コミュニケーション

2017年08月01日

【セミナー】メッセージを受け取ってもらう技術

ご案内: 8月20日(日)開催

   コミュニケーション講座 〜受け取ってもらいやすいメッセージ〜


もう8月に入ってしまいました。

6月は「自分の気持ちをいかに言葉にするか」をポイントとしましたが、
8月は「どうすれば相手に受け取ってもらえるか」をテーマにします。

一般的に表現すると言葉を発するときには…

  気持ちを自覚する
 →それを適切な言葉に変換する
 →その言葉を伝えるかどうか判断する
 (→言葉が相手の耳に入って内容として届く)
 →相手が言葉の意味を解釈する
 →相手が内容に納得する
 →相手が意見に賛同して行動を起こす

といった流れが起こります。

相手の耳に言葉が入ってから後は
すべて相手の頭の中でプロセスが進みますから、
そのあとは話し手側にはコントロールができません。

相手が自分と違った言葉の定義をしていれば
同じ単語を使って説明しても誤解が起こります。

言葉の定義として正確に内容が伝わったとしても
文章の作り方として相手が納得できるだけの説得材料がなければ
話は理解してもらっても納得はしてもらえません。

そして内容が伝わって「理にかなっている」と納得してもらっても
相手の価値観に響かなければ動を起こすだけの動機づけには至りません。

教育であれ、指示であれ、依頼であれ、勧誘であれ、説得であれ、
形は違えど『聞き手に行動を起こしてもらう』ことが狙いになるケースは多く、
しかもそこが非常に難しいことは多くの人が体験済みのことでしょう。

どんなに自分の気持ちを的確に表現できても
相手が納得できなければ、相手の行動には繋がりません。

相手が「分かりやすかった!」と納得してくれても
そこから一歩を踏み出すかどうかは別問題です。

どれだけ素晴らしい提案でも、どれだけそれが分かりやすく届いても、
その提案を受け入れるかどうかは相手次第だといえます。

しかしそこを「じゃあ何をやっても仕方ない」と諦めたら
工夫の余地はなにもなくなってしまいます。
かといって無理強いをして空回りしたり、
関係性が悪くなったりしても困りものです。

だからこそ、ただ分かりやすく適切に表現するだけでなく、
相手を動機づけやすい伝え方を工夫する価値があるわけです。

言葉を聞いて「なるほど、確かにそうだな」と受け取ってもらう。
そして「それは良さそうだ、”ちょっと”やってみようかな」と
一歩を踏み出してみやすくなる。

この”ちょっと”がポイントです。
必ずしも最終的に期待したところまで進むかは分かりませんが
少なくとも一歩を踏み出さなければ何も始まりませんから。

提案に対して「ちょっとだけ試してみよう」と思ってもらう。
そこぐらいまでの工夫であれば、結構できることがあるようです。


こうした工夫が役に立つのは、
指導、指示、依頼、勧誘、説得などが活用される
教育の場面、上司部下の人間関係、親しい間柄でのお願いごと、
親しい関係づくりに向けたお誘い、ビジネス上の交渉や営業…
などだけではありません。

言葉を受け取ってもらうかどうか、という観点でいえば
こちらの意図が相手の奥底にまで届いてもらいたいコミュニケーション、
つまりカウンセリングやセラピー、コーチングなどでも効果的です。

クライアントの苦しみを和らげるための「ねぎらい」、
クライアントに新しい物の見方を提示する「リフレーミング」、
クライアントの自信を高めるための「称賛」や「フィードバック」、
クライアントの内面に深く入り込むような「質問」。

こうしたカウンセリング技術でも、
こちら側の意図が空回りしてしまわないようにする工夫、
意図したとおりに反応してもらいやすくする工夫が可能です。

もっと身近なところでいえば、感謝の言葉1つとっても
相手の心への響きやすさが変わるはずです。

かなり幅広い範囲で工夫できる内容だろうと思います。


コミュニケーション技術というと、
傾聴や質問などに代表される「聞き役」としての技術か
話し方教室やボイストレーニングなどの「表現者」としての技術、
あるいは言語パターンなどの個別のテクニックが多いようです。

