

その後しばらく通っていた日本人の先生のところも
やはり「正確さ」を重視した感じだったと思います。

文法をしっかりと抑えつつ、聴き取りを中心にやりました。
ここでも複雑すぎる単語はそれほど多くなく、
知っている単語や表現を正確に聴き取れるかが課題だった印象です。

それからフランス人の経営するスクールに行ってみました。
こちらは「複雑さ」を重視しているように感じます。

ある程度、僕が「正確さ」をトレーニングしてきたのが
先生の側にも見てとれたからだと思います。

文法的なトレーニングをやればミスが少なく、
発音も修正箇所が少ないそうです。

そういう文法的な基礎知識と
英語学習の経験を通じたヨーロッパ言語の文章構造への慣れとが
吸収の速さを生んでいると判断したらしく、
ちょっと早めに高いレベルの授業で負荷をかけているみたいです。

効果は実感できるものですが、一方で僕の実感としては
基本的なところから気軽な会話をする量が少ないとも感じます。

難しい意見を言葉にしなければならず
ボキャブラリーが足りなくて困ってしまったり、
その結果、きちんとした文章で説明をせずに
ごまかしたような表現で伝わってしまうことが多いんです。

もっと基本的なレベルで文章をスピーディーに組み立てるためには
簡単な内容で量を多く話すことが重要な気がしています。

つまり、これまで「流暢さ」に焦点を当てたトレーニングは
十分にしてきていないのではないか、ということです。


なので今後は、音読やライティング、
簡単なテーマでのフリートークなどを通して
単語を組み合わせて文章を組み立てる運用力をトレーニングし、
「流暢さ」の面に焦点を当ててみたいと思っているところです。

その面を鍛えると、全体も底上げされるんじゃないか、
と期待もしています。

語学に限ったことではありませんが、このように
1つの技術には様々な側面で求められる能力があります。

その全てを常にバランスよく向上させていくのか、
それとも一側面を強調してトレーニングをして
タイミングを見計らって別の側面を鍛えていく流れにするのか、
どちらが良いのかはハッキリとは言えません。

ですが個人的には、到達点が遠く感じられる技術、
自分にとって馴染みの薄い技術ほど、
必要とされる側面をそれぞれ別々にトレーニングして
しっかりとした土台を作るのが良さそうに考えています。

そのためには、必要なタイミングで、
必要な種類のトレーニングにシフトするような
技能レベルと課題の見極めが求められるはずです。

残念ながら、これができる先生やトレーナーは多くないみたいです。

僕のフランス語学習は結局、自分の判断でタイミングに応じて
集中してトレーニングする要素を変えてきています。

見極めのできる指導者に巡り合えるか、あるいは
トレーニング方針の話し合いをしてくれる指導者に巡り合えるか…。
ここは大きな違いを生みそうです。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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