2019年05月11日

【セミナー】人を育てる指導力

ご案内: 6月16日(日)

   コミュニケーション講座 〜人を育てる指導力〜



2019年6月の講座のテーマは『指導力』です。
ちゃんと教える技術。

「できる」ようになる教え方・関わり方について考え、
そのための技術をトレーニングします。


【講座の詳細】

コーチングやマネジメントよりも先に
ティーチングが必要なんです。

「期待通りに人が動いてくれない」
「職場に困った人がいる」
「もっと自分で考えて動いてほしい」…。

そういうときの指導法が今回のテーマです。

多くの人は、こういうときに腹が立ちます。
その怒りの系統のエネルギーを使って
自分の思い通りの方向に相手を動かそうとするわけです。

腹を立てるのは、ことの重要さを表現する手法としては効果的ですし、
そのエネルギーを使いながら注意したり叱ったりすれば
相手には強い印象を残すことが可能でしょう。

「これはダメなんだ」
「やってはいけないことをしてしまった」
そういう情報が記憶されます。

ただし、ここには不足した部分があります。

「その代わりに何をすれば良かったのか?」が不明瞭なんです。

怒りのエネルギーとともに注意されたとき、
本人が自主的に「じゃあ、どうすれば良かったんだろう?」と
『反省』する技術を持っていれば、
その人は自ら工夫して、同じミスを避けるようになる可能性があります。

が、残念ながら『反省』は技術です。
「落ち込む」ことと「反省」とを混同している人は大勢います。

叱られたショックを引きずって、
普段だったらできるはずの振り返りが
上手くできなくなってしまう人も大勢います。

そもそも
「問題点を分析して、改善策を考えて、シミュレーションする」
という、
『反省』のやり方を知らない人も大勢いるんです。

反省の技術を身につけていない、反省の技術が不十分…、
そういう相手に対しては
「失敗の重要性を思い知らせる」だけでは機能しないわけです。

もっと丁寧に、反省のプロセスそのものを手助けする必要があります。

そして、知識的にも技術的にも熟練している指導者であれば、
問題の本質や効果的な改善策が、すでに分かっている可能性もあります。

だとすると本人が反省して自分なりの解決策を模索するよりも、
もっと短時間に、必要なやり方を教えることだってできるはずです。


『自分で考える』は、社会的に求められる能力ですが、
誰もがその能力を養えているとは限らないんです。

自分で考える能力のある人だって
考えるための素材(つまり基礎知識)がなければ
どんなに考えても適切な答えに辿り着けません。

場合によっては、考える能力も知識もあるのに
自分の考えを口に出すことを遠慮している可能性もあります。

自分なりのやり方をすると怒られるとか、
意見を言いにくい関係性になっているとかの場合です。

これでは自分で考える意欲が失われてしまいます。

つまり、一口に「自分で考えることができない」といっても
々佑┐覽蚕僂鮨箸砲弔韻討い覆ぁ文果的な思考法を知らない)
考える能力が養われていない(知っているけれどトレーニング不足)
M燭┐蕕譴織董璽泙砲弔い胴佑┐襪里防要な情報が足りない(知識不足)
ぜ分で考えることを放棄している(自分で考えるモチベーションがない)
など、様々な実情があるわけです。

こうした場合分けに応じて、コミュニケーションとしての対応は異なります。

なんでもコーチング的な質問によって本人から答えを引き出す必要はありません。
考える技術や能力が課題だとすれば、適切な答えは出せないでしょうし、
基礎知識がない場合には、答えに辿り着くまでに情報収集の時間が費やされ
限られた時間を浪費してしまうこともあります。

だったら、基礎知識は情報提供として『教え』てしまうほうが効率的です。
いわゆるティーチングのほうが向いているといえるでしょう。

考える技術がないのであれば、これも、効果的な考え方の「指導」として
『教える』ことが求められるはずです。
知らないのですから、知らせる必要がある、と。

考える能力が不十分なのであれば、今度はトレーニングが重要です。
効果的な考え方を使って、1つの事案について考える作業をしてもらう…
そのプロセスそのものがトレーニングになっている形です。

そして考えることに対してヤル気がないのだとしたら、
「考える」という作業そのものに精神的な報酬が得られる工夫が必要でしょう。

トレーニングとして考える練習をしてもらうときにも、
考えることへの自主性を育むときにも、
「本人に答えを見つけてもらう」ように促す作業をすることになります。

表面的には、どちらもコーチング的な質問をしているように見えますが、
その目的が異なっているわけです。

考えるトレーニングだとしたら、答えが得られるまでの時間は無関係です。
答えを急ぐのではなく、適切な考え方をしているかのチェックが重要。

一方、考えるモチベーションを高め、自主性を育むとしたら
答えの内容よりも、「自分で考えた意見を出した」という過程のほうが
大きな意味を持つことになります。

指導する側として、主にチェックして評価するポイントが違うということです。


このように『指導する』というのは、決して
”ティーチング”とか”アドバイス”とか”コーチング”とか
一口に片づけられるものではありません。

何を育むことを目的とした関りなのか?
それを念頭に置きながら、コミュニケーション技術を使い分ける必要があります。

指導する側の立場として、相手に欠けていると思える部分について
「できる」ようにサポートするために、
 ・相手が「できない」原因を特定して
 ・それに合わせた指導を行う
という技術を、指導者として身につける。

それが今回の講座のテーマです。

ほとんどの人が、ここで困るようです。
コミュニケーションの講師をしている人でも
他人に仕事をしてもらう場面となると、
期待通りに動いてもらえず不満を抱えていたりします。

