コミュニケーション

2017年08月18日

ロシア語の勉強

このお盆の期間、ロシア語の入門講座に通っていました。

合計約10時間。
本当に初歩の初歩だけですが、
本を読むだけでは得られないものがありました。

ロシア語はキリル文字というギリシャ語由来の文字を使い
一部は英語などヨーロッパ言語のアルファベットと共通します。

AとかKとかMとかOとかTとかは、
アルファベットの名前は違いますが単語中の音は同じ。

ただし K の音は少し空気が多めに入るので音色が英語と違います。
これは例えば、「R」の音がスペイン語だと巻き舌になって
フランス語だと喉の奥で摩擦音を出す音になったり、
英語の舌を反らせた音とは異なった音色になるケースと同様です。

これぐらいまでならマイナーな違いです。


厄介なのが、同じ文字を使うけれど読み方が違う文字が多いこと。

同じ文字で読み方が違うのは同じアルファベットの中でも
ラテン語系とかでは起きてくるようですが、頻度が違います。

例えばスペイン語では J がハヒフヘホの子音、
ge と gi もそれぞれ「ヘ」「ヒ」になります。
他には V が「ヴ」ではなく「バビブベボ」の子音になったり
ll (Lが2つ続く)で「ジャジュジョ」の子音になったり。

まぁ、それほど多くありません。

ところがロシア語の文字では、英語と比べてこの違いが多いみたいです。
ロシア語の B は「ヴ」の音、
E は「ィエー」のように「やゐゆゑよ」の「ゑ」みたいな音になる。
H が「エヌ」で英語の N に対応して、
P が「エる」で英語の R に対応するものの巻き舌の音に、
C が「エス」で英語の S に対応します。
X は「ハー」となって「ハヒフヘホ」の子音になります。

y が「ウー」で「ウ」の母音。
英語だと y は子音字ですから母音と子音の関係も変わります。

実際には英語と同じ文字ではないものの、
Nを左右反転した文字「и」が「イ」の母音になるのも混乱を招く。
「ガギグゲゴ」の音、英語の「 G 」に相当する「Γ」も
単語の中に表れると一瞬「r」かと見間違ってしまったり。

こういう文字が一単語の中に沢山登場すると
これまでの記憶が瞬間的に引き出されてしまって
P を見たときには「ああ、『プ』じゃなくて『る』か」
のように文字の識別で時間を取られる感じがあります。

例えば、ポケットを意味する「карман」は
英語の癖で見てしまうと「カプマー」っぽいですが
「カるマーン」のように発音する。

直観的に英語の癖が出てきてしまうのを抑えなくてはならず、
1つの単語を、暗号を解読するような気分で読むことになっています。
変換がややこしいんです。


そのうえ、今まで見たことのない文字も数多く登場します。
「ヨー」だったか「ユー」だったか、
「シャー」だったから「ジェー」だったか、
「チャー」だったか「ツェー」だったか…。

そして単語中の文字の並び方によって、音が変化するルールもあったり。

まず単語を見て発音できるようにするための段階で
文字のところから相当に苦労がある感じを受けています。

しかし、ここを丁寧にやっておくと後で苦労しない予想もしています。
後から「あれ、この単語、何て読むんだっけ?」となりにくいでしょうし、
間違ったまま覚えて、後から修正しなければいけない手間もなくなります。

日本の英語教育だと、この発音ルールを丁寧にやらないんです。
いきなり挨拶や簡単な構文からスタートしてしまう。

結果としてローマ字読みで勘違いしたまま覚えてしまったり、
カタカナ発音のまま勉強を進めてしまって、音の区別がつかず
スピーキングやリスニングで苦労することになったり。

実際、アメリカの母国語としての英語教育でも
最初にやるのは Phonics(フォニックス)という発音ルールだそうです。

これを一通りやっておくと、初見の単語でも発音の見当がつくようになる。
英語には例外の単語も多いですが、それでも75%以上は読めるとか。

例えば「mat(マット)」と「mate(メイト)」の発音の違いは
ルールに則ったものですから、このルールを最初に習えば
ローマ字読みをして「マテ?」なんて勘違いすることは減るはず。

