2019年01月27日
日本語の発音を注意する
いくつか外国語をやっていると、微妙な発音の違いにも
段々と敏感になっていく気がします。
もちろん、それは僕が自然な発音に気をつけたいからでしょう。
世の中には複数の外国語を”話せる”人がいて
YouTubeなどで色々な言語を話す様子を公開していますが、
ほとんどの人はそれなりにネイティブに近い発音を目指して
努力をしているように見えます。
発音のクオリティに個人差があるのは
どれぐらい発音を言語習得において重視するかによるものだとして
それでも発音を完全に無視するというのは適切ではないのかもしれません。
1つには発音できたほうが聞き取りやすい、ということが関係しそうです。
音の区別がしやすいとか、音の繋がりのパターンを認識しやすいとか、
そういう要素があるんだと思われます。
特に、英語なら英語だけのように、1つの外国語をやっているだけだと
その言語の発音の特徴を捉えにくいところがあるような気がします。
人間が物事を把握するときは、常に参照する対象を必要とします。
1つの外国語だと参照できるのが母国語になりやすい。
仮に英語だとしたら、細かく英語の発音をトレーニングすれば
英語の発音のほうに基準を作ることができてきます。
しかし、おそらくそれでも、日本語の音の基準は消えません。
日本語は日本語の音として認識する基準が残る、と。
なので、「日本語よりも〇〇」のように
音の特徴を対比させながら把握するケースが多いようです。
そこで複数の言語を勉強して、それぞれの発音の違いを気にし始めると
微妙な音の違いをお互いに参照させながら、対比として捉えやすくなる。
比べるものが多くてハッキリしている方が
特徴を捉えやすいということだと考えられます。
口の中で舌がどこにあるか、とか
どのあたりで空気の流れを妨げるか、とか、
口や喉のどこで音を響かせるか、とか
どの部分で摩擦音を出したり、破裂音を出したりするか、とか
明確な違いの基準が多いほど
実際に発音するときに心がけやすいように感じます。
そのときに役立つのが、IPA(International Phonetic Alphabet)という
国際的な発音記号の表記法です。
世界中の言語の発音を、記号で分類してくれます。
何語のどの音と、何語のどの音が同じか、などが分かる、と。
もちろん、口の中でどのように作られる種類の音かによって
音素の分類もなされています。
特徴が掴みやすいんです。
とはいえ、いきなり複数の言語を勉強するのはハードルが高い。
しかし英語をやるとして、英語の発音だけを勉強しても
違いの対比がしにくいところもあります。
その大きな理由が、
日本語の発音を知らない
ということだと思うんです。
日本語を発音の特徴を客観的に知らずに
日本語と英語を対比しようとしても
実際には正確な違いが分かっていないで、
結局は日本語の音で代用してしまったりする事態が起きがちです。
明確に日本語の音と英語の音の違いを理解できれば
何を心がけて判別すればいいかも分かりやすくなる。
英語の音を客観的に理解するためには、
参照指標として使う日本語の音も
客観的に理解できていた方が都合が良いわけです。
なので、日本語の音をIPAの発音記号で調べてみると
英語の発音と実際にどう違うかも掴みやすくなります。
例えば、
日本語のハヒフヘホは、発音記号にすると…
ha (ハ)
ci (ヒ)
фu (フ)
he (ヘ)
ho (ホ)
となります。
これが英語だと…
ha (e.g. house のハ)
hi (e.g. heat のヒ)
hu (e.g. hoop のフ)
he (e.g. head のへ)
ho (e.g. home のホ ※アメリカ発音)
となる。
日本語のハ行には3種類の子音が使われているんです。
そのことを知らないと、普通にカタカナのハ行で代用してしまう。
日本語の音を知って、そのうえで英語の音も知ると
それぞれの音にどういう違いがあるかが分かってくるはずです。
何を心がければいいのかも自動的にハッキリしてくる。
英語の発音を勉強するだけでなく、
日本語の発音も比較対象として勉強してしまうと
