2011年09月27日
10月の勉強会
10月の勉強会のお知らせ
もう10月も間近となり、開催まで約3週間ですが、
次回の勉強会のご案内です。
この勉強会では、どちらかというと「受け取る」側の
コミュニケーション技術を扱うことが多いと感じています。
ですが今回は、発信側を扱います。
情報を伝える側のコミュニケーション技術ということです。
テーマは『メタファー』。
喩えを使ってメッセージを届けるやり方です。
メタファーの良い点は、相手が勝手に解釈して気づいてくれる部分でしょう。
気づくタイミングにないときは、気づかないんです。
直接的に伝えてしまえば影響の大きいことも、メタファーで間接的に伝えると
気づきを促進するぐらいの程度に抑えることも可能です。
直接的に指摘したり、無理やり気づかせて傷つけるリスクが小さいわけです。
「時期が来たら、気づきのキッカケになるかもしれない…」ぐらいの
相手自身に委ねた介入かもしれません。
そうはいっても、相手に影響を与えることを前提としているメッセージです。
メタファーで介入した結果、相手に別の問題を生み出しては困ります。
配慮すべきポイントがあるということです。
ですから、メタファーの作り方を練習するだけでなく、
メタファーの効果的な使い方も練習しようというのがコンセプトです。
メタファーは間接的なメッセージだからこそ、使い方にはコツがあります。
ここに注意しないと、単なる「回りくどい」言い方として受け取られたり、
お説教や教訓を聞いたような気分にさせてしまったり、
逆に、全く記憶に残ることなく流されてしまったりすることになります。
間接的なメッセージを相手がどのように受け止めるか…
これを伝える側自身で、ある程度コントロールできることも望まれるでしょう。
もちろん、意図したことと違っても相手に役立てば良いわけですが、
役立たない形で解釈されてしまっては残念なのも当然だと思います。
相手に意図したメッセージが伝わりやすい方法をトレーニングします。
このメッセージの「伝わりやすさ」を決める内容は、
メタファーの場合のみで効果を発揮するものではありません。
間接的なメッセージの中で、重要なポイントを強調するわけですから、
より直接的なメッセージになれば、ポイントはさらに明確にできます。
より日常的なコミュニケーションにおいて、何かを説明する際にも役立ちます。
メッセージ全般において、効果的に伝える方法として役立つ内容のはずです。
「説得力のある、分かりやすい伝え方」に対するトレーニングにもなります。
分かりやすさや伝わりやすさ、あるいはメタファーに対する解釈の仕方は
話を聞く側である相手の個性によって大きく異なります。
メタファーや話し方の技術を、
伝える側だけの立場から解説するだけでは不十分
になる可能性があるということです。
ですから、発信側のコミュニケーション技術でありながら
メタファーを扱っていくうえでは、相手の情報を「受け取る」技術も欠かせません。
相手をより良く理解できるほど、相手に合わせたメッセージを届けることができ
結果として相手に望ましい影響が期待できるわけです。
メタファーという発信側の技術の訓練であっても
相手を理解するためのトレーニングも欠かせないんです。
メタファーの達人としてミルトン・エリクソンを思い浮かべる人は少なくないでしょうが
まさにエリクソンの強みも、相手に合わせたメタファーを選べたことにありそうです。
そのためにエリクソンは、並はずれた観察力を駆使していたと言われます。
観察や会話を通して相手を理解し、それに応じたメタファーを作っていきます。
これが今回の勉強会の主要な目的になると予測しています。
同時に、メタファーから派生して、あわせて
直接的で論理的かつクリアな説明の仕方も練習します。
メタファーを作るために工夫した情報を、別の形で使い分けると
今度は分かりやすい説明の仕方の技術も向上させやすくなるはずです。
分かりやすいストーリーの強調の仕方は、そのまま流用でき、
加えて話の構成を、メタファー特有のものから論理的なものへ
効果的に変更することで、クリアな説明になっていくというわけです。
話の全体的な構成を変えるためには、自分が話している内容が
どのくらい抽象的/具体的なのかをコントロールできるのが効果的です。
それは、メタファーというものの性質が、話の抽象度(チャンク)を
コントロールすることと密接に関わっているからです。
話の具体性に注目しながら全体の構成を眺められるようになると
メタファーを考える際にも、ポイントを明確にするための工夫が分かってくるはずです。
ということで、今回のテーマは
『メタファー 〜伝わりやすさと影響力の工夫〜』
とします。
今回トレーニングした内容は、日々の会話や文章などでも意識できるものです。
日常的に心がけることで、成果にも繋がりやすいと予想しています。
