2007年05月02日
Yesセット
「笑っていいとも!」で見られる光景。
「こんにちは!」 「こんにちは!!」
「天気いいね!」 「そうですね!!」
「明日は雨になるらしいね」 「そうですね!!」
「このまま梅雨入りだって」 「そうですね!!」
「んなこたないよ」
Yesセットです。
有名かもしれませんね。
返事が「Yes」となるような質問を繰り返していると
相手は「Yes」と答えやすい心理状態になるという。
NLPで言われるバックトラッキングは
カウンセリングの場面ではオウム返しとしてよく知られていますが、
相手の言ったことを繰り返せば、必ず返事は「Yes」になるわけです。
といっても、さすがに全ての会話をオウム返ししていたら不自然なこともありますから
自分がした発言に対して相手から「No」の返事が返ってきたときに
バックトラッキング(オウム返し)をするのが効果的だと考えられます。
「No」が出た瞬間にすぐ「Yes」に挽回できるわけですから。
で、コールドリーディングのセッションをしていると
このYesセットの効果というのは如実に感じられるんです。
コールドリーディングの話術というのは相手に「Yes」と思わせる技術とも見れます。
リーディングが当たる(ヒットする)のは「Yes」の返事が取れたとも言えるわけです。
そうなると、セッション中には、ほとんど「No」の返事が来ない方が良さそうです。
ところが、実際にはセッションの後半ほど相手から「Yes」が出てきやすい気がします。
話している自分からすると、初めの部分でも後半でも、
内容が当てはまる度合いは、それほど変わっていないように思えるんです。
にもかかわらず、相手のリアクションは後半ほど良い。
それは相手に「Yes」を積み重ねていくことで
「Yes」の反応が得られやすくなってきたと見ることができるのではないでしょうか。
でも、それは「Yesセット」という見方をした場合の話なんです。
僕の目線からするとラポールの度合いの方が大きい。
コールドリーディングのセッション後半ほどラポールが深まってきているから
相手は心を開いてくれる。
それによって自分から勝手に当てはまるように解釈してくれやすくなるのだろうと。
また、単純にリアクションという観点でも、自分の感情をさらけ出すわけですから
それにもラポールが関わっています。
そして、僕の感覚の中でコールドリーディングのセッションの本質は
「相手に楽をさせる」ことだと思うんです。
相手の方が「自分は何も気を遣わなくても、この人がやってくれる」という
安心感を感じてもらうことが重要だということです。
不安や緊張は全てこちらでフォローする。相手が気にしなくていいように。
色々と考えを巡らせるような負担もかけさせない。
無意識的に持っている、ここから先は踏み込まないで欲しい、という範囲は
こちらで徹底的に警戒しておく。
いくら相手の方が積極的に話をしていても、
その話が、その人にとって普段どおりの話では心は開かれていないんです。
絶対に踏み込まれたくない部分を持っているからこそ、
話しても大丈夫な内容を自分の中で決めているんです。
その範囲だったら明るく楽しく積極的に話ができても、
それは同時に「この話題以外は離しませんよ」というメッセージでもあるんです。
心を開いてくれているかというのは、
他の人には話せないことを話せるかどうかでも少し判断できるのではないでしょうか。
「この人は私を傷つけない。いつも私のことを考えてくれている」と
意識にあがらない範囲で感じてもらえたとき、安心感が生まれると思うんです。
それには相手に楽をさせること。
相手の心配は全てこちらが代わりにする。
相手が意識で色々と判断しなくていいように会話をすること。
そういったこと全てを合わせて「Yesセット」って言うんじゃないかと思います。
「Yes」が続くから、ついつい「Yes」って答えやすくなるのではない。
自分の全てに「Yes」を出してくれる人だと感じてもらえると心を開いてくれる。
その結果として、「Yes」って言いたくなるんじゃないでしょうか。
「こんにちは!」 「こんにちは!!」
「天気いいね!」 「そうですね!!」
「明日は雨になるらしいね」 「そうですね!!」
「このまま梅雨入りだって」 「そうですね!!」
「んなこたないよ」
Yesセットです。
有名かもしれませんね。
返事が「Yes」となるような質問を繰り返していると
相手は「Yes」と答えやすい心理状態になるという。
NLPで言われるバックトラッキングは
カウンセリングの場面ではオウム返しとしてよく知られていますが、
相手の言ったことを繰り返せば、必ず返事は「Yes」になるわけです。
といっても、さすがに全ての会話をオウム返ししていたら不自然なこともありますから
自分がした発言に対して相手から「No」の返事が返ってきたときに
バックトラッキング(オウム返し)をするのが効果的だと考えられます。
「No」が出た瞬間にすぐ「Yes」に挽回できるわけですから。
で、コールドリーディングのセッションをしていると
このYesセットの効果というのは如実に感じられるんです。
コールドリーディングの話術というのは相手に「Yes」と思わせる技術とも見れます。
リーディングが当たる(ヒットする)のは「Yes」の返事が取れたとも言えるわけです。
そうなると、セッション中には、ほとんど「No」の返事が来ない方が良さそうです。
ところが、実際にはセッションの後半ほど相手から「Yes」が出てきやすい気がします。
話している自分からすると、初めの部分でも後半でも、
内容が当てはまる度合いは、それほど変わっていないように思えるんです。
にもかかわらず、相手のリアクションは後半ほど良い。
それは相手に「Yes」を積み重ねていくことで
「Yes」の反応が得られやすくなってきたと見ることができるのではないでしょうか。
でも、それは「Yesセット」という見方をした場合の話なんです。
僕の目線からするとラポールの度合いの方が大きい。
コールドリーディングのセッション後半ほどラポールが深まってきているから
相手は心を開いてくれる。
それによって自分から勝手に当てはまるように解釈してくれやすくなるのだろうと。
また、単純にリアクションという観点でも、自分の感情をさらけ出すわけですから
それにもラポールが関わっています。
そして、僕の感覚の中でコールドリーディングのセッションの本質は
「相手に楽をさせる」ことだと思うんです。
相手の方が「自分は何も気を遣わなくても、この人がやってくれる」という
安心感を感じてもらうことが重要だということです。
不安や緊張は全てこちらでフォローする。相手が気にしなくていいように。
色々と考えを巡らせるような負担もかけさせない。
無意識的に持っている、ここから先は踏み込まないで欲しい、という範囲は
こちらで徹底的に警戒しておく。
いくら相手の方が積極的に話をしていても、
その話が、その人にとって普段どおりの話では心は開かれていないんです。
絶対に踏み込まれたくない部分を持っているからこそ、
話しても大丈夫な内容を自分の中で決めているんです。
その範囲だったら明るく楽しく積極的に話ができても、
それは同時に「この話題以外は離しませんよ」というメッセージでもあるんです。
心を開いてくれているかというのは、
他の人には話せないことを話せるかどうかでも少し判断できるのではないでしょうか。
「この人は私を傷つけない。いつも私のことを考えてくれている」と
意識にあがらない範囲で感じてもらえたとき、安心感が生まれると思うんです。
それには相手に楽をさせること。
相手の心配は全てこちらが代わりにする。
相手が意識で色々と判断しなくていいように会話をすること。
そういったこと全てを合わせて「Yesセット」って言うんじゃないかと思います。
「Yes」が続くから、ついつい「Yes」って答えやすくなるのではない。
自分の全てに「Yes」を出してくれる人だと感じてもらえると心を開いてくれる。
その結果として、「Yes」って言いたくなるんじゃないでしょうか。