2013年08月12日
【セミナー】リフレーミング講座&カウンセリング講座(実践編)
ご案内: 8月25日(日)開催
リフレーミング講座
この講座では『リフレーミング』に特化したトレーニングをします。
『リフレーミング』とは、大まかに言うと
「物事の受け取り方を変える」ことを意味します。
分かりやすい例を挙げるなら、
「中学校の時の厳しかった先生が卒業式の時に泣いているのを見て
”なんだ、あの先生、実は良い人だったんだ…”と見方が変わる」
ようなこと。
それまでは厳しい先生と話をしようとするだけでビクビクしていたのが
卒業式の涙を見て以来、「厳しくて良い先生」という受け取り方に変わって
話をするときにも落ち着いていられるようになる、
…といった内面的な変化が起こるわけです。
こうした変化を「”リフレーム”された』と言います。
つまり、『リフレーム』は結果だということです。
「リフレーミングをしたつもりだけど上手くいきませんでした…」
といった場合、”リフレーミングの言葉がけ”をしたけれど、
相手の内面では”リフレームが起きなかった”ことになります。
逆の言い方をするなら、”リフレーミングの言葉がけ”をしなくても
結果的に、相手の内面で”リフレームされる”場合もある。
ここが重要です。
物事の受け取り方が変わるようなプロセスを内面的に体験すると
”リフレームされる”という仕組み。
「厳しい先生の涙を見たとき」と似たような内的なプロセスが起きれば
物事の受け取り方が変わって、今までと違った反応になると考えられます。
この辺りを詳しく解説したうえで、リフレームが起こるためのプロセスを
内面的に体験するトレーニングを進めます。
そのプロセスをNLPの用語を使って説明します。
「フレーム」と「サブモダリティ」が主役です。
単なる言葉がけの練習ではありません。
もっと「内面で何が起きているか」を積極的にイメージしながら
受け取り方が変わるために必要な内的体験を考えます。
そして、そのプロセスを引き出すような言葉がけを生み出す練習をします。
ですから、リフレーミングによって”問題が解決する”方向性を意図します。
比較のために”問題が気にならなくなる”方向性のリフレーミングも
実習の中に取り入れる予定ではいますが、
メインのトレーニングは”問題が解決する”リフレーミングになるでしょう。
必ず意図しながら取り組んでいただくことになるのは、
・”問題が気にならなくなる”のか
・”問題が解決するのか”
の違いです。
ここに注意を向けない限り、相手に起きる変化を予測できません。
予測しないということは、「ランダムにやってみる」ということです。
他人の人生の一部を変える作業を適当にやるのは、
いささか無責任ではないかと思います。
まぁ、現実的には多くの場合、そうしたランダムな取り組みは
「やってみたけど、相手の心には響かなかった」という結果で済みますが。
個人的にもクライアントとして体験したことがあります。
「もっと自分の体のメッセージを受け取れるようになりたい」と言ったら、
セラピストから
「体のメッセージの重要性を知っているということは、すでに
十分、体のメッセージを受け取っているんじゃないですか?」
と返されたことがあります。
技法としては、そういう返答もありえます。
ですが、その言葉を返されたときの気分は、とても残念だったものです。
こちらの要望を聞いてくれなかったわけですから。
方向性に注意しながらリフレーミングするのが重要だという話です。
特に、”問題が解決する”リフレーミングにおいては
サブモダリティへの理解を深めておくことが有効です。
この辺は、
「心が思い通りになる技術 NLP:神経言語プログラミング」(春秋社)
でも図解しています。
サブモダリティを変えることでリフレームを引き起こす、
といったところから体験学習していただく予定です。
本で解説した内容を元に、より詳しくトレーニングを行いますから
ご一読いただいた上でのご参加をオススメします。
(本を読むのが面倒臭いからセミナーで体験してしまう、
というスタンスも構いませんが。)
以上のように、
「物事の受け取り方が変わって、問題が解決する」ためのプロセスを
言葉がけだけで引き出す手法をトレーニングします。
途中、イメージを活用した実習もありますが
最終目標は言葉がけに繋げるところです。
大袈裟ではなく、この技術を身につければ
言葉だけで他者の問題解決のお手伝いができます。
その分、トレーニングが必要な技術かもしれませんが
自分自身に対して使うところから練習していただけるように
コツをお伝えできればと考えています。
心の課題を解決するお手伝いに興味のある方、
コミュニケーション技術やNLPへ関心のある方、
部下育成や教育に携わっている方などにオススメの内容です。
◆今回の講座で得られるもの
●リフレーミングの基礎知識
●フレームと心のプログラムの関係に対する理解
●心の中のイメージを共有する技術
●心の中のイメージを元に、問題を解決する手法
●イメージに影響を与える言葉の選び方