つまり語学の初期段階で発音ルールを勉強しておくのは
母国語学習においても有効とされているようなので、おそらく
外国語学習でも効果的なんじゃないかと想像されます。

幸い、ロシア語は文字も馴染みのないところから始めることもあって
このフォニックスの部分を丁寧に扱うケースが多いようです。

僕の通った超入門コースも、メインはフォニックスでした。

フランス語やスペイン語の講座であれば
初日の1時間程度でサラッと流してしまえそうなところを
10時間かけて丁寧に抑えていく。

文字から異なった言語を始める場合には重要なプロセスだと感じています。


このように講座の中で実際に発音練習をしたり、
発生のポイントを教わったり、練習問題をやったりしながら
地味に覚えていく発音の原則の部分が、
ロシア語の参考書だと、わずか数ページになってしまうんです。

まず、文字の紹介と音のパターンの解説。
それが終わったら、すぐに文法的なルールに進んでいく。

そういうのがフランス語だろうが、スペイン語だろうが
ロシア語だろうが、本として同じように構成されているみたいです。

全て分かっている人からすると、文法項目として分類するため
どの項目も均等な解説の量でまとめられてしまうのでしょう。

しかし学習する側からすると、1つの項目にかけるべき時間は
初期のほうが長くなる傾向があると感じられます。

ゼロから覚えなければいけないこと、
運用できるように練習する必要があることが多いからです。

そのあたりのことを踏まえながら講座の進行を考えてくれるのか
それともカリキュラムを終わらせることを前提に予定を組むのか、
ここで学習効果は変わってくるんじゃないでしょうか。

僕の印象では、最初の段階ほど時間をかけながらのほうが
後々の苦労が少なくなるように思っています。

まぁ、そこは自分で丁寧に復習と暗記を繰り返せば
追い付けない話ではないのでしょうが。

文法が複雑になったり、文章が長くなってきたりするほうが
大変そうに見える一方で、本当に地味な努力を求められるのは
初期段階のほうかもしれません。

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2017年08月11日

ロシア語始めます

8月中は仕事のスケジュール的に時間調整がしやすかったので
少しだけ積極的に語学をやってみたりしています。

先日はロシア語の入門書を購入して
まずはアルファベット(キリル文字)を覚えるとこから始めました。



少し集中して暗記したら覚えられましたが
まだ定着という状態ではない感じはしています。

それでも文字と音のルールが把握できるだけで
ロシア語の単語を読めるようになる。

本を読み進めたり内容を進めていく過程で
読めない単語があって毎回最初のページに戻るっていうのは
どうも効率が良くない気がしていたんです。

日本人が英語を勉強するときも一応、中学一年生の最初の授業で
アルファベットの書き方や読み方をやると思います。

ですがアルファベットそのものは日本の至るところに溢れていますし、
小学校の時にもローマ字を習っているので、全くの初見ではない。

その状態から勉強し直すところも含みつつ、最初の授業を迎える…
これなら心理的なハードルが高くありません。


また、中学校の英語の場合、進みが早くないのも救いの1つでしょう。
3年間じっくりかけて初級文法をカバーする。

一方で、大人になってからの語学だと
初級文法の一通りぐらいは一冊のテキストに含まれてしまいます。

入門書でさえもある程度の範囲はカバーしますし、
語学学校の入門コースの進行予定を見ても
かなりの項目を扱うように設定されています。

確かに内容のレベルとしては入門なんです。
そこをどれぐらいしっかりと覚えて土台を作るか。

初級、中級となると文法にも複雑なものは追加されてきますが
依然としてメインで使われる文法事項は入門レベルのものです。
入門レベルの文法を使いこなすのが先の段階になる、ということ。

言い換えると、入門から初級に進もうが、中級になろうが、
復習の度合いが大きく、さほど新しいことが増えていくわけではない…
ボキャブラリーの数が増えたり、文章の内容が複雑になったり、
意見を聞くような内容が増えたりするのがレベルの高さのようです。

