2013年09月26日
【セミナー】「分かりやすい伝え方」講座
ご案内: 10月13日(日)開催
「分かりやすい伝え方」講座
この講座に関しては、あまり詳しい中身を事前にお伝えできません。
漠然とした説明になってしまいますが、ご了承ください。
なぜかというと、
内容の理解がセミナーの半分ぐらいを占めるからです。
技術を習得するためのトレーニングだけでなく、
その”やり方”そのもの、考え方や着眼点などが
セミナーで重要な位置を占めます。
もちろん、個別にコツをお伝えすることは多々あるはずです。
でなければセミナーの形にする必要がありませんので。
メインは、「分かりやすい伝え方」。
”どういう情報を盛り込んだら、「分かりやすい」と言ってもらえるか”です。
当然、伝わりやすい方法だともいえます。
が、「伝わる」の場合、非言語メッセージのニュアンスが
大きな力を持つことがあります。
そちらも大事です。
しかし、「伝える」ための場面で、必ずしも
非言語メッセージが含まれるとは限りません。
文章として表現する場合もあります。
文字情報しか使えないなら「分かりやすい伝え方」は重要度を増すでしょう。
直接会ってコミュニケーションをする場合でも、
相手によっては話の内容を重視することがありえます。
話そのものを大切にする相手なら、内容に注意する必要があります。
どういう情報を入れるか。
何を説明するか。
この観点です。
ですから、「どのように」の部分には重点を置きません。
つまり”型”や”フォーマット”、”テンプレート”みたいなものは扱いません。
世の中には、
「まず、こういうことを話して、それからこっちを言って、その後で…」
みたいに、”効果的な伝え方の型”が存在します。
起承転結や、序破急なんてのもありますし、
英語の論理的なライティングにもオーソドックスな型があります。
新聞の記事だって型があるようです。
セールスレターなどにも”型通り”のものが見受けられます。
スピーチやプレゼンテーションでも型を使うことがあります。
そういうことではないんです。
「何を伝えるか」、「どんな情報を盛り込むか」、「何を言うか・書くか」です。
もし型を知っているなら、その型に適用することも可能です。
型の中に「どんな情報を入れるか」ということですから。
言ってみれば、
「1つの”考え”を構成する情報を整理する」
ということです。
それによって、型を使ったときにも、
その表現をより伝わりやすいものにしてくれるはずです。
共感を得たいのなら、その表現を豊かにできます。
あおりたいなら、そうすることも可能です。
説得力のあるプレゼンをしたいなら、それも可能です。
どういう情報を込めれば良いかが見えてくるでしょうから。
また、細かい”言い回し”のトレーニングでもありません。
気が利いたフレーズや、カッコいい言い回し、
”ツカミ”になるようなインパクトのあるコピー…
そういった伝え方のテクニックでもないんです。
デコレーションするには、元になる情報が必要です。
今回のセミナーで扱うのは、元になる情報のほう。
「何を伝えるか」。
「どのような種類の情報を含めると、伝わりやすいか」を中心とします。
”型”に応用したり、”言い回し”を工夫してカッコよくしたりするのは、
今回詳しく扱う内容ではありません。
そうした”型”や”言い回し”のコツをご存知の方は
それらと併用することができるはずです。
「何を伝えるか」が整理できていれば、
その情報を伝える順番を工夫することで”型”に当てはめられますし、
それぞれの言葉の内容を工夫すれば、”言い回し”を魅力的に変えられます。
いわば「パーツを整理する」ようなものです。
全てのパーツが分かっていない状態で、
並び換えだけやっても(=型を使う)、
パーツのデコレーションだけやっても(=言い回しを工夫する)、
効果を100%発揮することは難しいんじゃないでしょうか。
伝える作業のベースとして、全てのパーツを把握できるように練習するわけです。
つまり、自分の”考え”の根拠となる情報を
全て表現できるようにする方法を扱うということです。
大事なことを全部盛り込めるようにするんです。
「なんだ、それを言ってくれれば、もっと早く納得できたのに…」
といったことは日常でよくあることでしょう。
自分の考えの魅力、妥当性、有効性、説得力…
そういったものを表現しきるために、盛り込むべき情報の種類がある。