メタファーという技術そのものに興味のある方だけでなく
効果的にメッセージを伝えることに関心のある方にも役に立つ内容だと思います。
何より、今回のような形でトレーニングを行うと、
話をする側に立った時にも相手に対して配慮する意識が高まる
と期待できます。
相手に過剰な期待をかけなくなります。
相手に合わせて、適切な対応を取りやすくなります。
プライベートであれば、好き勝手に話しても
それを分かってくれる相手がいると心地良いものだと思いますが、
目的意識をもったコミュニケーションの場においては
伝える側にも工夫できる余地が沢山あるはずです。
その工夫で、より相手の望んでいることに近づきやすくなるのではないでしょうか。
大切な関係性は、そのとき一瞬だけのものではありません。
その瞬間の誠実な対応が将来に繋がっている。
信頼感は、長い時間をかけて積み上がっていくものかもしれません。
少しでも自分にできることをしよう、という姿勢は
目に見えない範囲であっても誰かの心の中に残っていっていると期待しています。
今度の開催は、日曜日です。
ご都合がつきましたら、是非お越しください。
<ご参加に際しての注意事項>
※NLPの専門用語の説明などは省略するつもりですので、
NLPなどに対する知識と経験のある方、もしくは
過去に勉強会でトレーニングを積まれた方のご参加をお薦めします。
☆気がかりがありましたら、お問い合わせください。
※諸事情により資料作成にかけられる時間が限られていますので
ご用意できる資料が不十分になってしまう可能性があります。
その点をご理解いただいた上で、ご参加ください。
※定員を超える場合には先着順での受付とさせて頂きますのでご了承下さい。
※勉強会の趣旨に関しましては、こちら(勉強会070725)をご覧下さい。
詳細は以下のとおりです。
【勉強会の詳細】
≪定期勉強会≫
【日時】 10月16日(日) 10:00〜16:30
★今回は終日でのご参加となります。
【場所】 滝野川会館 304集会室
(JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
【参加費】 ・・・7,000円
当日、会場にてお支払いください。
【テーマ】 『メタファー』〜伝わりやすさと影響力の工夫〜
*多くの方にご興味を抱いて頂けるようになってきましたので、
学びの密度を考えて、一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
ご了承ください。
メタファーというと、催眠とセットになって練習される機会が多いようです。
それは非常に有効です。
トランス状態で学んだことは、かなり自覚しないレベルで多くを取り入れられます。
多くの人が身につけてきた催眠のフレーズは、その大半が
教わった人が使っていたものを、そのまま取り入れていたりします。
これは日常で考えると難しい部分でもあると思います。
普通に話を聞いていて、相手のフレーズをそのまま覚えてしまう。
仲の良い関係だと、口癖ぐらいは移ったりしますが、
様々なフレーズを覚えるところまでいくと、多いことではないでしょう。
言語学習が始まるような幼少期では、意識さえ未発達な状態ですから、
もしかすると意識が低下したような状態で言葉を学ぶのは
とても効率的なのかもしれません。
「英語を催眠で学ぶ」なんていうのも面白いと考えているぐらいです。
ですから、メタファーを学ぶのにも催眠とセットにするというのは
効率的な方法の1つだろうと思います。
一方、ここでいう「効率的」というのは「効果的」ではありません。
効率的は「短時間で」というニュアンスを含みます。
トランスを介すと、短時間で学べる可能性がある、というわけです。
しかし、今回扱いたいのは、誰かが使っているメタファーを
「短時間で」取り入れて、気づかないうちに使えるようにする…
というものではありません。
一人ひとりが、自分で意識的に工夫をして
しっかりと内容を吟味して、より「効果的」なメッセージを作る作業です。
沢山のことを配慮しながら、相手にとって「効果的な」メッセージにするんです。
コミュニケーションには、伝える作業と受け取る作業があります。
どちらの能力もコミュニケーションに大切ですが、
どちらを優先するかは個人の生まれ持った特性に関係している気がします。
野球に例えるなら、「伝える」が攻撃、「受け取る」が守備…
ではないでしょう。
やはり多くの人が言うようにキャッチボールのほうがイメージは近い気がします。
「投げる」側と「捕る」側がいる。
投げるほうは、ある程度までは壁に向かって投げていても
コントロールを良くしていくことができます。
しかし、実際には相手の「捕る」能力に応じて
捕りやすいボールを投げたり、練習になるようなボールを投げたり、
といった相手への配慮が求められる。