相手の解釈の仕方に合わせて
受け取ってもらいやすい伝え方を調整する
という発想に基づいた技術はマイナーかもしれません。

ですが、だからこそ工夫の余地が残っているとも言えそうです。

どういうメッセージにしたら受け取ってもらいやすいか。
どういう伝え方だったら気持ちを動かしてもらえるか。
どういう視点を追加したら一歩を踏み出してもらいやすいか。

そのあたりを
・相手を動機づけるのに必要な内容のレベル
・相手に合わせた些細な言い回しのレベル
・拒絶しにくい内容の組み合わせ方のレベル
・相手の心理的距離に入り込む非言語メッセージのレベル
などで工夫するトレーニングを予定しています。

一日で技術をマスターする趣旨ではありませんが、
工夫するためのポイントと手順を練習しますので
日常で心がけることで効果は出やすいものと期待しています。

心理的距離を心がけた非言語メッセージについては
講座中にコツを掴めば即効性もあるように思っています。

派手さのある技法ではありませんが
コミュニケーションに最善を尽くしたい方にはオススメです。

関心とご都合が合いましたら、どうぞお越しください。



◆録音/録画、再生機材に関しまして
講座全体の内容は、ICレコーダーやビデオなどで
記録いただいても構いませんが、あくまで
個人的なご利用の範囲でお願いいたします。

※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
 十分にご配慮ください。



※内容の密度の関係で定員を設けています。
もしかすると逆に、最少決行人数へ届かない場合もあるかもしれません。
いずれの際も改めてお知らせいたしますので、なにとぞ御了承ください。





【セミナーの詳細】

≪コミュニケーション講座 〜受け取ってもらいやすいメッセージ〜≫

【日時】  2017年 8月20日(日)
       10:00〜16:30


       ※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。


【場所】 滝野川会館 304集会室
    (JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
    (東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
    (JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)


【参加費】 ・・・15,000円

       当日、会場にてお支払いください。


    ★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
     ご了承ください。




終了しました

コミュニケーションやNLPのトレーニングを積んでから
他者の発言の意図を汲み取ることには慣れてきた気がします。

その視点でトレーナーをしていると、
セミナールームで起こっている会話の大部分から
発言の意図を推測することは可能だと感じます。

裏を返すと受講生同士の会話や
サポートメンバーからのコメントなど、
「意図を汲み取れはするものの、もったいない」形で
表現されたメッセージがあるようです。

せっかくの意図が空回りして伝わっていないケース、
言い回しの問題で相手から反発が出てしまっているケース、
表現された内容に誤解があって、すれ違いが生じるケース…。