それを逃しているから伝わらない。
逃していた部分がポロっと出た瞬間に、
「なんだ、そういうことか」となったりするようです。
コンサルティングなどでは良くあるものです。
商品の魅力を伝えるような広告のアドバイスをもらう際、
コンサルタントの側には、広告で表現したい内容がある。
でも、クライアント側はコンサルタントが求めている情報を
自分の口で表現することができない。
コンサルタントの側も、質問によって知りたいことを
事前に明確な形で伝えていれば、欲しい情報を引き出しやすいでしょうが、
自分が求めている情報の種類を自覚していないので
色々と質問を変えながら手探りで情報を把握するといったことが起きます。
今回のセミナーの内容を元にすれば、例えば
コンサルタントとして的確な情報収集をしやすくなりますし、
良いクライアントとして自分の考えを全て表現できるようになるはずです。
そういったことが期待できます。
説明する仕事、アピールする仕事、聞き出す仕事…
などに役立つと考えられます。
もちろん、今回の目的は「伝わる」ところまでです。
その結果、相手がどういう判断をするかは分かりません。
「よく伝わった。けれども、考えは変わらない。」
という可能性もあります。
説得であれ、アピールであれ、
最終的な決断は「伝わったかどうか」だけでなされるわけではないですから。
しかし「伝われば」、少なくとも影響力は上がるでしょう。
「伝わる」ための情報を含めていないなら、
影響力を落としているかもしれません。
もしかすると、
「その情報を先に知っていれば、そっちを選んだのに…」
というケースだってあるかもしれない。
伝えきっていないというのは、
伝える側のメリットだけの話ではないともいえそうです。
伝えるべき大事なものをお持ちの方は
どうぞ、お越しください。
◆今回の講座で期待されること
●「伝わる」ために必要な情報の種類を把握できる
●説得力や共感性、影響力が上がる
●自分の”考え”の根拠を整理できる
●少なくとも納得してもらえる説明ができるようになる
●説明が論理的なものになる
●自分の大切にしていることを明確に表現できる
●相手の気持ちや考えを共有するために必要な情報が分かる
◆録音・録画に関しまして
ICレコーダーやビデオを用いた記録は
復習など、個人的なご利用の範囲でお願いいたします。
特に、ご自身の説明を録音して聞き直すと
情報整理のポイントも掴みやすくなるかと思われます。
※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
十分にご配慮ください。
【セミナーの詳細】
『分かりやすい伝え方』講座≫
【日時】 10月13日(日)
9:30〜16:00
※開始時間にご注意ください
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
【場所】 五反田文化センター 第一会議室
(JR山手線・五反田駅より徒歩15分)
(東急目黒線・不動前駅より徒歩8分)
【参加費】 ・・・15,000円
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
日本には「相手の気持ちを汲み取る」という文化があります。
ハッキリと言葉にされていない内容も行間として読みとるわけです。
だからでしょうか。
伝え方に関する教育は多くなかった気がします。
コミュニケーションの手法も、聞く側の技術が中心です。
以前に「小論文」の授業を予備校で取ったことがありますが、
これなんかヒドイものでした。
意見の出し方を勉強するんです。
「こういう出題に対しては、こういう意見を書きましょう」と。
適切な意見を出すためのポイントを教わる授業なんです。
講師の好みに合った意見を書かないといけない。
採点されて返ってくる答案でも
「こういう視点が足りない」
といった意見内容の批評が大部分でした。
個人の考えが良いか悪いかで採点しているわけです。
「伝わりやすいかどうか」ではないんです。
小論文の授業と言いながら、伝え方のトレーニングではない。
「その意見を主張するなら、こういう情報が必要です」とか
「こういう情報が足りないから根拠が弱い」とか
「これとそれは別の論点だから一貫性がない」とか、
そういう議論ではありませんでした。
1つの考えを明確に伝えるためには、どういった情報が必要なのか?