使いこなす必要のある文法事項そのものは、大部分を
入門レベルでカバーしてしまうことも少なくなさそうなんです。

ここまでくると、母国語で文法を理解していれば、
辞書を使いながら文章が読める段階だとはいえるんじゃないでしょうか。

語学学校のペースでいくと、進みの早いところであれば
週一回か二回の授業によって半年で入門コースが終わり
初級文法の大部分が紹介されてしまいます。

少なくとも一年通うと入門の段階が終わって
初級文法の一通りを知ることができる。
そういう設定がスタンダードなように見えます。


これは意外と早いと思うんです。

もちろん本気で勉強していたら全然早くありません。

しかし大人になってからの語学の大半は
仕事の空き時間だったり、趣味の一環としての度合いが大きく
毎回の宿題をハードにこなすような意欲とは違います。

分からない単語ぐらいは辞書で調べたとしても
出てきた単語を全て暗記するようなスタンスではなさそうです。

まして学校のようなテストがあるわけではないですから
なんとなく授業を受けているだけでも先に進んでいってしまう。

ここで初期段階の学習内容をどれだけ記憶できているかが問われます。

「あれ、これってなんだっけ…?」と思っている間にも
授業は新しい項目の紹介を次々に進めていきます。
覚えているか・いないかに関わらず。

しかも語学の初期段階は基本単語が一気に登場しますから
覚えておくべき情報量は多いはずです。

それなのに授業や本の進行は、以前に紹介したものは
当然の前提として次の項目へと進んでいきます。

復習や暗記は本人の努力に委ねられていると思われます。
中学校のときのように大量の練習問題をやって
少しずつ記憶に定着させるようなことはありません。

覚えきっていない状態でも容赦なく先に進みますから
負債が溜まった感じで進んでいくのは苦痛でもあります。

だからこそ初期段階をじっくり時間をかけて繰り返すか
自分で丁寧に暗記して負債を抱えないようにするか、
入門のレベルの時こそ努力するポイントがあるように感じます。

ということで、僕はまずロシア語の入り口を
しっかり固めることにしました。

それから入門レベルの講座に通ってみます。
できれば2回ぐらい、違う場所でやってみようかと考え中。

手を抜かずに単語の暗記もやった方が良いんでしょうが、
それをどれぐらいヤル気になれるか…。

まぁ、言語習得のプロセスについて理解する目的でも
試しながら取り組んでみるつもりです。

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2017年08月05日

追加の価値を高めることで

いろいろなホテルに泊まっていると、
ときどき”上等な”ホテルをリーズナブルな価格で利用できることがあります。
(今回は夏休みで人気の時期らしく狭いホテル)

それぞれに特色があって、サービスやビジネスの観点から見ても発見が沢山。

狭い部屋の中をどう使うかなんかは特に個性が出る印象です。

例えば…。
ベッド側を狭くして広めで使いやすいバスルームを配置し、
テーブルは最小限にする。
空間は動作を妨げないように余計なものをなくし、
部屋で何かをするというよりも、ただ「泊まる」ことに特化した感じ。

一方、
バスルームを狭くしてベッド側の空間に余裕を作り、
テーブルやテレビを大型にする。
クローゼットのスペースも取らず壁にハンガーラックをつけるだけにしたり、
とにかく床面積の大部分を「室内で何かをする」ための設備に充てる感じ。
窮屈だけど利便性はあるような設定。

あるいは、必要最小限に徹することで安価に抑えるスタイルもあれば、
内装を綺麗にしたり細々したサービス
(無料コーヒーとか空気清浄機とかペットボトルの水とか)
をつけたりして”高級感”や”お得感”を出すスタイルもあったり。


ホテルに何を求めるかは利用客の好みによるところでしょうが、
僕は空間を求めているようです。

そもそも地球上で人間の生息可能なスペースは限られていますし、
同じ広さの空間に何人を収容するかによって
利用客数が変わってくるわけですから、ビジネス的にも重要なはずです。

電車やバス、飛行機、船などの交通機関でも
無尽蔵に大きなものを動かしていれば乗客数に制限はありませんが、
実際には大きいほど建造費や運用費もかかりますし
大きなものに数人しか乗っていないというのは勿体なくもあります。