相手のためを思っての発言が
意図した通りには相手に届かない。

メッセージを発した側も、受け取った側も
どちらも残念な状態かもしれません。

そういう場面でできる工夫があるんです。
それをやろうということです。

コミュニケーションの講座なのだから
そのあたりの技術も触れられたら良いのかもしれませんが…。
内容と時間には制約があるのも実情。

せめてこういう機会にやってみようかという話です。

人をサポートする立場の人、
何かを伝える場面のある人、
他者への影響力を高めたい人などはご検討ください。

本当は心がけてもらいたい気持ちもあるんです。
居心地の良さと関係する技術だと思いますから。

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2017年07月29日

人というサービス

これまで札幌出張の時には、飛行機とホテルを別々で予約していました。

今回はツアーでセットの予約をしてみたんです。

そうしたら繁忙期にもかかわらず(繁忙期だから?)
別々に予約するよりも安価に収まる結果となりました。

普段だったら予算に収まらないようなクラスのホテルが
ツアーでセットになったときには、
むしろ普段よく使うホテルよりも低い値段で宿泊できたんです。

かなりお得な感じ。


しかもツアーにした場合、なぜかホテルごとの差額が小さくなるようで
普段利用のビジネスホテルとさほど変わらない価格で
大型の有名どころにも宿泊できるみたいです。

早めの時期に埋まってしまうのと、数が多くないのと、
キャンセルが効かないのと、先払いなのと、
飛行機の変更もできなくなってしまうぐらいが制約でしょうか。

ちゃんと予定が確定できて、不安定な要素を省くことができれば
問題なくお得な形の利用ができそうです。


今回のホテルは築年数の古い伝統的な有名どころのようですが
リフォームがされていたり綺麗に管理されていたりする印象で快適です。

部屋の広さやアメニティなどの点では標準的。
バスルームは広めで使いやすいものの、
これぐらいの規模は札幌ならビジネスホテルでも見受けられます。

収容人数が多いためレストランは広い。
とはいえ、朝食が豪華というほどでもない感じです。
もっと豪華な朝食のホテルに泊まったこともあります。

そのあたりに力を注いでいるわけではないんでしょう。

そう考えると、特筆すべきは人の部分。
働いている人たちのサービスが丁寧です。

アメリカだったら毎回チップを渡さなければいけないような
丁寧な対応を色々な人がしてくれます。

部屋数から考えれば従業員数も増えて当然かもしれませんが、
それ以上に人員に余裕があるように見えます。

話しかける候補が大勢いるんです。
そして手がふさがっていない。

接客のトレーニングも行き届いているようですし、もしかしたら
採用の時点からコミュニケーションを重視している可能性もありそうです。

とにかく人の対応が丁寧で、こちらが恐縮してしまいそうなほど。

人によるサービスに力を入れているんだと思われます。
こういうのをホスピタリティと呼ぶんでしょうか。

物や利便性とは別のところで、
「どのように人から接してもらうか」
というのも印象に強く残るものだと実感します。

思い出に残りやすそうです。
また来たいと思わせる要因として、人のサービスは大きいものかもしれません。

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2017年07月17日

ちょっとした縁

5月にアメリカでサイレントリトリートと呼ばれるものに参加して
ただ静かに座るというのをやってきました。

その先生は禅の流れをくむ人で、
そのまた師匠が日本人の禅僧だったそうです。


それとは別に僕は一年前、イギリスで
ホールネスプロセスという手法のワークショップに参加してきました。

開発者のコニリー・アンドレアスはNLPの開発に大きく関わった人で
コア・トランスフォーメーションを開発した人でもあります。

ワークショップ以降、ときどき連絡を取ったりしていたんですが、
つい先日に判明したんです。

僕が参加してきた座禅会のようなものの先生を
コニリーが良く知っている、と。


ホールネスプロセスと座禅の相性みたいな話の中で
そんな繋がりが見えてきました。

偶然と捉えるのか、狭い世界だと捉えるのか、
いずれにしても面白いものだと感じます。

長くやっていると同じような方向性に辿り着いていくのかもしれません。

またコニリーのワークショップにも行きたい気持ちになりました。

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2017年07月14日

ヘレンケラーのスピーチ

ヘレンケラーは視覚と聴覚の両方に障害があった人ですが、
手触りを通じてコミュニケーションをしていたそうです。

しかも、人の口と喉に手を当てることで言葉の発し方を勉強して
ある程度は自分でも話せるようにトレーニングしたんだとか。

その模様がこちらの動画で見られます。



だいぶ年齢を重ねた後、実際に話している様子も
動画として記録されています。
それがこちら。



1分50秒あたりぐらいからヘレンケラー本人の話声が聴けます。

僕には非常に難解です。
ときどき聞き取れる単語があるぐらい。

横にいる女性はサポートをしていた人なんでしょうか。
ヘレンが言葉にしたものを聞き取って、
より一般に聞きやすい言葉に言い直しています。

特徴を掴むと、言語として聞けるのでしょう。

ヘレンケラー自身も、そのサポートをしていた人たちも、
いったいどれだけの努力をしたのかと想像すると
驚きを隠せません。

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2017年07月05日

文字から新しい

ロシア語に興味が出てきたので
この本を買ってみました。




このシリーズは概要をつかむのに読みやすくて良いんですが、
「スペイン語のしくみ」と比べると少し大変な部分がありました。

それは文字に関してです。

スペイン語はアルファベットなので
英語と同じ文字を使います。

さらにスペイン語の母音の発音はローマ字とほぼ同じです。
(厳密には音の違いがありそうに感じますが
 発音表記上は同じとして扱われるみたいです)

