2012年11月01日
【セミナー】カウンセリング講座のお知らせ
ご案内: 『ホンネを引き出すカウンセリング』講座
まずは”お試し”というわけではありませんが、
全体像を感じ取っていただいて、進め方を体験していただくために
11月の18日(日)と24日(土)の夜間に3時間のものを開催します。
コンセプトは、こちらの記事をご覧ください。
進め方や取り組み方、繰り返しのトレーニング、何を重視するか…
様々な点で好みがあるかもしれません。
一言でいえば、相手を理解する技術を詳細に磨き上げ
繊細に、それでいて直線的に切り込んでいく会話の技術を学びます。
必要で、かつ十分な質問をする練習が多くなるかもしれません。
その意味では、
「とにかく心と心が素直に触れ合うことが大事」
とか
「クリーンな状態で好奇心を持って関わるのが大事」
など、
そういった価値観のコミュニケーションとは趣旨が違います。
例えば、相手の苦しかった過去の体験談を聞くことになったとします。
それを教えてもらえる関係があるというのは価値のあることですが、
『その関係性そのものがクライアントの目的に必要かどうか?』
という観点も取り入れていきたいということです。
自分自身、大きく分類するなら
2パターンの相談援助技法をトレーニングしてきました。
1つは、相手の人生をできるだけ把握して、
相手の価値観と、どんな未来を望んでいるかを元に
現在取り組むべきテーマを絞り込んでいく、という方法。
とにかく有益な情報を沢山入手して、相手の人生を理解したうえで
必要とされるサポートを提供していくというスタンスです。
こちらは優しいアプローチかもしれません。
しかし、ときには傲慢にさえなりえる可能性もあります。
なぜなら、それは相手の人生だからです。
もう一方は、相手自身が自分でテーマを整理していく手助けをする方法。
相手の自主性を引き出しながら会話を進めます。
こちらが知らなくてもサポートに支障のない情報は、あえて取ろうとしません。
自分が知らなくても相手が知っている情報は言語化しなくても大丈夫。
知りたいのは自分の側の欲求に過ぎない。
そういうスタンスです。
ですから、こちらのスタンスで極限までいくと
相手は一切内容を話さなくてもサポートできる場合もあるわけです。
話すこと自体が苦しいテーマというのもあるものです。
触れずに済む部分には触れない。
それもまた優しさの一形態ではないでしょうか。
まとめると、両極の手法をトレーニングしてきた、ということです。
・できる限り沢山の情報を取って、正確に相手を理解したうえでサポートする
・最低限の情報だけで、無駄な負担をかけずに相手をサポートする
前者は、必要な情報を逃さないために有効ですし、
後者は、十分な情報だけで短時間に効果を出すために有効です。
この両方を、相手に合わせてできるようになるのが目標です。
『無駄なく、丁寧に』
そのためには、受け取り手である自分自身が繊細な感度で
相手からの情報を入手していく必要があります。
重要な情報を見極められるだけの繊細さがトレーニングの課題ということです。
喩えていうと、化石を発掘するようなイメージでしょうか。
どこに化石があるのかも分からないような段階で
やみくもに山の断面を小さなシャベルで掘り始めても
なかなか化石の場所には辿り着かないでしょう。
まずは大雑把に、掘削機などで大きな塊を取りだして
化石がありそうな場所なのかどうかを把握すると思います。
それから候補の場所を大きめのスコップなどで探り始めて
ポイントが見つかってきたあたりから小さなシャベルで細かく土をどける。
大きな骨の化石のようなものが見え始めたら、あとはさらに細かく
ブラシのようなものを使って土をどけていくわけです。
明らかに大きな恐竜の骨が出ているのに掘削機を使うことはないでしょうし、
どこに何があるのかも分からないときからブラシで土をどけることもないでしょう。
ところが、コミュニケーションになると、
意外と1つの道具で掘り進めようとする人が多いんです。
「そこはまだ化石があるかどうかも分からないから、
大きなスコップでガバッとやっても大丈夫ですよ」
「あ、その辺は化石の端っこが見えているから、
ブラシを使って細かく慎重に土をどけてみましょう」
といったトレーニングは、
コミュニケーションにおいては多分、機会が多くないのだろうと思われます。
その辺の加減を練習するのも、この講座の特徴になるはずです。
得られるものを化石発掘の喩えに合わせるなら、
・化石を見つけるまでの効果的な流れ
・化石がありそうな場所を見極める眼力と知識
・化石発掘作業中のポイントを掴む判断力
・大きく掘り進めるときに必要な体力
・細かく土をどけるときの集中力
・発掘作業を続けるだけの持続力
といった感じでしょうか。
カウンセリングの進め方、
カウンセリングの流れにおける重要なポイント、
相手が発する重要なヒントを捉える観察力…
といったことです。
全体の流れと重要な通過ポイントは、知識レベルでも補足しますが
繰り返しの体験で身につけていただくのが最も効果的でしょう。
先が読めるようになってくると、安心して取り組めるようになります。
重要なメッセージとテーマの中核を見抜く観察力・判断力は
練習の中でフィードバックから得られるはずです。