シンプルにいっても、安定して利益を維持しようとしたら
運賃×利用客数がコストよりも多い必要があると考えられます。

同じ大きさのもので乗客を運ぶことを想定した場合
(コストが同じだと仮定すると)、
一人の利用客でも利益を出そうとしたら一人当たりの料金が高くなり
大勢の利用客であれば一人当たりの料金が安くなる。

空間を占有する人数(想定利用客数)で想定売上高を割った分が
一人当たりの料金になる、というのが単純計算でしょう。

一人で広い面積を占める、つまり一回の運搬あたりの客数を抑えたら
その分だけ一人当たりの運賃は高くなる。
一人当たりの面積を小さくして大勢の乗客を詰め込めば
一人当たりの価格は安くなる。

そこが交通機関のベースだと思うんです。

新幹線のグリーン車が普通の指定席より高いのは、
グリーン車のほうが一両当たりの座席数が少なく
その分だけ大きなシートを使って一人当たりの空間が広いから。

椅子の座り心地や付属のサービス部分がコストに占める割合は
それほど大きくないと思われます。

新幹線のグリーン車料金は、一車両当たりの席数で計算すると…。
おおよそのグリーン車の席数が一両当たり0.7倍。
東京ー新大阪の普通料金14,450円が、グリーン車料金19,230円の0.75倍。
だいたい同じぐらいの比率になっています。

席数基準でいえばグリーン料金20,600円に相当しますから
若干割安なぐらいだといえそうです。

一人当たりのスペースの広さ(座席の広さ)以外にも得られる
シートの快適さや車両内の静かさ、少しコストをかけた内装、
若干の追加サービス(電源設備、おしぼり、雑誌など)も加味したら
むしろお得だといえるのかもしれません。

普通車が満席の時でもグリーン車には余裕があったりもしますから、
収益の観点からするとJR側としてはグリーン車より普通車のほうが
儲けを生み出してくれているぐらいじゃないかと想像できます。

そして、ホテルも同様だと思うんです。
土地と建物の都合から、総床面積が決まっている。
一泊当たりの収容客数を少なくすれば部屋は広くなり、値段も上がる。

それが単純な原則だと思われます。

もちろん土地の値段が関係しますから、駅に近いとか都心に近いとか
立地に応じた値段の変動もあって当然でしょうが、
似たような立地条件であれば一部屋が広いほうが値段は上がりやすい、と。

あとは管理のための人件費も大きいでしょう。
概して安いホテルほど従業員数が少ない。


そう考えると、理屈で考えても空間の広さが
ホテルの提供するサービスの中心だという気がしてくるんです。

特に土地の価値が高い日本では、土地が広いアメリカの地方都市などとは違い、
空間の広さがコストを占める割合も高いと考えられます。
その意味でも部屋の広さが土台のように思うんです。

そのうえ僕の場合、何かを避けながら移動するとか
ぶつからないように動作をコントロールするとか、
そういう周囲への警戒の度合いがストレスに感じられます。

のびのびとできないというか、制約されている感じがあるというか、
警戒している分だけリラックスもできませんし、
空間的な圧迫感を覚えると体が固まる感じも出てきます。

もっと体の大きい人だったら、なおのこと広さに求めるものは上がりそうです。

なんとなく空間そのものにホテルの価値を求めたくなってしまう、
という話です。

その意味で、狭いホテルがどういう工夫をしているかという部分は
かなり戦略的で、個性が表れやすい部分のようにも思えます。

広くてゆったりしていて高い…だったらシンプルですから。

「狭い、けど○○だから価値がある」
そういう仕組みで宿泊料を上げて利益を出す、と。

狭さを補う部分をどうやって生み出しているのか、
どうやってコストを抑えて利益を高めているのか?