子音は英語と近く、r や c など英語と違ったパターンや
rr のように巻き舌の音があったりするものの、
それほど注意点が沢山ある感じはしません。

ですから簡単にまとめられた本の中で紹介される例文でも
とりあえず音としてイメージしながら読むことができるわけです。

一方、ロシア語ではキリル文字というのを使います。

これがもう大変です。
33の文字を新たに覚える必要があります。
そして対応する基本の音も覚えないといけない。

この本は超入門的な位置づけで、新書のような読み物扱いですから
あまり語学の基本として「文字を覚えるところから」
といったスタンスでは書かれていないんです。

「こんな文字を使うんですよ。面白いですね。」ぐらいの雰囲気で
少しずつ例文とともに紹介されていくスタイル。

なので一覧で文字と音の対応を把握できる本ではないようです。
それはむしろ一般的によくあるロシア語の入門書のほうが
奇麗にまとまっているみたいです。

ともあれ、日本語でロシア語の文法を概要として紹介している中で
例文の音をイメージしようと思ったとき、文字に馴染みがなさ過ぎて
「あれ、この単語は何ていう発音だったっけ?」と
立ち止まってしまうことがあるんです。

そういうときは最初に登場したページに戻ればいいんですが、
一覧ではなく例文の解説として順次に紹介される形式上、
どこに、その文字の読み方の解説があったかを探すのも一苦労。

やはり文字と音の対応ぐらいは最初に固めるほうが良いんでしょう。

日本人は英語に触れるキッカケとして、かなり早い時期から
アルファベットに親しんで生活をしています。

初めて英語を習うときでさえ、そこそこ知っているでしょう。
ローマ字としてアルファベットを使うときもありますし。

その後、ヨーロッパ言語に触れたときにも
アルファベットを使っている限り、
文字に馴染みがないという事態には遭遇しません。

ですが、外国語の中には文字体系が全く違うものも沢山あります。
ロシア語はそのうちの1つ。

新たに勉強しようとすると、まず出だしでハードルが高めに感じます。

言語としての全体像をつかむより先に、
文字そのものを覚える段階が求められるのかもしれません。

そういう意味では、超入門の本で勉強するのが良さそうです。

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2017年06月26日

次回の講座は8月20日

内容はまだハッキリとは決めていませんが、
次回の講座は8月20日(日)を予定しています。

今のところ、カウンセリングにも日常にも役立つような
コミュニケーションの技術でも扱ってみようか考えているところです。

相手の自信を高めながら提案をするとか、
課題を示唆しながら”ねぎらう”とか。

そういう複合技のような着眼点と技術なんかは
ちょっとした工夫で効果が変わる部分じゃないかと思います。

詳細は後日に公表します。

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2017年06月16日

5つの声質

ちょっと面白い動画を教えてもらいました。
声のトーンと、その影響・効果を説明しているものです。

プレゼンターはミュージシャンのようなので
声のトーンにはコダワリがあるんでしょう。

主観的な見解であって、学術的な背景があるわけではなさそうですが
直感的に多くの人が納得できそうな区別になっている気がします。

木・火・土・金・水の五行に対応させているのかと思いきや
木の代わりに空気(air)を使っています。

もうちょっと個人的な発想がベースなのかもしれませんし、
ネット情報によると「木の代わりに空気を使う場合もある」らしいので
それがベースなのかもしれません。

西洋の場合は、ギリシャの哲学で 4 elements(四元素)として
火・空気・水・土で考えた歴史があることを踏まえると
五行と四元素をミックスして、木の代わりに空気が入るのも
分からなくはないような気もします。