これは一般論で伝えられるものではありません。
繰り返しでコツを掴んで下さい。
「自分がどういう掘り進め方をする傾向があるのか」は
他者と比較しないと気づきにくい部分かもしれません。
様々なパターンを身につけて、使い分けられるようにすると
大胆に進むところと、繊細に進むところの区別がつけられるようになります。
ということで、「”○○テクニック”を習得できます!」といった内容ではないんです。
相手のホンネ、相手の本当のニーズを把握するための
戦略的なコミュニケーション技術を、丁寧にトレーニングする場です。
本格的な内容だと思います。
まずは、どんなものか体験してみて下さい。
個人的には、この技術を学び、訓練し、使えるようになってきた頃から
大半のセミナーに行っても不満しか感じなくなってしまいました。
「そこを見逃して先に進むのは危険じゃないか?」
「そこは本質的な内容じゃないでしょう」
といった疑問が抑えられなくなったからです。
その意味では、やるからには少し覚悟がいるかもしれません。
そのことは分かっておいてください。
だから先にお試しとして、全体像を体験する回に参加していただきたいんです。
お誘いあわせの上、お越し下さい。
詳細は以下のとおりです。
【セミナーの詳細】
≪『ホンネを引き出すカウンセリング』講座≫
【日時】 11月18日(日) 18:30〜21:30 終了しました
11月24日(土) 18:30〜21:30 残席わずか
※終了時間は前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の日にちをご記入ください。
【場所】 北とぴあ 806会議室
(JR京浜東北線・王子駅 北口より徒歩2分)
(東京メトロ南北線・王子駅5番出口直結)
【参加費】 ・・・各5,000円 (一日あたり)
★お試し価格です!
当日、会場にてお支払いください。
終了しました
多分この技術は、大衆向けではありません。
誰でも身につくとは思いますが、
誰が指導しても身につくものではない気がするからです。
そこにはトレーニングの仕方のコツのようなものもあるわけです。
もちろん、そのコツと一緒に伝えていけば
広められる技術になるのかもしれません。
しかし、そのことと
「広まる必要のある技術かどうか」
は別問題です。
個人的には、一部の人にとって非常に重要で、
また別の一部の人が、この技術を持つ人によってサポートされたときに
絶大な効果を発揮するようになるのではないかと考えています。
ですから、とりあえず今のうちに
一部の人に伝えておくことにしました。
一回で身につくものではないかもしれません。
少しずつトレーニングしていきましょう。
お待ちしています。
まずは”お試し”というわけではありませんが、
全体像を感じ取っていただいて、進め方を体験していただくために
11月の18日(日)と24日(土)の夜間に3時間のものを開催します。
コンセプトは、こちらの記事をご覧ください。
進め方や取り組み方、繰り返しのトレーニング、何を重視するか…
様々な点で好みがあるかもしれません。
一言でいえば、相手を理解する技術を詳細に磨き上げ
繊細に、それでいて直線的に切り込んでいく会話の技術を学びます。
必要で、かつ十分な質問をする練習が多くなるかもしれません。
その意味では、
「とにかく心と心が素直に触れ合うことが大事」
とか
「クリーンな状態で好奇心を持って関わるのが大事」
など、
そういった価値観のコミュニケーションとは趣旨が違います。
例えば、相手の苦しかった過去の体験談を聞くことになったとします。
それを教えてもらえる関係があるというのは価値のあることですが、
『その関係性そのものがクライアントの目的に必要かどうか?』
という観点も取り入れていきたいということです。
自分自身、大きく分類するなら
2パターンの相談援助技法をトレーニングしてきました。
1つは、相手の人生をできるだけ把握して、
相手の価値観と、どんな未来を望んでいるかを元に
現在取り組むべきテーマを絞り込んでいく、という方法。
とにかく有益な情報を沢山入手して、相手の人生を理解したうえで
必要とされるサポートを提供していくというスタンスです。
こちらは優しいアプローチかもしれません。
しかし、ときには傲慢にさえなりえる可能性もあります。
なぜなら、それは相手の人生だからです。
もう一方は、相手自身が自分でテーマを整理していく手助けをする方法。
相手の自主性を引き出しながら会話を進めます。
こちらが知らなくてもサポートに支障のない情報は、あえて取ろうとしません。
自分が知らなくても相手が知っている情報は言語化しなくても大丈夫。
知りたいのは自分の側の欲求に過ぎない。
そういうスタンスです。
ですから、こちらのスタンスで極限までいくと
相手は一切内容を話さなくてもサポートできる場合もあるわけです。
話すこと自体が苦しいテーマというのもあるものです。
触れずに済む部分には触れない。
それもまた優しさの一形態ではないでしょうか。
まとめると、両極の手法をトレーニングしてきた、ということです。
・できる限り沢山の情報を取って、正確に相手を理解したうえでサポートする
・最低限の情報だけで、無駄な負担をかけずに相手をサポートする
前者は、必要な情報を逃さないために有効ですし、
