2019年03月14日

NLP的マインドフルネス

リクエストがあったので
マインドフルネスを講座で扱うことになりました。

詳細は>
  五感を研ぎ澄まし心に寄り添うベース
  NLP的マインドフルネス


僕自身が実践しているのは禅だと思っていますが
世間的にはマインドフルネスのほうが人気があるんでしょう。

とはいえ、もっとも一般的に紹介されているマインドフルネスを
そのまま紹介する形だとしたら、情報はかなり容易に手に入ります。

やり方においても、
もしコツを身につけないといけないようなものだとしたら
これほど広まってはいないような気がします。

何より、誰にでも実行できて、客観的に説明可能な基準があってこそ
「マインドフルネスをやっている」という状態を定義することができて、
それゆえに「マインドフルネスの効果」を検証することができます。

統計的エビデンスをとろうと思ったら
客観的に説明できないような内容や
誰にでもすぐできるものではない技術が必要なものは不適切なんです。

「やったら、こういう効果が得られました」とデータをとったとしても
「それは上手い人がやったからであって、個人差の問題なのでは?
 だとすると方法そのものの効果ではないのではないか?」
といった反論が可能になってしまいます。

「この方法は有効である」ということに統計的なデータをとるためには
方法が一般的に容易で、誰にでもすぐ実行できるものである必要があります。

誰が教えても同じようにできる。
高度なことが要求されない。
作業としての基準が明確である。

そういう種類の方法だと、
 ランダムに様々な人を連れてきて
 特に熟練した指導者ではない人が方法を説明して
 それで同じように決まった作業をしてもらう
ことが可能になります。

それで効果を統計的に検証する。

すると
 どんな人でも
 教え方や教える人の熟練度によらず
 基準に沿ったやり方をしさえすれば、
 こういう効果を得られる
というデータを取れるわけです。

マインドフルネスが瞑想そのものでの効果を検証されていたり
それをベースにした心理療法の効果が知られていたりするのは、
マインドフルネスという方法を形式化したところにポイントがあります。

そういう意味では、マインドフルネス自体が
瞑想の1つの狙いを形式化した、つまりモデリングしたものだ
とも言えるのではないでしょうか。


NLPは心理療法の達人のやり方を形式化したところが出発点です。

達人と全く同じようにできるには数えきれない高度なコツがあるとしても、
ある程度の効果を誰にでも得られるように形式化すれば
短時間でかなりの成果を得やすくなるといえます。

長時間のトレーニングを通じて自ら技術を磨かなくても、
すでに主なコツがポイントとして整理されているから
それを実行に移すだけで十分な効果が得られる、と。

そういうスタンスが、そもそもNLPにはあるんです。

本当に心理療法を本格的に身につけようとしたら
ハッキリ言ってしまえば、NLPの資格取得コースだけでは不十分でしょう。

NLPにはエッセンスは含まれていますが
そこで得られるのはダイジェスト版です。

しかし、いきなり心理療法だけを地道に学んで技術を磨くより
NLPを一通りやってしまうと、習得が効率的になります。

とりわけ、心に関して幅広く性質を理解して
応用範囲の広い基礎技術を身につけることができるので、
1つに特化した心理療法だけを学ぶよりも柔軟性は得られやすいと思います。

たとえるなら、お寿司の専門学校みたいなものでしょうか。

古くからの寿司の修行は、弟子入りして、洗い物から始まって
何年もかけて少しずつ技術を学ばせてもらえるスタイルだったそうです。

しかも弟子は自ら親方の技を盗まないといけなかった。
コツは教えてもらえない世界。

それが専門学校では、半年程度の間に一通りの作業を練習して
とりあえず形として、お寿司が作れるようには教えてもらえます。
やり方のポイントを整理して教えてくれる。

だから身につくのが早い。

じゃあ、専門学校だけで超一流になれるか?というと…。
それには超一流の店で修行したほうがいいのかもしれません。

到達点の高さを目指すなら特化した修行をしながら
達人の下で自ら学び取っていく必要があるんでしょう。

一方で、ポイントを掴んで、ある程度の結果を早く出すとしたら
すでに誰かがコツを体系化してくれたものをやるほうが都合がいい。

そんな区別があるように思えます。


NLPはそもそもポイントを絞って体系化したものです。

そのポイントを身につけて、すぐに実践可能な技術として
実用的に活かしていく…というのも一つのスタンス。

そのポイントを元に人の心をひたすら調べていけば
それまで見えていなかった世界が見えるようになってきます。
そうしてどこまでも追求することもできます。

その意味では、あくまで入り口であって
そこを起点に自ら先を調べるかどうかは人それぞれ。

体系化して、誰にでもすぐ役に立つように整理したものは
入り口として興味を持ってもらう上で
とても効果的なんでしょう。

誰もがプロのミュージシャンを目指すわけではないとしても
音楽の楽しさを知ってもらうチャンスは広く提供する。

そんな立ち位置は、どの分野でも重要なんだと感じます。

NLPもマインドフルネスも、そんな入り口のようです。

いわば、最初からマインドフルネスはNLP的なんでしょう。
ポイントを絞った、誰にでもできる入り口として。

それを踏まえて、どういう講座内容にするか。
それはまた今度の話にします。

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 〜期待の手放し方と
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【日時】 
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【場所】 
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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