ともかく声質を、土、火、水、金、空気の5種類に分けて
それぞれの特徴を実演しながら説明しているわけです。

デモは動画の7分過ぎぐらいから始まります。
声のトーンだけでも聞いてみると面白いと思います。

彼女の説明を簡単にまとめると…、

土(地面・地球=earth)は、地に足がついた感じや権威的な雰囲気。

火(= fire)は、情熱やエネルギー。

水(= water)は、心と繋がったもの。
思いやりとか、主張とか、謝罪とか。

金(= metal)は、強調とか増幅。
聞き取りにくい状況で声を届かせるような効果。

空気(= air)は、インスピレーションを与えたり
物語を話したりするのに効果的。

ということだそうです。

確かに声を聴いてみると、納得できる印象を受けます。


もっと重要なのは、おそらく個人によって使う声質が定まっていて
こういう発想で使い分けることが少ないだろう
という部分かと感じました。

自分がどういう声を普段使っているのか、
それが状況や効果とマッチしているのか。

そのあたりのことを自覚して調整するには
こういう基準を想定しておくのも効果がありそうです。



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2017年06月13日

イングリッシュオンリー

先日参加してきた暗唱の講座では、そのスクールの流儀として
常に英語を使わなければならない決まりがありました。

一般的な英会話のスクールであれば
レベルに応じてクラス分けがあったりしますが、
暗唱をする上では大きな違いがないのか
英語力をベースにしたグループ分けなどはありませんでした。

内容としても、主に課題となるスピーチの決められた部分を
インストラクターからフィードバックを受けつつ
繰り返し練習するだけですから、
それほど「英語しか使えない」ことは問題になりません。

時折、練習の進め方やお互いのフィードバックなどの際に
英語でやり取りをする必要が出てくるぐらい。

あとは休憩中の会話程度でしょうか。


そのスクールも普段の授業では、レベルに応じて
内容を変えたものを扱う機会があるようですが、
メインとなる授業ではレベル分けがないみたいです。

そういう状況での「日本語禁止、英語のみで過ごす」ルールですから
人によっては英語だけでやり取りするのが大変な場合もあるようです。

もちろん、そうして英語漬けにすることで
英語力の向上を早めようという趣旨なんだろうとは思います。
留学していれば当然、英語のみになるわけですから
集中して学習時間を確保するには効率的かもしれません。

英語力にかかわらず英語でコミュニケーションしようとすれば
必要な情報のやり取りのために、必死で話すようになります。

そして伝わるのに必要なパターンを早く習得できるでしょう。

もどかしい思いをしながら辛うじて伝わった表現があれば
それを覚えて次回はスムーズに伝えられるようになる。

あるいは、他の人の表現を聞いて、
それを採用できることもあるはずです。

現状の英語力の範囲内で、アウトプットするスムーズさは
英語のみの環境に身を置くことで上がっていくと考えられます。


一方で、日本人ばかりの環境での「英語のみ」ルールには
デメリットもあるように感じられてしまいました。

それは、ほぼ全ての人が英語学習者だということに起因しそうです。

当たり前の話かもしれませんが、英語関連の試験で
高得点を取ったり、上の級に合格したりする人の割合は
点数が高くなるほど少なくなってくると思われます。

上達してきた後にいつまでも通い続けないかもしれませんし、
英語力が上がってきたからこそ
留学など次の環境を目指す人もいるかもしれません。

元々、単純な統計として日本人の平均的な英語力は
それほど高くないとされている上に、
上達してきた人がスクールから去る可能性を考慮すると、
スクール内の英語力の分布を見ても
いわゆる”上級者”の割合は小さいだろうと推測されます。

大部分の人たちは聞いて理解する力においても
自分の考えを言葉にする力においても
もどかしさを感じている可能性が高そうなんです。

その中で英語のみのコミュニケーションをする。
それもレベル分けをせずに皆で協力して取り組むような授業となれば
”上級者”の人たちも簡単な話し方になるよう工夫することでしょう。