ただ、コミュニケーションがキャッチボールと大きく違うのは
「一度にボールを沢山投げる」ところです。
誰もが全てのボールを捕れるわけではありません。
沢山投げられたボールの中に、捕ってほしいものがあるんです。
それを捕れるかどうかが、コミュニケーションのカギのように思えます。
投げるほうは、できるだけ相手が捕りやすくボールを投げる。
投げる数をなるべく減らす。
捕ってほしいボールがどれなのかを分かりやすくする。
メタファーとは、沢山投げたボールの中で
1つだけ足元をゆっくりと転がってくるボールのようなものでしょうか。
決して顔の前に捕りやすく投げられたボールではない。
けれども拾おうと思えば拾える。
それを「せっかくだから拾っておこうか」と思ってもらえる。
そんなボールの投げ方かもしれません。
どんなボールの投げ方があるのか。
頭を柔軟にして楽しみながら、
工夫の仕方を練習してみたいと考えています。
終了しました
トレーニングには色々あります。
無意識にアプローチする手法であれば、一度の取り組みで効果が出る場合も多々あります。
一方、話術や聞く技術のように、地道なトレーニングによって効果を発揮するものもあります。
この勉強会では地道なトレーニングが主体と考えていただいて良いかもしれません。
是非、お互いの頭を上手く利用し合いましょう。
今後、参加者のご様子を伺いながら、徐々にクローズドな会合にしていく方針です。
ご興味がおありの方は、お早めに一度ご参加下さいますことをお勧めいたします。
また、お気軽にお友達やお知り合いをお誘いいただけると喜ばしいです。
学びの幅が広がるとともに、勉強会が新たな学びの機会となっていただけることを
心から願っているためです。
【その他のご連絡事項】
ご自分の学びのアウトプットとして、勉強会で発表したいことがある方は
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
お時間などの相談をさせていただきます。
勉強会の最中には、質問をお気軽にドンドンして下さい。
話題を遮っていただいて構いません。
その時によって、どんな情報が関連して出てくるかは分かりません。
質問に答える側としても、その時間は非常に有意義なものです。
また、テーマに関して事前にご関心の強い点がありましたら
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
調査して勉強会にあたります。
それでは当日お会いできることを楽しみにしています。
もう10月も間近となり、開催まで約3週間ですが、
次回の勉強会のご案内です。
この勉強会では、どちらかというと「受け取る」側の
コミュニケーション技術を扱うことが多いと感じています。
ですが今回は、発信側を扱います。
情報を伝える側のコミュニケーション技術ということです。
テーマは『メタファー』。
喩えを使ってメッセージを届けるやり方です。
メタファーの良い点は、相手が勝手に解釈して気づいてくれる部分でしょう。
気づくタイミングにないときは、気づかないんです。
直接的に伝えてしまえば影響の大きいことも、メタファーで間接的に伝えると
気づきを促進するぐらいの程度に抑えることも可能です。
直接的に指摘したり、無理やり気づかせて傷つけるリスクが小さいわけです。
「時期が来たら、気づきのキッカケになるかもしれない…」ぐらいの
相手自身に委ねた介入かもしれません。
そうはいっても、相手に影響を与えることを前提としているメッセージです。
メタファーで介入した結果、相手に別の問題を生み出しては困ります。
配慮すべきポイントがあるということです。
ですから、メタファーの作り方を練習するだけでなく、
メタファーの効果的な使い方も練習しようというのがコンセプトです。
メタファーは間接的なメッセージだからこそ、使い方にはコツがあります。
ここに注意しないと、単なる「回りくどい」言い方として受け取られたり、
お説教や教訓を聞いたような気分にさせてしまったり、
逆に、全く記憶に残ることなく流されてしまったりすることになります。
間接的なメッセージを相手がどのように受け止めるか…
これを伝える側自身で、ある程度コントロールできることも望まれるでしょう。
もちろん、意図したことと違っても相手に役立てば良いわけですが、
役立たない形で解釈されてしまっては残念なのも当然だと思います。
相手に意図したメッセージが伝わりやすい方法をトレーニングします。
このメッセージの「伝わりやすさ」を決める内容は、
メタファーの場合のみで効果を発揮するものではありません。
間接的なメッセージの中で、重要なポイントを強調するわけですから、
より直接的なメッセージになれば、ポイントはさらに明確にできます。
より日常的なコミュニケーションにおいて、何かを説明する際にも役立ちます。
