2012年12月11日

客観的な声


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とにかく手広く、できるだけ多くのことを学びたいと思って
色々なセミナーに参加したり、教材を購入したりしていた時期があります。

そんな時期、自分の能力を向上させる一環として
自分自身の客観性を高めるトレーニングをしていました。

方法はカンタン。
録音した自分の話を聴く、というのも。

それによって、自分が話している真っ最中にも、
自分の話を客観的に聴けるようになるというコンセプトだった気がします。

結果的には、人前で話すときにも落ち着いて話せるようになる、と。

多くの人に当てはまると思いますが、
録音した自分の声を聴くのは、あまり心地良いものではありませんでした。

「えー?こんな声なの?」
という気恥かしさが常に伴っていました。

それが何度も聞いていると、段々と慣れてくる。

普段、話しながら聞いている自分の声と
録音して再生した自分の声が同じように聞こえるわけではありません。

寝起きの時などに自分の声を聴くと、たまに
録音した声と同じように感じられることもありますが、
僕の場合は、どんなに慣れてもイメージの声とは一致しませんでした。

まぁ、ですがトレーニングの目的としては、
主観的に聞こえる声と客観的に聞こえる声が同じになることを意図していませんから
録音した声に馴染んで、気恥かしさや違和感がなくなれば良かったんです。

再生して聴いたときに
「そうそう、自分の声って録音すると、こんな感じなんだよね」
と思えるようになれば、目標には達しているようです。

これは結構、僕の中で効果的だったと思います。
おかげで今でも、録音した声を聴いても抵抗はないですし、
話の内容も客観的に聴けますから、自画自賛することもできます。

自分自身を客観的に振り返る作業をする前段階としても重要なんです。

恥ずかしさを伴ったまま、録音した声を聴いて内容を振り返ると
「恥ずかしくて聴きたくない」気持ちが否定的な態度を生み出します。

その態度で聴けば、内容に対しても厳しく、批判的になりやすい。
他人に対して客観的に判断するよりも評価が厳しくなって、
上手く出来ているところさえも受け入れられなくなったりするわけです。

自分自身を客観的に振り返って評価する際には録音や録画が役立ちますが、
そのときには更に、自分の声に慣れていて、ニュートラルな気持ちで
自分の声や映像に触れられる必要がある、ということです。

実際、僕の場合、カウンセリングのトレーニングの中で
自分のセッションのビデオを繰り返しチェックしてきましたが、
そのときに自分を客観的に分析するのが苦にならなかったのは
以前に録音した自分の声を何度も聴いていたからだと思えたものです。

そういう意味でも、オススメ度の高いトレーニングだと考えています。


ちなみに、つい最近もセミナーの音声を録音していたので、
音質チェックのために自分の話を聴いてみました。

チェックのつもりが知らない間に聴き入ってしまっていたあたり、
かなり自画自賛でお恥ずかしいんですが、
それ以上に気になったことがありました。

それは自分の声と話し方。

誰かに似ている気がするんです。

でも誰だか思いだせない。

自分が影響をうけたであろう人たちの音声を引っ張り出して聴きましたが
どうも明確に「これだ!」というのが無いんです。

なのに、聴いていると誰かを思い出しそうな感じがする。

ただ自分の声を普段から聴いているうちの
客観的に耳から聞こえる要素だけが記憶に残っているのでしょうか?

いや、でも誰か別の人の気がします。
テレビとかCDとかで聴いていた人の声。
…声というよりは、話し方か?

思いだせません。

どなたか、思い当たる方がいらっしゃったら教えてください。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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