皆がそうなのだから気にしなくていい、という考え方もあるかもしれません。
しかし、ここができれば大きな違いが生まれます。

それは指導する側が、その人に安心して任せられるからだけでなく、
その人自身が「自主的に成長する」方法を身につけることで
以降の人生すべてを上手く進んでいけるようになるからでもあります。

そして、その人がグングンと伸びていく様子を見られるのは
指導する側にとっても嬉しいことなのではないでしょうか。

誰かが自分の想定と違うことをしたとしたら、
腹を立てる代わりに
相手ができていないことを丁寧に分析して
自分が伝えるメッセージを振り返って修正する。

これは思い通りに動いてくれない相手を責めるものでもなければ、
上手くできない自分の不甲斐なさを自責するものでもありません。

相手と自分に不足している要素を平等に見つめ直し
具体的に実行可能なレベルで伝えていく、という
いたって現実的でニュートラルなアプローチです。

その心がけ1つで、
自分の期待の奥にある「相手に対する願い」が
より届きやすくなっていくことでしょう。

必要とされる方のご都合と合えば幸いです。
お越しをお待ちしています。


【講座の内容例】
●なぜ「できない」のか?のチェックポイント
●指導のターゲットの分類法
●ティーチングとコーチングの使い分け方
●分かってもらいやすい話の内容と順番
●モチベーションの原則とヤル気を高めるコミュニケーション技術
●自主性を育む質問


◆録音に関しまして
ワークショップ中の内容は、ICレコーダーや
スマートフォンなどで記録いただいても構いませんが、
あくまで個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。






【講座の詳細】

≪コミュニケーション講座 〜人を育てる指導力〜≫

【日時】  2019年 6月16日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 北とぴあ 601会議室
    (JR京浜東北線・王子駅 北口より徒歩2分)
    (東京メトロ南北線・王子駅5番出口直結)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。

    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。



締め切りました



【最後に】

日本文化におけるコミュニケーションは
「受け取る側」の比重が高いのが特徴です。

分かってくれて当然。
空気を読める人ほど優秀。
言わなくても、これぐらいやって欲しい。
…そういう発想も生まれやすいんでしょう。

学校やスポーツの場面でも、できないのは生徒や選手のせいになります。

分かるように教えられない先生の責任や
できるように指導できないコーチの責任にはならないんです。

伝える側、指導する側の努力という発想が少ない。

また、日本文化は世界中でも圧倒的に他人への期待が高いようです。
期待が高いから不満が起こりやすく、クレームも多い。

その高い期待に応えようとしてサービスを向上させたからこそ
日本の製品・サービスは高品質になったと言える一方で、
95点を99点にするために過剰な労力を費やしているとも言えます。

だから「日本人の生産性は低い」と指摘されるんでしょう。
生産性が低い原因は、他人への期待の高さにあると考えられるわけです。

そして過剰な期待に応えようとして自分に負担をかけストレスが溜まる。
溜まったストレスが他人への不満で爆発しやすくなる。
それが理不尽なクレームの形になって噴出する、なんていうことも…。

つまり他人が自分の思い通りに動いてくれることを期待し過ぎなんです。
それが自分の首を絞め、社会をギスギスさせる要因にもなっている、と。

だからこそ、「これぐらいできて当然」という期待を見つめ直し、
「やって欲しいことを言葉にして伝える」ことへ
自分が責任意識を持つのが重要だと考えられるんです。

それが他人への負担を減らし、
期待外れによって自分が腹を立てる事態も減らし、
社会全体からストレスを軽減していける。

日本に入ってきているコミュニケーション技術は
アメリカで心理療法の流れから派生してきたものが主流です。

相手を主役として設定した、サポートの技術なんです。
プロの立場として、自分の期待は手放した状態で使う技術です。

しかし、誰かを指導する立場にある人は
相手に対して期待をかけるのが自然なことです。

特に日本文化では、期待は強くなりやすい。

その状態では、100%相手が主役なわけではありません。
自分の側にも「こうあって欲しい」という思いが含まれます。

現状で広まっているコミュニケーション技術の多くは、
こういう関係性を前提にしていないんです。

だから、別の角度からのコミュニケーション技術が必要になります。

そこには日本人の苦手な「伝える」要素が高い比率で含まれます。

これまで練習されてこなかった「伝える側」のコミュニケーション技術。
重要な課題ではないかと思います。

国際化みたいなことを言うのだとしたら、
英語よりも「伝える側」の技術を意識するほうが必要かもしれません。

どんなに翻訳機能が発達しても、
翻訳してくれるのは自分が日本語で発した言葉だけです。

日本語で適切に伝える努力をしていなければ
その部分は翻訳機には手の打ちようがありませんから。

おしらせ
 ◆ セミナー情報 

New!

《コミュニケーション講座》
 〜人を育てる指導力〜

【日時】 
  2019年6月16日(日)
   10:00〜16:30


【場所】 
  北とぴあ 601会議室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《瞑想講座》

【日時】 
  2019年6月22日(土)

  午後の部 13:30〜16:30
  夜間の部 18:00〜21:00

【場所】 
  北とぴあ 第2和室

   JR王子駅より2分
   南北線王子駅直結

詳細はこちら>>


《怒りの取り扱いマニュアル》
 〜期待の手放し方と
  ゆるしの技法〜


【日時】 
  2019年7月6日(土)
     7月7日(日)
   10:00〜18:30


【場所】 
  滝野川会館

   JR上中里駅より7分
   JR駒込駅より10分
   南北線西ヶ原駅より7分

詳細はこちら>>
次回未定


 ◆ 過去の講座 

《新カウンセリング講座》
 〜まとめと実践〜


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《勉強会》 

【テーマ】 変化の流れを考える

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次回は未定



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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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