結果として、共通言語としてやりとりされる英語のレベルが
かなり簡単なものに収まりやすいようです。

ときに文法的に成立していなくても、意味が伝わればOK。
発音にしたって何を言いたいかが分かれば問題視されません。

特に日本人は「相手の意見を汲み取る」ことに慣れています。
誰かが上手く英語で言い表せないときには、
聞いている方が理解しようとして汲み取ってくれます。

カタカナ発音だったとしても、日本語のカタカナを知っていれば
日本人特有の発音の癖に合わせて単語を変換して聞き取れる。

すると、文章が多少おかしくても、発音が英語のものでなくても
意思疎通の手段としては成立してきてしまうわけです。

厳密な意味でネイティブが話す「英語」とは全く異質であっても、
日本語以外のコミュニケーション言語として
独自のルールをもったものに性質を変えていく可能性があります。

方言のようなものに近いでしょうか。

ラテン語のように同じルーツを持ちながらも
地域によって別の言語が生まれてきたのと似ていそうです。

元々英語が母国語ではなかった人たちが英語だけの会話を強制されると
独自の表現や発音をもった方言に変化していくのと同様に、
英語ネイティブがいない環境で英語学習者同士が
日本語禁止で会話を続けていくと独自のパターンができてくる。

それがネイティブに通じるのかどうか?という視点がないままに。

ここが厄介そうに感じたんです。


つまり結構な割合の人が、文法を気にせずに話してしまったり、
しっかりと話を組み立てて言葉にする前に
お互いの汲み取りで会話が成立してしまったりする。

暗唱の時には発音やリズムに気をつける人でさえ、
日本人同士の英会話となると急にカタカナ発音に戻ったりするんです。

それで通っていってしまうのは、
いずれ厄介なハードルになりそうな気がしました。

まぁ、英語学習だけが目的のスクールではなさそうでしたし、
その問題に直面した人は別の学習手段や環境を
探し始めるかもしれないので、構わないとも言えそうですが。

語学のトレーニング環境として色々と考えさせられる機会でした。

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2017年06月04日

疲労回復効果

札幌出張に行ってきました。

気温が随分と違います。
東京と比べると10度ぐらい低そうな感じです。

たまたま今週末は特に気温が低かったそうで
札幌在住の方も寒がっていましたから
気温の変化に体が追い付かないような印象でした。

まぁ僕は、それでも暑いより快適に感じるんですが。


今回は、アメリカで座禅をしてきてから初めての2日間のセミナー。
今までに何度もやってきた内容ではあります。

ただ自分の意識の範囲が大きく変わっていたようで
様々な違いを感じていました。

中でも大きいのは自分の体への意識が高まったことでしょうか。

今までは受講生に対する意識が非常に高く
自分の体のほうは意識から外れるようなところがあった気がします。

身体を放ったらかしにするわけではなかったものの
気を配る優先度を受講生寄りに大きく傾けていた感じです。

そのため体の疲労を意識するのは少なかったんです。
終わってからドッと痛みを感じ始めるような流れでした。

それが今回は講座の最中から体の具合にも気づくようになっていました。

その分、痛みが意識に上がる度合いが大きくなった反面、
こまめに姿勢を整えたり、ストレッチしたりしていた気がします。

講座中にやることが何か変わったわけではないので
もちろん肉体への影響の度合いそのものは相変わらずです。

視覚と聴覚を最大限に使おうとする感じから
三叉神経まわりに負担がかかっているのが実感されますし、
肩と首の固まりも強くなります。

しかし、回復は早かったような気もします。
飛行機に乗っている間には痛みで唸るようなときがあっても
降りてからはそれなりに楽に戻っていた感じでしょうか。

こまめに調整していた効果もあるかもしれません。


それ以上に大きそうなのは、
ジムに通い始めた効果のようにも思えます。

今までは呼吸がしずらくなって
口呼吸でハァハァ言いながら帰ってきていたものでした。

それが減っていました。
運動の効果で、呼吸に使う肋間筋や背中回りが
動きやすくなっていたんじゃないかと思います。