●意図を持ったリフレーミングの使い分け方
◆録音・録画に関しまして
個人的なご使用でしたら、録音や録画はご自由にどうぞ。
復習にご利用いただくのも良いかと思います。
実習中のクライアント役の発言内容を記録しておけば
その場で内容の不明瞭な部分を確認するのにも役立つかもしれません。
特に、今回の『リフレーミング』に関していえば
言葉の選び方や発想のバリエーションを広げておくのが有効なものです。
その意味では、他の参加者の使った言い回しなどを
録音を元に、書き起こしてみるのも良いのではないでしょうか。
物事の受け取り方が広がる瞬間というのは
何度体験しても心地良いものだと思います。
”フッと心が緩む”とでも言いますか、
まさに視野が広がる体験でしょう。
それは一瞬の出来事です。
少しずつ心が、しなやかになる。
自分自身の物の見方が広がっていくほど、
自然とリフレーミングの言葉がけにもバリエーションが生まれます。
そして何より、余裕が生まれてくるはずです。
自分に対しても、他人に対しても。
相手の話を聞きながら、自然と自分の中ではリフレームが起こるため
深刻に聞き過ぎることがなくなるんです。
それでも共感的なメッセージはかけられます。
むしろ、「一緒になって悩んでしまって巻き込まれる」
といったことがなくなりますから、落ち着いてメッセージを選べます。
この心の余裕が、相手の深刻さを軽減してくれます。
そうやって少し軽くなってくると、リフレーミングの効果も高まる。
そんな好循環が生まれるようです。
ですから、リフレーミング最大のコツは
自分で何度も体験してみるということだろうと思えるんです。
実習を通じて、日常生活を通じて
様々なリフレーミングを体験する。
これが役立ちます。
ただ、リフレーミングの発想には偏りが起きやすいみたいなんです。
人によって良く使うリフレーミングのパターンがある。
「物事の見方を変える」ことを心がけているときでさえ、
「”物事の見方を変える”ための着眼点」は、「変わらない」ということです。
そっちの着眼点も「広げたい」ところでしょう。
そこで、リフレーミングの仕組みを整理しておくことが役立ちます。
自分の着眼点や発想の癖に気づけます。
どういう視点の変え方が可能なのかも
他者から幅広く学べるようになります。
リフレーミングの仕組みを知った上で
体験を重ねるのが有効だということです。
自分がリフレーミングの言葉がけを生み出す体験、
自分が他者からリフレーミングしてもらう体験、
…その両方を、仕組みに照らし合わせながら整理するわけです。
それがこの講座の狙いです。
単なる言語パターンではない
本質的なリフレーミングの仕組みを扱います。
ご興味のある方は是非、お越しください。
講座の詳細は以下の通りです。
【セミナーの詳細】
≪リフレーミング講座≫
(併設:『ホンネを引き出すカウンセリング』講座・実践練習)
【日時】 8月25日(日)
《日中:リフレーミング講座》 10:00〜17:00
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 18:30〜21:30
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の時間帯(日中/夜間)をご記入ください。
【場所】 滝野川会館 304集会室
(JR京浜東北線・上中里駅より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅より徒歩10分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
【参加費】
《日中:リフレーミング講座》 ・・・15,000円
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 ・・・5,000円
★日中の講座にご参加の方は、無料で夜間の実践練習へご参加頂けます
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
リフレーミングは一瞬で起きて、しかも元には戻りません。
それは物事の受け取り方が変わるからです。
その受け取り方を身につけてしまったら、
「使わない」という選択肢は無いんです。
よく認知心理学などで題材に使われる図形が良い例でしょう。
例えば、「老婆と若い女性の2通りに見える絵」とか、
「ウサギとアヒルの2通りに見える絵」とか。
最初は一方しか気づかないものです。
あるとき、自ら気づいたり、教えてもらったりして
もう一方の捉え方が身につきます。
そうなったら、片方しか見えなかった状態には戻れないんです。
2通りの見方があるって知ってしまっていますから。
ただし、リフレーミングのメリットは
「そのように複数の見方に気づいた後に
どちらの見方をするかを選べる」
ところにあると考えられます。
老婆でも若い女性でも、見たいほうに注目すれば良いんです。
ウサギとアヒルの2通りがあるなら、好きなほうを見れば良い。