後者は、十分な情報だけで短時間に効果を出すために有効です。
この両方を、相手に合わせてできるようになるのが目標です。
『無駄なく、丁寧に』
そのためには、受け取り手である自分自身が繊細な感度で
相手からの情報を入手していく必要があります。
重要な情報を見極められるだけの繊細さがトレーニングの課題ということです。
喩えていうと、化石を発掘するようなイメージでしょうか。
どこに化石があるのかも分からないような段階で
やみくもに山の断面を小さなシャベルで掘り始めても
なかなか化石の場所には辿り着かないでしょう。
まずは大雑把に、掘削機などで大きな塊を取りだして
化石がありそうな場所なのかどうかを把握すると思います。
それから候補の場所を大きめのスコップなどで探り始めて
ポイントが見つかってきたあたりから小さなシャベルで細かく土をどける。
大きな骨の化石のようなものが見え始めたら、あとはさらに細かく
ブラシのようなものを使って土をどけていくわけです。
明らかに大きな恐竜の骨が出ているのに掘削機を使うことはないでしょうし、
どこに何があるのかも分からないときからブラシで土をどけることもないでしょう。
ところが、コミュニケーションになると、
意外と1つの道具で掘り進めようとする人が多いんです。
「そこはまだ化石があるかどうかも分からないから、
大きなスコップでガバッとやっても大丈夫ですよ」
「あ、その辺は化石の端っこが見えているから、
ブラシを使って細かく慎重に土をどけてみましょう」
といったトレーニングは、
コミュニケーションにおいては多分、機会が多くないのだろうと思われます。
その辺の加減を練習するのも、この講座の特徴になるはずです。
得られるものを化石発掘の喩えに合わせるなら、
・化石を見つけるまでの効果的な流れ
・化石がありそうな場所を見極める眼力と知識
・化石発掘作業中のポイントを掴む判断力
・大きく掘り進めるときに必要な体力
・細かく土をどけるときの集中力
・発掘作業を続けるだけの持続力
といった感じでしょうか。
カウンセリングの進め方、
カウンセリングの流れにおける重要なポイント、
相手が発する重要なヒントを捉える観察力…
といったことです。
全体の流れと重要な通過ポイントは、知識レベルでも補足しますが
繰り返しの体験で身につけていただくのが最も効果的でしょう。
先が読めるようになってくると、安心して取り組めるようになります。
重要なメッセージとテーマの中核を見抜く観察力・判断力は
練習の中でフィードバックから得られるはずです。
これは一般論で伝えられるものではありません。
繰り返しでコツを掴んで下さい。
「自分がどういう掘り進め方をする傾向があるのか」は
他者と比較しないと気づきにくい部分かもしれません。
様々なパターンを身につけて、使い分けられるようにすると
大胆に進むところと、繊細に進むところの区別がつけられるようになります。
ということで、「”○○テクニック”を習得できます!」といった内容ではないんです。
相手のホンネ、相手の本当のニーズを把握するための
戦略的なコミュニケーション技術を、丁寧にトレーニングする場です。
本格的な内容だと思います。
まずは、どんなものか体験してみて下さい。
個人的には、この技術を学び、訓練し、使えるようになってきた頃から
大半のセミナーに行っても不満しか感じなくなってしまいました。
「そこを見逃して先に進むのは危険じゃないか?」
「そこは本質的な内容じゃないでしょう」
といった疑問が抑えられなくなったからです。
その意味では、やるからには少し覚悟がいるかもしれません。
そのことは分かっておいてください。
だから先にお試しとして、全体像を体験する回に参加していただきたいんです。
お誘いあわせの上、お越し下さい。
詳細は以下のとおりです。
【セミナーの詳細】
≪『ホンネを引き出すカウンセリング』講座≫
【日時】 11月18日(日) 18:30〜21:30 終了しました
11月24日(土) 18:30〜21:30 残席わずか
※終了時間は前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の日にちをご記入ください。
【場所】 北とぴあ 806会議室
(JR京浜東北線・王子駅 北口より徒歩2分)
(東京メトロ南北線・王子駅5番出口直結)
【参加費】 ・・・各5,000円 (一日あたり)
★お試し価格です!
当日、会場にてお支払いください。
終了しました
多分この技術は、大衆向けではありません。
誰でも身につくとは思いますが、
誰が指導しても身につくものではない気がするからです。
そこにはトレーニングの仕方のコツのようなものもあるわけです。
もちろん、そのコツと一緒に伝えていけば
広められる技術になるのかもしれません。
しかし、そのことと
「広まる必要のある技術かどうか」
は別問題です。
個人的には、一部の人にとって非常に重要で、
また別の一部の人が、この技術を持つ人によってサポートされたときに
絶大な効果を発揮するようになるのではないかと考えています。
ですから、とりあえず今のうちに
一部の人に伝えておくことにしました。
一回で身につくものではないかもしれません。
少しずつトレーニングしていきましょう。
お待ちしています。