そして帰ってからジムに行きました。

肩と背中回りの運動をすると固まっていたのがほぐれて
姿勢が良くなるのが感じられました。

それからエアロバイクで有酸素運動。
やり始めは足が重くて少し普段より大変でした。

ところが10分もしないうちに足が軽くなってきて
あとはスムーズに運動を続けられたんです。

この足の重さこそが体にかかっていた負荷の部分なのかもしれません。
全身が酸欠に近い感じになっていて重苦しい状態。

以前までは、それが翌日に痛みや重さとして表れていたのでしょう。

それが有酸素運動をしてしまうと全身がスッキリしてきて
身体にエネルギーが戻ってくるような印象がありました。

セミナーのない日に運動をした後と同じような状態になりました。
ほとんどセミナーの影響を感じないぐらいだったわけです。

この疲労回復効果は非常に大きそうです。
とても重要な生活サイクルになる予感。

あとは動かしきれていない首回りについて
ストレッチの必要性はありそうなんですが。

上手く体をケアしながらやっていきたいものだと思います。


ちなみに、こちらの写真は
今回札幌で宿泊したホテルの部屋。

家族用の広い部屋をあてがってもらえました。

安いホテルが見つからず、直前に見つかったプランだったので
おそらく予約が埋まらなかった空き部屋を
ギリギリのタイミングで安く提供してくれたんでしょう。

ちょっとだけラグジュアリーな気分を堪能できました。

Sapporo1706

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2017年05月31日

仕事の生産性を上げる

先日、ロッシェル・カップ(Rochelle Kopp)という
異文化コミュニケーションと人事管理を専門にするコンサルタントの
講演を聞く機会がありました。

アメリカ人ですが日本に住んでいたことがあって
大手の銀行だったかに勤めていた経歴があるそうです。

アメリカに戻ってからも企業の日本進出のサポートをしたり
異文化間の交流についての本を書いたりしているんだとか。

日本向けに書かれた本も多数あるようです。


で、その講演のテーマが「生産性を上げる8つの習慣」でした。

細かい話はしませんが、「習慣」ということですから
具体的に心がけられる行動規範のようなものを提案していました。
そしてその多くが日本文化と根深く関わる要素を止める内容だったんです。

つまり日本人が過剰にやってしまって生産性を落としている部分。
他の国の人はそこをやらないから効率的に仕事ができる、
という要素がいくつか見えてくるようでした。

確かに日本を見てきたアメリカ人だからこそ指摘するポイントで、
日本人が日本文化の発想で考えていては出てこない気がします。

例えば中核の1つになりそうだったのが
「怠け者(いい加減)でいること」。

裏を返すと、
日本人は必要以上にキッチリと仕事をしようとする傾向がある
という指摘です。

完璧主義に近いというか、コダワリをもって仕事をするというか
「そこまで丁寧にやらなくても大丈夫」なレベルまで
キッチリした仕事をしようとする、と。

典型的な例としては書類のフォーマットがやたらと定まっているとか
大企業だと承認が得られるまでに書類が何度もチェックされるとか、
形式化された報告書や会議などが多いとか。

個人のレベルでも、ミスなく仕上げるために時間をかけるとか
必要以上の情報収集をしてからデータをまとめるとか
プレゼン資料や書類の体裁・見た目を必要以上に奇麗にするとか
メールの文面で相手を気遣うために本題以外のところで時間をかけるとか
紙媒体の資料を作るのに仕上がりの奇麗さにコダワルとか
掃除や片付けを徹底的にやるとか…様々なところで丁寧なようです。

アメリカ人の発想からすると、過剰に丁寧だということなんでしょう。
「そこまでやる必要はない、無駄だ」というわけです。

ハッキリとは口にしていませんでしたが、日本にも住んでいた人ですから
そういう「仕事の丁寧さ」を否定しているわけではないとは思います。

ただ、そこをやりすぎて生産性を落としている部分があるので
もっといい加減にやるつもりで丁度いいんじゃないか?
といった程度の話だろうとは汲み取りました。
(汲み取ってしまうのが日本人的な聞き方ではあるんですが…)