それも、いつも必ずではなく、
好きなときに、好きな見方をすれば良いんです。
選択肢が増やせるという意味では、
リフレーミングには安全性の高さがあります。
(もちろん、それでも細心の注意を払うんですが。)
一度、リフレーミングという発想を知った人にとっては
リフレーミングのトレーニングや実生活を通じて、
物事の受け取り方を広げていく体験が役立つと思います。
見方を広げ、柔軟性を上げるほど、楽になることが多いようです。
そう考えると、自分に対するリフレーミングは
かなり安全にオススメできるものと言えそうです。
そして、自分へのリフレーミングをオススメするもう1つの理由は、
自分の問題をリフレームするほどに、
リフレーミングの結果が予測できるようになる
ところにあります。
つまり、
「どんな言葉をかけたら、
相手にどんな影響が出るか?」
を想像できるようになるんです。
その結果、どういう言葉をかけるのが適切かを
自分で選択できるようになっていきます。
結果を予測できるから、選択できるようになるんです。
どうなるかを予測せずに言ってみるのは、ランダムです。
いくら安全だとはいえ、
リフレーミングは基本的に”おせっかい”なんです。
断言します。
リフレーミングは介入です。
どんなに親切や思いやりに動機づけられていても、
その性質上、必ず介入的なんです。
セラピーやカウンセリングの場面であれば
問題解決を目標として契約が成立していますから、
目標に向かうための介入であれば許される前提があります。
ですが、日常生活でリフレーミングするとしたら
その介入は”おせっかい”の範囲に含まれるはずです。
だから「やってはいけない」という話ではありません。
だから「結果を予測してから選択する」のが重要なんです。
相手にどういう影響があるかを予測して、
「自分がその結果を良いと信じられる」場合に
自分の責任でリフレーミングする。
そうでなければ、やみくもな
文字通りの”おせっかい”になってしまうでしょう。
道に迷っている様子の人に道案内を申し出れば親切かもしれませんが、
迷ってもいない人に道案内したら
”ありがた迷惑”というものじゃないでしょうか。
場面に応じて、結果を予測して関わる。
そのためにも、リフレーミングの結果を予測できる必要があります。
リフレーミングの練習、特に自分で体験してみるのが大切なのは
ここに理由があるんです。
優しさを”ありがた迷惑”や”余計なおせっかい”にせずに
”親切”として表現するためにも、練習が大事だと思います。
有意義な練習をしましょう。
お待ちしています。
リフレーミング講座
この講座では『リフレーミング』に特化したトレーニングをします。
『リフレーミング』とは、大まかに言うと
「物事の受け取り方を変える」ことを意味します。
分かりやすい例を挙げるなら、
「中学校の時の厳しかった先生が卒業式の時に泣いているのを見て
”なんだ、あの先生、実は良い人だったんだ…”と見方が変わる」
ようなこと。
それまでは厳しい先生と話をしようとするだけでビクビクしていたのが
卒業式の涙を見て以来、「厳しくて良い先生」という受け取り方に変わって
話をするときにも落ち着いていられるようになる、
…といった内面的な変化が起こるわけです。
こうした変化を「”リフレーム”された』と言います。
つまり、『リフレーム』は結果だということです。
「リフレーミングをしたつもりだけど上手くいきませんでした…」
といった場合、”リフレーミングの言葉がけ”をしたけれど、
相手の内面では”リフレームが起きなかった”ことになります。
逆の言い方をするなら、”リフレーミングの言葉がけ”をしなくても
結果的に、相手の内面で”リフレームされる”場合もある。
ここが重要です。
物事の受け取り方が変わるようなプロセスを内面的に体験すると
”リフレームされる”という仕組み。
「厳しい先生の涙を見たとき」と似たような内的なプロセスが起きれば
物事の受け取り方が変わって、今までと違った反応になると考えられます。
この辺りを詳しく解説したうえで、リフレームが起こるためのプロセスを
内面的に体験するトレーニングを進めます。
そのプロセスをNLPの用語を使って説明します。
「フレーム」と「サブモダリティ」が主役です。
単なる言葉がけの練習ではありません。
もっと「内面で何が起きているか」を積極的にイメージしながら
受け取り方が変わるために必要な内的体験を考えます。
そして、そのプロセスを引き出すような言葉がけを生み出す練習をします。
ですから、リフレーミングによって”問題が解決する”方向性を意図します。
比較のために”問題が気にならなくなる”方向性のリフレーミングも
実習の中に取り入れる予定ではいますが、
メインのトレーニングは”問題が解決する”リフレーミングになるでしょう。
必ず意図しながら取り組んでいただくことになるのは、
・”問題が気にならなくなる”のか
・”問題が解決するのか”
の違いです。
ここに注意を向けない限り、相手に起きる変化を予測できません。