習得が速くなる可能性があると思うんです。
段々と敏感になっていく気がします。
もちろん、それは僕が自然な発音に気をつけたいからでしょう。
世の中には複数の外国語を”話せる”人がいて
YouTubeなどで色々な言語を話す様子を公開していますが、
ほとんどの人はそれなりにネイティブに近い発音を目指して
努力をしているように見えます。
発音のクオリティに個人差があるのは
どれぐらい発音を言語習得において重視するかによるものだとして
それでも発音を完全に無視するというのは適切ではないのかもしれません。
1つには発音できたほうが聞き取りやすい、ということが関係しそうです。
音の区別がしやすいとか、音の繋がりのパターンを認識しやすいとか、
そういう要素があるんだと思われます。
特に、英語なら英語だけのように、1つの外国語をやっているだけだと
その言語の発音の特徴を捉えにくいところがあるような気がします。
人間が物事を把握するときは、常に参照する対象を必要とします。
1つの外国語だと参照できるのが母国語になりやすい。
仮に英語だとしたら、細かく英語の発音をトレーニングすれば
英語の発音のほうに基準を作ることができてきます。
しかし、おそらくそれでも、日本語の音の基準は消えません。
日本語は日本語の音として認識する基準が残る、と。
なので、「日本語よりも〇〇」のように
音の特徴を対比させながら把握するケースが多いようです。
そこで複数の言語を勉強して、それぞれの発音の違いを気にし始めると
微妙な音の違いをお互いに参照させながら、対比として捉えやすくなる。
比べるものが多くてハッキリしている方が
特徴を捉えやすいということだと考えられます。
口の中で舌がどこにあるか、とか
どのあたりで空気の流れを妨げるか、とか、
口や喉のどこで音を響かせるか、とか
どの部分で摩擦音を出したり、破裂音を出したりするか、とか
明確な違いの基準が多いほど
実際に発音するときに心がけやすいように感じます。
そのときに役立つのが、IPA(International Phonetic Alphabet)という
国際的な発音記号の表記法です。
世界中の言語の発音を、記号で分類してくれます。
何語のどの音と、何語のどの音が同じか、などが分かる、と。
もちろん、口の中でどのように作られる種類の音かによって
音素の分類もなされています。
特徴が掴みやすいんです。
とはいえ、いきなり複数の言語を勉強するのはハードルが高い。
しかし英語をやるとして、英語の発音だけを勉強しても
違いの対比がしにくいところもあります。
その大きな理由が、
日本語の発音を知らない
ということだと思うんです。
日本語を発音の特徴を客観的に知らずに
日本語と英語を対比しようとしても
実際には正確な違いが分かっていないで、
結局は日本語の音で代用してしまったりする事態が起きがちです。
明確に日本語の音と英語の音の違いを理解できれば
何を心がけて判別すればいいかも分かりやすくなる。
英語の音を客観的に理解するためには、
参照指標として使う日本語の音も
客観的に理解できていた方が都合が良いわけです。
なので、日本語の音をIPAの発音記号で調べてみると
英語の発音と実際にどう違うかも掴みやすくなります。
例えば、
日本語のハヒフヘホは、発音記号にすると…
ha (ハ)
ci (ヒ)
фu (フ)
he (ヘ)
ho (ホ)
となります。
これが英語だと…
ha (e.g. house のハ)
hi (e.g. heat のヒ)
hu (e.g. hoop のフ)
he (e.g. head のへ)
ho (e.g. home のホ ※アメリカ発音)
となる。
日本語のハ行には3種類の子音が使われているんです。
そのことを知らないと、普通にカタカナのハ行で代用してしまう。
日本語の音を知って、そのうえで英語の音も知ると
それぞれの音にどういう違いがあるかが分かってくるはずです。
何を心がければいいのかも自動的にハッキリしてくる。
英語の発音を勉強するだけでなく、
日本語の発音も比較対象として勉強してしまうと
習得が速くなる可能性があると思うんです。