メッセージ全般において、効果的に伝える方法として役立つ内容のはずです。
「説得力のある、分かりやすい伝え方」に対するトレーニングにもなります。
分かりやすさや伝わりやすさ、あるいはメタファーに対する解釈の仕方は
話を聞く側である相手の個性によって大きく異なります。
メタファーや話し方の技術を、
伝える側だけの立場から解説するだけでは不十分
になる可能性があるということです。
ですから、発信側のコミュニケーション技術でありながら
メタファーを扱っていくうえでは、相手の情報を「受け取る」技術も欠かせません。
相手をより良く理解できるほど、相手に合わせたメッセージを届けることができ
結果として相手に望ましい影響が期待できるわけです。
メタファーという発信側の技術の訓練であっても
相手を理解するためのトレーニングも欠かせないんです。
メタファーの達人としてミルトン・エリクソンを思い浮かべる人は少なくないでしょうが
まさにエリクソンの強みも、相手に合わせたメタファーを選べたことにありそうです。
そのためにエリクソンは、並はずれた観察力を駆使していたと言われます。
観察や会話を通して相手を理解し、それに応じたメタファーを作っていきます。
これが今回の勉強会の主要な目的になると予測しています。
同時に、メタファーから派生して、あわせて
直接的で論理的かつクリアな説明の仕方も練習します。
メタファーを作るために工夫した情報を、別の形で使い分けると
今度は分かりやすい説明の仕方の技術も向上させやすくなるはずです。
分かりやすいストーリーの強調の仕方は、そのまま流用でき、
加えて話の構成を、メタファー特有のものから論理的なものへ
効果的に変更することで、クリアな説明になっていくというわけです。
話の全体的な構成を変えるためには、自分が話している内容が
どのくらい抽象的/具体的なのかをコントロールできるのが効果的です。
それは、メタファーというものの性質が、話の抽象度(チャンク)を
コントロールすることと密接に関わっているからです。
話の具体性に注目しながら全体の構成を眺められるようになると
メタファーを考える際にも、ポイントを明確にするための工夫が分かってくるはずです。
ということで、今回のテーマは
『メタファー 〜伝わりやすさと影響力の工夫〜』
とします。
今回トレーニングした内容は、日々の会話や文章などでも意識できるものです。
日常的に心がけることで、成果にも繋がりやすいと予想しています。
メタファーという技術そのものに興味のある方だけでなく
効果的にメッセージを伝えることに関心のある方にも役に立つ内容だと思います。
何より、今回のような形でトレーニングを行うと、
話をする側に立った時にも相手に対して配慮する意識が高まる
と期待できます。
相手に過剰な期待をかけなくなります。
相手に合わせて、適切な対応を取りやすくなります。
プライベートであれば、好き勝手に話しても
それを分かってくれる相手がいると心地良いものだと思いますが、
目的意識をもったコミュニケーションの場においては
伝える側にも工夫できる余地が沢山あるはずです。
その工夫で、より相手の望んでいることに近づきやすくなるのではないでしょうか。
大切な関係性は、そのとき一瞬だけのものではありません。
その瞬間の誠実な対応が将来に繋がっている。
信頼感は、長い時間をかけて積み上がっていくものかもしれません。
少しでも自分にできることをしよう、という姿勢は
目に見えない範囲であっても誰かの心の中に残っていっていると期待しています。
今度の開催は、日曜日です。
ご都合がつきましたら、是非お越しください。
<ご参加に際しての注意事項>
※NLPの専門用語の説明などは省略するつもりですので、
NLPなどに対する知識と経験のある方、もしくは
過去に勉強会でトレーニングを積まれた方のご参加をお薦めします。
☆気がかりがありましたら、お問い合わせください。
※諸事情により資料作成にかけられる時間が限られていますので
ご用意できる資料が不十分になってしまう可能性があります。
その点をご理解いただいた上で、ご参加ください。
※定員を超える場合には先着順での受付とさせて頂きますのでご了承下さい。
※勉強会の趣旨に関しましては、こちら(勉強会070725)をご覧下さい。
詳細は以下のとおりです。
【勉強会の詳細】
≪定期勉強会≫
【日時】 10月16日(日) 10:00〜16:30
★今回は終日でのご参加となります。
【場所】 滝野川会館 304集会室
(JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
【参加費】 ・・・7,000円
当日、会場にてお支払いください。
【テーマ】 『メタファー』〜伝わりやすさと影響力の工夫〜
*多くの方にご興味を抱いて頂けるようになってきましたので、