予測しないということは、「ランダムにやってみる」ということです。
他人の人生の一部を変える作業を適当にやるのは、
いささか無責任ではないかと思います。
まぁ、現実的には多くの場合、そうしたランダムな取り組みは
「やってみたけど、相手の心には響かなかった」という結果で済みますが。
個人的にもクライアントとして体験したことがあります。
「もっと自分の体のメッセージを受け取れるようになりたい」と言ったら、
セラピストから
「体のメッセージの重要性を知っているということは、すでに
十分、体のメッセージを受け取っているんじゃないですか?」
と返されたことがあります。
技法としては、そういう返答もありえます。
ですが、その言葉を返されたときの気分は、とても残念だったものです。
こちらの要望を聞いてくれなかったわけですから。
方向性に注意しながらリフレーミングするのが重要だという話です。
特に、”問題が解決する”リフレーミングにおいては
サブモダリティへの理解を深めておくことが有効です。
この辺は、
「心が思い通りになる技術 NLP:神経言語プログラミング」(春秋社)
でも図解しています。
サブモダリティを変えることでリフレームを引き起こす、
といったところから体験学習していただく予定です。
本で解説した内容を元に、より詳しくトレーニングを行いますから
ご一読いただいた上でのご参加をオススメします。
(本を読むのが面倒臭いからセミナーで体験してしまう、
というスタンスも構いませんが。)
以上のように、
「物事の受け取り方が変わって、問題が解決する」ためのプロセスを
言葉がけだけで引き出す手法をトレーニングします。
途中、イメージを活用した実習もありますが
最終目標は言葉がけに繋げるところです。
大袈裟ではなく、この技術を身につければ
言葉だけで他者の問題解決のお手伝いができます。
その分、トレーニングが必要な技術かもしれませんが
自分自身に対して使うところから練習していただけるように
コツをお伝えできればと考えています。
心の課題を解決するお手伝いに興味のある方、
コミュニケーション技術やNLPへ関心のある方、
部下育成や教育に携わっている方などにオススメの内容です。
◆今回の講座で得られるもの
●リフレーミングの基礎知識
●フレームと心のプログラムの関係に対する理解
●心の中のイメージを共有する技術
●心の中のイメージを元に、問題を解決する手法
●イメージに影響を与える言葉の選び方
●意図を持ったリフレーミングの使い分け方
◆録音・録画に関しまして
個人的なご使用でしたら、録音や録画はご自由にどうぞ。
復習にご利用いただくのも良いかと思います。
実習中のクライアント役の発言内容を記録しておけば
その場で内容の不明瞭な部分を確認するのにも役立つかもしれません。
特に、今回の『リフレーミング』に関していえば
言葉の選び方や発想のバリエーションを広げておくのが有効なものです。
その意味では、他の参加者の使った言い回しなどを
録音を元に、書き起こしてみるのも良いのではないでしょうか。
物事の受け取り方が広がる瞬間というのは
何度体験しても心地良いものだと思います。
”フッと心が緩む”とでも言いますか、
まさに視野が広がる体験でしょう。
それは一瞬の出来事です。
少しずつ心が、しなやかになる。
自分自身の物の見方が広がっていくほど、
自然とリフレーミングの言葉がけにもバリエーションが生まれます。
そして何より、余裕が生まれてくるはずです。
自分に対しても、他人に対しても。
相手の話を聞きながら、自然と自分の中ではリフレームが起こるため
深刻に聞き過ぎることがなくなるんです。
それでも共感的なメッセージはかけられます。
むしろ、「一緒になって悩んでしまって巻き込まれる」
といったことがなくなりますから、落ち着いてメッセージを選べます。
この心の余裕が、相手の深刻さを軽減してくれます。
そうやって少し軽くなってくると、リフレーミングの効果も高まる。
そんな好循環が生まれるようです。
ですから、リフレーミング最大のコツは
自分で何度も体験してみるということだろうと思えるんです。
実習を通じて、日常生活を通じて
様々なリフレーミングを体験する。
これが役立ちます。
ただ、リフレーミングの発想には偏りが起きやすいみたいなんです。
人によって良く使うリフレーミングのパターンがある。
「物事の見方を変える」ことを心がけているときでさえ、
「”物事の見方を変える”ための着眼点」は、「変わらない」ということです。
そっちの着眼点も「広げたい」ところでしょう。
そこで、リフレーミングの仕組みを整理しておくことが役立ちます。
自分の着眼点や発想の癖に気づけます。
どういう視点の変え方が可能なのかも
他者から幅広く学べるようになります。
リフレーミングの仕組みを知った上で
体験を重ねるのが有効だということです。
自分がリフレーミングの言葉がけを生み出す体験、
自分が他者からリフレーミングしてもらう体験、
…その両方を、仕組みに照らし合わせながら整理するわけです。
それがこの講座の狙いです。