あくまで、
 必要なレベルの仕事を達成するために
 最低限の作業量でこなすように工夫しよう
という提案のようです。

仮に95点を求められているとして、それに3時間かかるとします。
でも日本人の多くは、自分の基準で99点まで目指そうとして
5時間かけてしまうようなことをしがちだ、ということでしょう。

99点と95点の4点分の差に2時間かけるとしたら、
95点に3時間をかけるのと比べると、大きな生産性の低下がある。

完璧に近づけようとするほど、努力あたりの効果が落ちてくる…
確かにこれは一般的に言えることのような気もします。

だからここを過剰にコダワリ過ぎないようにすれば
かなり無駄を省いて生産性を上げられるという話のようです。


一方で、この完璧へのコダワリ、キッチリした仕事への価値観は
かなり日本文化に深く根付いたもののようにも思えるんです。

伝統工芸や、寺社仏閣などの建築技術、芸術作品においても
細部へのコダワリと技術の高さが可能にした精度や質が見られます。

農業や水産、畜産においても、ひたすら美味しくする追及があり、
重工業が発展してきた近代以降でも工業製品の精度や安全性は
日本製品が世界に誇る特徴の1つだったはずです。

細かいところにまで気を配って作り込むことで生まれた
精度の高さと洗練された品質は、日本人にとって
非常に重要度の高い価値観として表れていると考えられます。

果たして、ここを手放すことができるでしょうか?
手放したいと思えるでしょうか?

先日、アメリカに行って感じたのは
一言でいうと「大雑把」な印象でした。

空港から違います。
日本の空港は奇麗です。

内装の奇麗さも違いますし、仕上がりの奇麗さも違います。
掃除の行き届き方にも大きな差があります。

アメリカの空港の待合スペースのイスはプラスチックむき出し。
日本のようにクッションの入った布張りではありません。

しかも汚い。
椅子の上に食べ物のカスが落ちているなんて当たり前です。

「真っすぐ」のはずのものが少し歪んでいるのも当然。
フェンスが歪んでいたって気にしませんし、
コンテナなんて凸凹で汚れまくり。

道路だって凸凹でもそのままですし、
エレベーターも心配なぐらい音と振動がするし、
商品の包装も簡素なものだし、
ドアに隙間があるのも普通なようだし…。

日本人の基準からすると雑に思えてしまいます。
大雑把で不十分に感じられる。

しかしアメリカ人の発想からするとそれが当然で、
それぐらいで基準に達しているのでしょう。
最低限の求められる機能を果たしていれば十分なようです。

この基準の差は大きい気がします。
日本人が最低限の質で良しとできるか?

逆に、この圧倒的な文化の根深さがあるからこそ、
ちょっとぐらい怠けて、適当にやるぐらいでも、それでも
十分な質を保ったまま生産性だけを上げられる可能性はありそうです。

だから心がけレベルの提案としては効果的だと思われます。

あとはそれがどこまで根づいていくのかどうか。
根づいてほしいと思えるかどうか。

僕は個人的に、丁寧で洗練されたものが好きです。
そっちに慣れているし、そこに美を感じるみたいです。

となると、おそらく日本人は作業の生産性が低いのではなく
サービスの質に対して価格が安すぎるのかもしません。

利益に対する生産性が低いんじゃないでしょうか。

アメリカでも高級なホテルに行くと奇麗ですし、
ドアにも隙間がありません。

ヨーロッパの高級ブランドは高品質で作り込まれていて
細部にまで目が行き届いた仕上がりがあります。

そういう細部のコダワリは高品質として高い価値を生んでいます。
それは高額になるのが世界では一般的なのかもしれません。

一方、日本はその高品質を低価格で提供している。
人気も出るでしょうが、その分、労働の対価は下がります。
結果、生産性が低いことになる。

もしかすると日本人が重視すべきポイントは
その質の高さをもっと積極的にアピールして
価値を高く評価してもらうところのような気もしました。

文化の違いを思うと、なかなか考えさせられるところです。

cozyharada at 23:52|Permalinkclip!
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【場所】 北とぴあ
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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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