2019年02月21日

イヤイヤ

先日、電車の中で「イヤイヤ」の子を見ました。

オニギリを食べて、途中でやめてジュースを欲しがる。
すると母親が「ご飯ちゃんと食べてから」と。

それでもその子はジュースを欲しがるので、
母親がダメと厳しめの態度に変わります。

そのあたりから子どもがグズり始め、
母親は「ダメ、ちゃんとご飯食べてから」
のようなメッセージを繰り返します。

そして苛立ちを抑えつつ、
「ご飯食べないと大きくなれないよ。
ずっと子どものままでいいの?」
と、説得に移りました。

ここが、その子の返事が全部「イヤ」になったタイミングです。

「大きくなれなくていいの?」
ー「イヤ」
「じゃあ、ちゃんとご飯食べて」
ー「イヤ」
「ジュースじゃ大きくなれないよ」
ー「イヤ」
「ほら、ちゃんと食べて!」
ー「イヤ」
「もう、ちゃんとしなさい」
ー「イヤ。…イヤイヤ。…イヤ。」

…と、もう母親が何も言わなくても「イヤイヤ」を繰り返す事態に。


果たして、この子の「イヤ」は何に対して
どんな気持ちの表現なんでしょうか?

「ちゃんと食べないと、大きくなれない」
「(大きくなれないと)子どものまま」
「(子どものままでは問題だけど)それでいいの?」
という論理が理解できているのかは疑問です。

時間の離れた因果関係を言語的に理解するのは
かなり高度な知的活動ですから、
それが可能かは発達段階と関わります。

何十年先をイメージして、自分だけ子どものままの姿を描き、
それが問題だと判断するのは、さらに高度な作業です。

この質問に「イヤ」と答えたのは、おそらく
その子が内容を理解したからではないでしょう。

むしろシンプルな不満の表明だと思われます。

思い通りになっていないことへの不満。
ジュースが飲めない、という特定の対象ではなさそうです。

特に大きいと考えられるのは
『母親が優しくしてくれていない』という部分への期待外れ。

ジュースが飲めないことよりも、
母親が厳しく接し始めて、
自分を拒絶する態度に出ていることを感じとって、
そのことに不満を感じているのではないでしょうか。


子どもは特に、自分の気持ちを正確に言語化できません。
聞いて理解する能力も大人とは違います。

何かを言ったときに「イヤ」と返事があったからといって、
その内容に対して「イヤだ」と意思表明しているとは限りません。

どちらかというと、
母親を味方に引き取り戻そうとするコントロール法として
イヤイヤをやっていることが多そうな印象を受けます。

大人と同じような言葉のやりとりとして理解しないほうが
スムーズにいくことが多いような気がします。

cozyharada at 23:17│clip!コミュニケーション | NLP
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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