そんなことを考えさせられるキッカケになります。

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2017年08月01日

【セミナー】メッセージを受け取ってもらう技術

ご案内: 8月20日(日)開催

   コミュニケーション講座 〜受け取ってもらいやすいメッセージ〜


もう8月に入ってしまいました。

6月は「自分の気持ちをいかに言葉にするか」をポイントとしましたが、
8月は「どうすれば相手に受け取ってもらえるか」をテーマにします。

一般的に表現すると言葉を発するときには…

  気持ちを自覚する
 →それを適切な言葉に変換する
 →その言葉を伝えるかどうか判断する
 (→言葉が相手の耳に入って内容として届く)
 →相手が言葉の意味を解釈する
 →相手が内容に納得する
 →相手が意見に賛同して行動を起こす

といった流れが起こります。

相手の耳に言葉が入ってから後は
すべて相手の頭の中でプロセスが進みますから、
そのあとは話し手側にはコントロールができません。

相手が自分と違った言葉の定義をしていれば
同じ単語を使って説明しても誤解が起こります。

言葉の定義として正確に内容が伝わったとしても
文章の作り方として相手が納得できるだけの説得材料がなければ
話は理解してもらっても納得はしてもらえません。

そして内容が伝わって「理にかなっている」と納得してもらっても
相手の価値観に響かなければ動を起こすだけの動機づけには至りません。

教育であれ、指示であれ、依頼であれ、勧誘であれ、説得であれ、
形は違えど『聞き手に行動を起こしてもらう』ことが狙いになるケースは多く、
しかもそこが非常に難しいことは多くの人が体験済みのことでしょう。

どんなに自分の気持ちを的確に表現できても
相手が納得できなければ、相手の行動には繋がりません。

相手が「分かりやすかった!」と納得してくれても
そこから一歩を踏み出すかどうかは別問題です。

どれだけ素晴らしい提案でも、どれだけそれが分かりやすく届いても、
その提案を受け入れるかどうかは相手次第だといえます。

しかしそこを「じゃあ何をやっても仕方ない」と諦めたら
工夫の余地はなにもなくなってしまいます。
かといって無理強いをして空回りしたり、
関係性が悪くなったりしても困りものです。

だからこそ、ただ分かりやすく適切に表現するだけでなく、
相手を動機づけやすい伝え方を工夫する価値があるわけです。

言葉を聞いて「なるほど、確かにそうだな」と受け取ってもらう。
そして「それは良さそうだ、”ちょっと”やってみようかな」と
一歩を踏み出してみやすくなる。

この”ちょっと”がポイントです。
必ずしも最終的に期待したところまで進むかは分かりませんが
少なくとも一歩を踏み出さなければ何も始まりませんから。

提案に対して「ちょっとだけ試してみよう」と思ってもらう。
そこぐらいまでの工夫であれば、結構できることがあるようです。


こうした工夫が役に立つのは、
指導、指示、依頼、勧誘、説得などが活用される
教育の場面、上司部下の人間関係、親しい間柄でのお願いごと、
親しい関係づくりに向けたお誘い、ビジネス上の交渉や営業…
などだけではありません。

言葉を受け取ってもらうかどうか、という観点でいえば
こちらの意図が相手の奥底にまで届いてもらいたいコミュニケーション、
つまりカウンセリングやセラピー、コーチングなどでも効果的です。

クライアントの苦しみを和らげるための「ねぎらい」、
クライアントに新しい物の見方を提示する「リフレーミング」、
クライアントの自信を高めるための「称賛」や「フィードバック」、
クライアントの内面に深く入り込むような「質問」。

こうしたカウンセリング技術でも、
こちら側の意図が空回りしてしまわないようにする工夫、
意図したとおりに反応してもらいやすくする工夫が可能です。

もっと身近なところでいえば、感謝の言葉1つとっても
相手の心への響きやすさが変わるはずです。

かなり幅広い範囲で工夫できる内容だろうと思います。


コミュニケーション技術というと、
傾聴や質問などに代表される「聞き役」としての技術か
話し方教室やボイストレーニングなどの「表現者」としての技術、
あるいは言語パターンなどの個別のテクニックが多いようです。

