2019年07月11日

スピーキングの練習法

先日のフランス語のマンツーマンレッスンで
そちらのスクールに通い始めてちょうど一年という話になりました。

ときおり振り返ると変化を意識しやすいものですね。

それまでにも通っていたフランス語スクールに加えて
新たにマンツーマンを始めたのは
スピーキングに特化して練習したかったからです。

(※フランス語では「スピーキング」とは言わず、
 「production orale(プロデュクシオン・オラール)と呼びます。
 「口頭での文章作成」みたいなニュアンスでしょうか。)

もう1つの長く通っているほうは「全技能をバランスよく」
ということになっていますが、まぁ簡単にいうと
フランス語でフランス語の授業を受けている感じです。

テキストを使って勉強するときもあれば
CDを聞いて答えるトレーニングもありますし、
動画を見てディスカッションするような時間もあります。

効果はもちろんあるとは思いますが、
話すトレーニングの度合いとしては低いと感じていたんです。

で、発話に特化したトレーニング機会を設けた、というわけです。


やることはシンプルです。

事前に自宅でA4一枚のライティングをする。
ただの近況報告というよりは、もうちょっと抽象的な議論が多いというか、
ちょうどブログで書くような感じの内容です。

「こういうことがあった。
 そのときにこんな話になった。
 それはこういうことだと思う。」
みたいな感じ。

効果的な学習法とか、世情や文化の違いについての分析とか、
そういうテーマが多いと思います。

このライティングの過程で、ライティングそのものの練習もできますが
文法のルールを再確認しなければいけないので文法の正確性も上がりますし、
知らない単語や表現は辞書で調べることになるので表現力も上がります。

単語や表現は自分で作文すると記憶に残りやすいですね。
よく使う構文や表現は、調べなくても自然と浮かんでくるようにもなります。

そうやって準備したものをレッスンに持参して、
書いた内容について、そのレポートは見ないで口頭で説明する。

書いたときに印象に残っている表現をそのまま使ったり、
もっと日常的な表現に置き換えたりしながら話すようにします。

話す内容は決まっているので、そちらに頭を使う必要がありませんから
考える作業はフランス語の表現選びだけに集中することができます。
(もちろん文法は常に意識することになりますが)

この間、間違いや不自然な表現があれば先生がメモを取りながら指摘してくれ、
さらにその場で単語が出てこないときには助け船も出してもらえます。

僕の場合、英語と対応させるようにフランス語を勉強しているので
「英語でいうと○○なんだけど…」というと
それに合ったフランス語の単語を教えてくれます。

その先生は、そのスクールで英語とフランス語の両方を教えていますから
英語力も相当なもののようです。

ときどき「自分のフランス語が英語に汚染されていて出てこない」と言って
辞書を使って調べるときもありますが、
僕が出せなかった言葉をその瞬間に教えてもらえるのは助かります。

余裕があれば、その場で教わった言い回しを文章単位で発声してみて
記憶に残るようにトレーニングもします。

で、一通り説明が終わった段階で、その内容についてディスカッション。
ボキャブラリーや表現は活用しやすい状態になったまま
さらに自分の思考内容とフランス語の表現を関連づけられます。

こうすることで自分の思考、つまり概念ネットワークに
フランス語のラベルを貼っていくことが可能になるはずです。

で、最後にライティングそのもののチェックをしてもらう。
ここで文法の正確さや、フランス語らしい言い回しとかも指摘してもらいます。

当然、レッスンの最初は挨拶をして近況報告などもしますから、
そのときには完全にテーマがフリーの状態で話すことになって
純粋にフランス語で発話することのトレーニングもできる形です。

このフリートークでは、ライティングやディスカッションで使った表現を
自然と自分の話の説明に応用するようになっていきます。
ちょっとずつ覚えたことを実践する時間です。


このようなトレーニング形態で一年。
月に2,3回でも合計で2400分(=40時間)もやると
段々と発話がスムーズになってきた実感があります。

流暢とはいえないレベルではありますが
内容によってはそこそこスムーズに話せる感じでしょうか。

テスト対策さえすれば、ボチボチ仏検1級とかも目指せそうな印象です。
(ただし、ヤル気はありません)