単なる言語パターンではない
本質的なリフレーミングの仕組みを扱います。
ご興味のある方は是非、お越しください。
講座の詳細は以下の通りです。
【セミナーの詳細】
≪リフレーミング講座≫
(併設:『ホンネを引き出すカウンセリング』講座・実践練習)
【日時】 8月25日(日)
《日中:リフレーミング講座》 10:00〜17:00
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 18:30〜21:30
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の時間帯(日中/夜間)をご記入ください。
【場所】 滝野川会館 304集会室
(JR京浜東北線・上中里駅より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅より徒歩10分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
【参加費】
《日中:リフレーミング講座》 ・・・15,000円
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 ・・・5,000円
★日中の講座にご参加の方は、無料で夜間の実践練習へご参加頂けます
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
リフレーミングは一瞬で起きて、しかも元には戻りません。
それは物事の受け取り方が変わるからです。
その受け取り方を身につけてしまったら、
「使わない」という選択肢は無いんです。
よく認知心理学などで題材に使われる図形が良い例でしょう。
例えば、「老婆と若い女性の2通りに見える絵」とか、
「ウサギとアヒルの2通りに見える絵」とか。
最初は一方しか気づかないものです。
あるとき、自ら気づいたり、教えてもらったりして
もう一方の捉え方が身につきます。
そうなったら、片方しか見えなかった状態には戻れないんです。
2通りの見方があるって知ってしまっていますから。
ただし、リフレーミングのメリットは
「そのように複数の見方に気づいた後に
どちらの見方をするかを選べる」
ところにあると考えられます。
老婆でも若い女性でも、見たいほうに注目すれば良いんです。
ウサギとアヒルの2通りがあるなら、好きなほうを見れば良い。
それも、いつも必ずではなく、
好きなときに、好きな見方をすれば良いんです。
選択肢が増やせるという意味では、
リフレーミングには安全性の高さがあります。
(もちろん、それでも細心の注意を払うんですが。)
一度、リフレーミングという発想を知った人にとっては
リフレーミングのトレーニングや実生活を通じて、
物事の受け取り方を広げていく体験が役立つと思います。
見方を広げ、柔軟性を上げるほど、楽になることが多いようです。
そう考えると、自分に対するリフレーミングは
かなり安全にオススメできるものと言えそうです。
そして、自分へのリフレーミングをオススメするもう1つの理由は、
自分の問題をリフレームするほどに、
リフレーミングの結果が予測できるようになる
ところにあります。
つまり、
「どんな言葉をかけたら、
相手にどんな影響が出るか?」
を想像できるようになるんです。
その結果、どういう言葉をかけるのが適切かを
自分で選択できるようになっていきます。
結果を予測できるから、選択できるようになるんです。
どうなるかを予測せずに言ってみるのは、ランダムです。
いくら安全だとはいえ、
リフレーミングは基本的に”おせっかい”なんです。
断言します。
リフレーミングは介入です。
どんなに親切や思いやりに動機づけられていても、
その性質上、必ず介入的なんです。
セラピーやカウンセリングの場面であれば
問題解決を目標として契約が成立していますから、
目標に向かうための介入であれば許される前提があります。
ですが、日常生活でリフレーミングするとしたら
その介入は”おせっかい”の範囲に含まれるはずです。
だから「やってはいけない」という話ではありません。
だから「結果を予測してから選択する」のが重要なんです。
相手にどういう影響があるかを予測して、
「自分がその結果を良いと信じられる」場合に
自分の責任でリフレーミングする。
そうでなければ、やみくもな
文字通りの”おせっかい”になってしまうでしょう。
道に迷っている様子の人に道案内を申し出れば親切かもしれませんが、
迷ってもいない人に道案内したら
”ありがた迷惑”というものじゃないでしょうか。
場面に応じて、結果を予測して関わる。
そのためにも、リフレーミングの結果を予測できる必要があります。
リフレーミングの練習、特に自分で体験してみるのが大切なのは
ここに理由があるんです。
優しさを”ありがた迷惑”や”余計なおせっかい”にせずに
”親切”として表現するためにも、練習が大事だと思います。
有意義な練習をしましょう。
お待ちしています。