相手の解釈の仕方に合わせて
受け取ってもらいやすい伝え方を調整する
という発想に基づいた技術はマイナーかもしれません。

ですが、だからこそ工夫の余地が残っているとも言えそうです。

どういうメッセージにしたら受け取ってもらいやすいか。
どういう伝え方だったら気持ちを動かしてもらえるか。
どういう視点を追加したら一歩を踏み出してもらいやすいか。

そのあたりを
・相手を動機づけるのに必要な内容のレベル
・相手に合わせた些細な言い回しのレベル
・拒絶しにくい内容の組み合わせ方のレベル
・相手の心理的距離に入り込む非言語メッセージのレベル
などで工夫するトレーニングを予定しています。

一日で技術をマスターする趣旨ではありませんが、
工夫するためのポイントと手順を練習しますので
日常で心がけることで効果は出やすいものと期待しています。

心理的距離を心がけた非言語メッセージについては
講座中にコツを掴めば即効性もあるように思っています。

派手さのある技法ではありませんが
コミュニケーションに最善を尽くしたい方にはオススメです。

関心とご都合が合いましたら、どうぞお越しください。



◆録音/録画、再生機材に関しまして
講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。





【セミナーの詳細】

≪コミュニケーション講座 〜受け取ってもらいやすいメッセージ〜≫

【日時】  2017年 8月20日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。








コミュニケーションやNLPのトレーニングを積んでから
他者の発言の意図を汲み取ることには慣れてきた気がします。

その視点でトレーナーをしていると、
セミナールームで起こっている会話の大部分から
発言の意図を推測することは可能だと感じます。

裏を返すと受講生同士の会話や
サポートメンバーからのコメントなど、
「意図を汲み取れはするものの、もったいない」形で
表現されたメッセージがあるようです。

せっかくの意図が空回りして伝わっていないケース、
言い回しの問題で相手から反発が出てしまっているケース、
表現された内容に誤解があって、すれ違いが生じるケース…。