僕がやりたいスピーキングのトレーニングの形をやらせてもらえているので
このスタイルの効果を示せそうな気はしています。

もっとスピードを上げるには、頻度を高めることと
「聞き取り→リプロダクション(繰り返して言う)」
のトレーニングを組み合わせると良さそうです。

僕はそこまで気合が入っていないものの、
本気で外国語習得したい場合には組み合わせの効果は高いと思います。

あとは書いた文章を覚えて暗唱できるようにしてしまう。

自分にとって重要なテーマの内容だけでも
暗唱できるレベルにしてしまうと一気に土台を作れるはずです。

要素としては、
|姥譴簓集淑法を覚えたり、文法を正確にしたりする土台強化
覚えた単語や表現を自分の考えの説明のために応用する運用力強化

,療畋羔化は、その前提に基礎を確立しておくことが求められます。
基礎的な文法は完全に覚えていなくても把握しておくこと、
少なくとも辞書を使って文章を読解できる状態というレベルが必要でしょう。

そのうえに、△捻人僂垢襪燭瓩良品を追加していく感じです。
△留人冦呂鮹辰┐訝奮では、正確性はさほど重要ではありません。

間違えてもいいからアウトプットする。
覚えている部品を組み合わせる練習です。

この組み合わせのスピードが流暢さに直結します。

とはいえ、滅茶苦茶な組み合わせを練習してしまうと
受け取る側にとって理解が困難な文章を作るのに慣れてしまうので、
ある程度の正確性をキープしながら組み合わせの練習をするのは大事なはずです。

ということで、僕はレッスン中には、先生のチェックに頼りながら
正確性を保持しつつ運用のほうのトレーニングをしている、ということです。

一方、事前のライティングの段階では,良集修里燭瓩療畋羔化をしていて
チェック段階でさらに正確性を気にできるようにする意図です。

,陵彖任箸靴董部品を一気に増やしたいのであれば
書いたものを暗唱できるレベルに覚えてしまえば効率が上がると考えられます。

そこまで急がなければ、
「書いてきて、それについて話す」
だけでも効果はあると思います。

僕はそれで効果を実感していますし。

このトレーニング方法に興味がある方がいらしたら
お手伝いをしても良いかなぁ、と考え中です。


ただし、僕が1つ困っているのは
英語とフランス語が混ざってしまって
相互に悪影響が出るところです。

例えば、英語では一単語で言えることを、フランス語では
四単語ぐらい組み合わせないといけない場合があります。

なので英語で話している最中に、ついフランス語の癖で
複数の単語が頭に浮かんでしまうことがあるんです。

以前はパッと一言が浮かんでいた場面で
余計な作業をする必要が出てきてしまっている状態です。

英語の表現を探すのも時間がかかってしまう印象があります。
以前は英語の表現しかなかった「外国語モード」の中に
他の言語の表現も入っているせいで
探索の作業の労力が上がっているのかもしれません。

フランス語の文法に正確でいられていないせいで、
うっかり悪い癖になりかけている部分も
英語を話すときにまで出てきてしまうことがあります。

ただ混ざるというよりは、
フランス語のレベルのほうに引っ張り下される感じ。

この悪影響が周期的にやってきます。

ある程度になると英語とフランス語が区別されて
英語への悪影響が自覚できなくなるんですが、
またどこかのタイミングで再び悪影響が出てくる。

おそらくフランス語のほうが上達している時期ほど、
頭の中のネットワークの繋ぎ換えが活発になって
以前に作られていた英語ネットワークまで一緒に
おかしなことになってしまうんじゃないでしょうか。

こういうのは何かの変化を導入するときには
避けられない過程のような気もします。

いつか再び分割されるとは思うんですが…。

とりあえずは英語のほうが維持されやすいよう
英語でのインプット量を増やしておくことにします。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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