学びの密度を考えて、一定数で募集を打ち切らせていただくことがあります。
ご了承ください。
メタファーというと、催眠とセットになって練習される機会が多いようです。
それは非常に有効です。
トランス状態で学んだことは、かなり自覚しないレベルで多くを取り入れられます。
多くの人が身につけてきた催眠のフレーズは、その大半が
教わった人が使っていたものを、そのまま取り入れていたりします。
これは日常で考えると難しい部分でもあると思います。
普通に話を聞いていて、相手のフレーズをそのまま覚えてしまう。
仲の良い関係だと、口癖ぐらいは移ったりしますが、
様々なフレーズを覚えるところまでいくと、多いことではないでしょう。
言語学習が始まるような幼少期では、意識さえ未発達な状態ですから、
もしかすると意識が低下したような状態で言葉を学ぶのは
とても効率的なのかもしれません。
「英語を催眠で学ぶ」なんていうのも面白いと考えているぐらいです。
ですから、メタファーを学ぶのにも催眠とセットにするというのは
効率的な方法の1つだろうと思います。
一方、ここでいう「効率的」というのは「効果的」ではありません。
効率的は「短時間で」というニュアンスを含みます。
トランスを介すと、短時間で学べる可能性がある、というわけです。
しかし、今回扱いたいのは、誰かが使っているメタファーを
「短時間で」取り入れて、気づかないうちに使えるようにする…
というものではありません。
一人ひとりが、自分で意識的に工夫をして
しっかりと内容を吟味して、より「効果的」なメッセージを作る作業です。
沢山のことを配慮しながら、相手にとって「効果的な」メッセージにするんです。
コミュニケーションには、伝える作業と受け取る作業があります。
どちらの能力もコミュニケーションに大切ですが、
どちらを優先するかは個人の生まれ持った特性に関係している気がします。
野球に例えるなら、「伝える」が攻撃、「受け取る」が守備…
ではないでしょう。
やはり多くの人が言うようにキャッチボールのほうがイメージは近い気がします。
「投げる」側と「捕る」側がいる。
投げるほうは、ある程度までは壁に向かって投げていても
コントロールを良くしていくことができます。
しかし、実際には相手の「捕る」能力に応じて
捕りやすいボールを投げたり、練習になるようなボールを投げたり、
といった相手への配慮が求められる。
ただ、コミュニケーションがキャッチボールと大きく違うのは
「一度にボールを沢山投げる」ところです。
誰もが全てのボールを捕れるわけではありません。
沢山投げられたボールの中に、捕ってほしいものがあるんです。
それを捕れるかどうかが、コミュニケーションのカギのように思えます。
投げるほうは、できるだけ相手が捕りやすくボールを投げる。
投げる数をなるべく減らす。
捕ってほしいボールがどれなのかを分かりやすくする。
メタファーとは、沢山投げたボールの中で
1つだけ足元をゆっくりと転がってくるボールのようなものでしょうか。
決して顔の前に捕りやすく投げられたボールではない。
けれども拾おうと思えば拾える。
それを「せっかくだから拾っておこうか」と思ってもらえる。
そんなボールの投げ方かもしれません。
どんなボールの投げ方があるのか。
頭を柔軟にして楽しみながら、
工夫の仕方を練習してみたいと考えています。
終了しました
トレーニングには色々あります。
無意識にアプローチする手法であれば、一度の取り組みで効果が出る場合も多々あります。
一方、話術や聞く技術のように、地道なトレーニングによって効果を発揮するものもあります。
この勉強会では地道なトレーニングが主体と考えていただいて良いかもしれません。
是非、お互いの頭を上手く利用し合いましょう。
今後、参加者のご様子を伺いながら、徐々にクローズドな会合にしていく方針です。
ご興味がおありの方は、お早めに一度ご参加下さいますことをお勧めいたします。
また、お気軽にお友達やお知り合いをお誘いいただけると喜ばしいです。
学びの幅が広がるとともに、勉強会が新たな学びの機会となっていただけることを
心から願っているためです。
【その他のご連絡事項】
ご自分の学びのアウトプットとして、勉強会で発表したいことがある方は
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
お時間などの相談をさせていただきます。
勉強会の最中には、質問をお気軽にドンドンして下さい。
話題を遮っていただいて構いません。
その時によって、どんな情報が関連して出てくるかは分かりません。
質問に答える側としても、その時間は非常に有意義なものです。
また、テーマに関して事前にご関心の強い点がありましたら
申し込みフォームの「ご意見など」の欄にご記入ください。
調査して勉強会にあたります。
それでは当日お会いできることを楽しみにしています。