相手のためを思っての発言が
意図した通りには相手に届かない。

メッセージを発した側も、受け取った側も
どちらも残念な状態かもしれません。

そういう場面でできる工夫があるんです。
それをやろうということです。

コミュニケーションの講座なのだから
そのあたりの技術も触れられたら良いのかもしれませんが…。
内容と時間には制約があるのも実情。

せめてこういう機会にやってみようかという話です。

人をサポートする立場の人、
何かを伝える場面のある人、
他者への影響力を高めたい人などはご検討ください。

本当は心がけてもらいたい気持ちもあるんです。
居心地の良さと関係する技術だと思いますから。

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2017年07月29日

人というサービス

これまで札幌出張の時には、飛行機とホテルを別々で予約していました。

今回はツアーでセットの予約をしてみたんです。

そうしたら繁忙期にもかかわらず(繁忙期だから?)
別々に予約するよりも安価に収まる結果となりました。

普段だったら予算に収まらないようなクラスのホテルが
ツアーでセットになったときには、
むしろ普段よく使うホテルよりも低い値段で宿泊できたんです。

かなりお得な感じ。


しかもツアーにした場合、なぜかホテルごとの差額が小さくなるようで
普段利用のビジネスホテルとさほど変わらない価格で
大型の有名どころにも宿泊できるみたいです。

早めの時期に埋まってしまうのと、数が多くないのと、
キャンセルが効かないのと、先払いなのと、
飛行機の変更もできなくなってしまうぐらいが制約でしょうか。

ちゃんと予定が確定できて、不安定な要素を省くことができれば
問題なくお得な形の利用ができそうです。


今回のホテルは築年数の古い伝統的な有名どころのようですが
リフォームがされていたり綺麗に管理されていたりする印象で快適です。

部屋の広さやアメニティなどの点では標準的。
バスルームは広めで使いやすいものの、
これぐらいの規模は札幌ならビジネスホテルでも見受けられます。

収容人数が多いためレストランは広い。
とはいえ、朝食が豪華というほどでもない感じです。
もっと豪華な朝食のホテルに泊まったこともあります。

そのあたりに力を注いでいるわけではないんでしょう。

そう考えると、特筆すべきは人の部分。
働いている人たちのサービスが丁寧です。

アメリカだったら毎回チップを渡さなければいけないような
丁寧な対応を色々な人がしてくれます。

部屋数から考えれば従業員数も増えて当然かもしれませんが、
それ以上に人員に余裕があるように見えます。

話しかける候補が大勢いるんです。
そして手がふさがっていない。

接客のトレーニングも行き届いているようですし、もしかしたら
採用の時点からコミュニケーションを重視している可能性もありそうです。

とにかく人の対応が丁寧で、こちらが恐縮してしまいそうなほど。

人によるサービスに力を入れているんだと思われます。
こういうのをホスピタリティと呼ぶんでしょうか。

物や利便性とは別のところで、
「どのように人から接してもらうか」
というのも印象に強く残るものだと実感します。

思い出に残りやすそうです。
また来たいと思わせる要因として、人のサービスは大きいものかもしれません。

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2017年07月17日

ちょっとした縁

5月にアメリカでサイレントリトリートと呼ばれるものに参加して
ただ静かに座るというのをやってきました。

その先生は禅の流れをくむ人で、
そのまた師匠が日本人の禅僧だったそうです。


それとは別に僕は一年前、イギリスで
ホールネスプロセスという手法のワークショップに参加してきました。

開発者のコニリー・アンドレアスはNLPの開発に大きく関わった人で
コア・トランスフォーメーションを開発した人でもあります。

ワークショップ以降、ときどき連絡を取ったりしていたんですが、
つい先日に判明したんです。

僕が参加してきた座禅会のようなものの先生を
コニリーが良く知っている、と。


ホールネスプロセスと座禅の相性みたいな話の中で
そんな繋がりが見えてきました。

偶然と捉えるのか、狭い世界だと捉えるのか、
いずれにしても面白いものだと感じます。

長くやっていると同じような方向性に辿り着いていくのかもしれません。

またコニリーのワークショップにも行きたい気持ちになりました。

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2017年07月14日

ヘレンケラーのスピーチ

ヘレンケラーは視覚と聴覚の両方に障害があった人ですが、
手触りを通じてコミュニケーションをしていたそうです。

しかも、人の口と喉に手を当てることで言葉の発し方を勉強して
ある程度は自分でも話せるようにトレーニングしたんだとか。

その模様がこちらの動画で見られます。



だいぶ年齢を重ねた後、実際に話している様子も
動画として記録されています。
それがこちら。



1分50秒あたりぐらいからヘレンケラー本人の話声が聴けます。

僕には非常に難解です。
ときどき聞き取れる単語があるぐらい。

横にいる女性はサポートをしていた人なんでしょうか。
ヘレンが言葉にしたものを聞き取って、
より一般に聞きやすい言葉に言い直しています。

特徴を掴むと、言語として聞けるのでしょう。

ヘレンケラー自身も、そのサポートをしていた人たちも、
いったいどれだけの努力をしたのかと想像すると
驚きを隠せません。

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2017年07月05日

文字から新しい

ロシア語に興味が出てきたので
この本を買ってみました。




このシリーズは概要をつかむのに読みやすくて良いんですが、
「スペイン語のしくみ」と比べると少し大変な部分がありました。

それは文字に関してです。

スペイン語はアルファベットなので
英語と同じ文字を使います。

さらにスペイン語の母音の発音はローマ字とほぼ同じです。
(厳密には音の違いがありそうに感じますが
 発音表記上は同じとして扱われるみたいです)

子音は英語と近く、r や c など英語と違ったパターンや
rr のように巻き舌の音があったりするものの、
それほど注意点が沢山ある感じはしません。

ですから簡単にまとめられた本の中で紹介される例文でも
とりあえず音としてイメージしながら読むことができるわけです。

一方、ロシア語ではキリル文字というのを使います。

これがもう大変です。
33の文字を新たに覚える必要があります。
そして対応する基本の音も覚えないといけない。

この本は超入門的な位置づけで、新書のような読み物扱いですから
あまり語学の基本として「文字を覚えるところから」
といったスタンスでは書かれていないんです。

「こんな文字を使うんですよ。面白いですね。」ぐらいの雰囲気で
少しずつ例文とともに紹介されていくスタイル。

なので一覧で文字と音の対応を把握できる本ではないようです。
それはむしろ一般的によくあるロシア語の入門書のほうが
奇麗にまとまっているみたいです。

ともあれ、日本語でロシア語の文法を概要として紹介している中で
例文の音をイメージしようと思ったとき、文字に馴染みがなさ過ぎて
「あれ、この単語は何ていう発音だったっけ?」と
立ち止まってしまうことがあるんです。

そういうときは最初に登場したページに戻ればいいんですが、
一覧ではなく例文の解説として順次に紹介される形式上、
どこに、その文字の読み方の解説があったかを探すのも一苦労。

やはり文字と音の対応ぐらいは最初に固めるほうが良いんでしょう。

日本人は英語に触れるキッカケとして、かなり早い時期から
アルファベットに親しんで生活をしています。

初めて英語を習うときでさえ、そこそこ知っているでしょう。
ローマ字としてアルファベットを使うときもありますし。

その後、ヨーロッパ言語に触れたときにも
アルファベットを使っている限り、
文字に馴染みがないという事態には遭遇しません。

ですが、外国語の中には文字体系が全く違うものも沢山あります。
ロシア語はそのうちの1つ。

新たに勉強しようとすると、まず出だしでハードルが高めに感じます。

言語としての全体像をつかむより先に、
文字そのものを覚える段階が求められるのかもしれません。

そういう意味では、超入門の本で勉強するのが良さそうです。

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2017年06月26日

次回の講座は8月20日

内容はまだハッキリとは決めていませんが、
次回の講座は8月20日(日)を予定しています。

今のところ、カウンセリングにも日常にも役立つような
コミュニケーションの技術でも扱ってみようか考えているところです。

相手の自信を高めながら提案をするとか、
課題を示唆しながら”ねぎらう”とか。

そういう複合技のような着眼点と技術なんかは
ちょっとした工夫で効果が変わる部分じゃないかと思います。

詳細は後日に公表します。

cozyharada at 23:20|Permalinkclip!

2017年06月16日

5つの声質

ちょっと面白い動画を教えてもらいました。
声のトーンと、その影響・効果を説明しているものです。

プレゼンターはミュージシャンのようなので
声のトーンにはコダワリがあるんでしょう。

主観的な見解であって、学術的な背景があるわけではなさそうですが
直感的に多くの人が納得できそうな区別になっている気がします。

木・火・土・金・水の五行に対応させているのかと思いきや
木の代わりに空気(air)を使っています。

もうちょっと個人的な発想がベースなのかもしれませんし、
ネット情報によると「木の代わりに空気を使う場合もある」らしいので
それがベースなのかもしれません。

西洋の場合は、ギリシャの哲学で 4 elements(四元素)として
火・空気・水・土で考えた歴史があることを踏まえると
五行と四元素をミックスして、木の代わりに空気が入るのも
分からなくはないような気もします。


ともかく声質を、土、火、水、金、空気の5種類に分けて
それぞれの特徴を実演しながら説明しているわけです。

デモは動画の7分過ぎぐらいから始まります。
声のトーンだけでも聞いてみると面白いと思います。

彼女の説明を簡単にまとめると…、

土(地面・地球=earth)は、地に足がついた感じや権威的な雰囲気。

火(= fire)は、情熱やエネルギー。

水(= water)は、心と繋がったもの。
思いやりとか、主張とか、謝罪とか。

金(= metal)は、強調とか増幅。
聞き取りにくい状況で声を届かせるような効果。

空気(= air)は、インスピレーションを与えたり
物語を話したりするのに効果的。

ということだそうです。

確かに声を聴いてみると、納得できる印象を受けます。


もっと重要なのは、おそらく個人によって使う声質が定まっていて
こういう発想で使い分けることが少ないだろう
という部分かと感じました。

自分がどういう声を普段使っているのか、
それが状況や効果とマッチしているのか。

そのあたりのことを自覚して調整するには
こういう基準を想定しておくのも効果がありそうです。



cozyharada at 23:34|Permalinkclip!
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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