これを学ぶ機会は、残念ながら、
一般的な教育では得られなかった気がします。
もっと別の観点が必要そうです。
1つのものとして、英語のディベートが挙げられるかもしれません。
競技として行われるディベートでは、いかに論理的かが競われて
意見の良し悪しは問題とされません。
もう1つは福祉系を中心とした「相談援助」の技術です。
「どういう情報を聞き出せば、ニーズを明確に把握できるか」を
徹底的に考えていく作業ですから。
さらにいえば、NLPでは”考え”というものも
1つのプログラムとして捉えることができます。
プログラムの仕組みと、プログラムが働く目的とを考えると
1つの”考え”を構成している情報の種類が見えてきます。
これらには、当然ですが、共通点があります。
このセミナーでは”プログラム”の着眼点が少し強調されますが
論理的に情報を伝える場合においても
相手の気持ちを把握するために情報収集する場合においても
求められる種類の情報は整理されると考えられます。
汲み取る側の能力を上げることにもなるわけです。
どこを汲み取るのかが見えてきますから。
もし汲み取り切れなかったら、質問すれば良い。
また、伝える側としては、相手の汲み取り方に依存せず
多くの人に分かりやすい形で、話を組み立てられるでしょう。
誤解が少ない伝え方にもなると思われます。
そして、考えの根拠になる情報が分かってくると
話の筋道も捉えやすくなります。
自分のものも、相手のものも。
これで会議や議論において、本筋と横道とが区別しやすくなります。
どのように議論を進めるかのコントロールも
自然とやりやすくなると予測されます。
”考え”や”気持ち”と呼ばれるもののの構造が掴めるでしょうから。
結局のところ、モデリングなんです。
プログラムの観点から整理できる全ての情報の構造を挙げて、
ディベートや相談援助における着眼点と対応させる。
それによって「”考え”や”気持ち”が伝わる」ときの
情報の種類が見えてきます。
コミュニケーション全体に影響を及ぼすわけです。
「伝わる」ために必要な情報を把握しておくことで
伝える側としても、受け取る側としても、
コミュニケーションを効果的に進めることができる。
闇雲ではなくなるんです。
どういう種類の情報があるかを把握していれば
何を伝えて、何を言わないでおくかを選択できますし、
相手から何が伝えられていないかを理解しながら質問ができます。
コミュニケーションにおける情報交換の土台として
様々な場面に役立てて下さい。
「分かりやすい伝え方」講座
この講座に関しては、あまり詳しい中身を事前にお伝えできません。
漠然とした説明になってしまいますが、ご了承ください。
なぜかというと、
内容の理解がセミナーの半分ぐらいを占めるからです。
技術を習得するためのトレーニングだけでなく、
その”やり方”そのもの、考え方や着眼点などが
セミナーで重要な位置を占めます。
もちろん、個別にコツをお伝えすることは多々あるはずです。
でなければセミナーの形にする必要がありませんので。
メインは、「分かりやすい伝え方」。
”どういう情報を盛り込んだら、「分かりやすい」と言ってもらえるか”です。
当然、伝わりやすい方法だともいえます。
が、「伝わる」の場合、非言語メッセージのニュアンスが
大きな力を持つことがあります。
そちらも大事です。
しかし、「伝える」ための場面で、必ずしも
非言語メッセージが含まれるとは限りません。
文章として表現する場合もあります。
文字情報しか使えないなら「分かりやすい伝え方」は重要度を増すでしょう。
直接会ってコミュニケーションをする場合でも、
相手によっては話の内容を重視することがありえます。
話そのものを大切にする相手なら、内容に注意する必要があります。
どういう情報を入れるか。
何を説明するか。
この観点です。
ですから、「どのように」の部分には重点を置きません。
つまり”型”や”フォーマット”、”テンプレート”みたいなものは扱いません。
世の中には、
「まず、こういうことを話して、それからこっちを言って、その後で…」
みたいに、”効果的な伝え方の型”が存在します。
起承転結や、序破急なんてのもありますし、
英語の論理的なライティングにもオーソドックスな型があります。
新聞の記事だって型があるようです。
セールスレターなどにも”型通り”のものが見受けられます。
スピーチやプレゼンテーションでも型を使うことがあります。
そういうことではないんです。
「何を伝えるか」、「どんな情報を盛り込むか」、「何を言うか・書くか」です。
もし型を知っているなら、その型に適用することも可能です。
型の中に「どんな情報を入れるか」ということですから。
言ってみれば、
「1つの”考え”を構成する情報を整理する」
ということです。
それによって、型を使ったときにも、
その表現をより伝わりやすいものにしてくれるはずです。
共感を得たいのなら、その表現を豊かにできます。
あおりたいなら、そうすることも可能です。
説得力のあるプレゼンをしたいなら、それも可能です。
どういう情報を込めれば良いかが見えてくるでしょうから。
また、細かい”言い回し”のトレーニングでもありません。
気が利いたフレーズや、カッコいい言い回し、
”ツカミ”になるようなインパクトのあるコピー…
そういった伝え方のテクニックでもないんです。
デコレーションするには、元になる情報が必要です。
今回のセミナーで扱うのは、元になる情報のほう。
「何を伝えるか」。
「どのような種類の情報を含めると、伝わりやすいか」を中心とします。
”型”に応用したり、”言い回し”を工夫してカッコよくしたりするのは、
今回詳しく扱う内容ではありません。
そうした”型”や”言い回し”のコツをご存知の方は
それらと併用することができるはずです。
「何を伝えるか」が整理できていれば、
その情報を伝える順番を工夫することで”型”に当てはめられますし、
それぞれの言葉の内容を工夫すれば、”言い回し”を魅力的に変えられます。
いわば「パーツを整理する」ようなものです。
全てのパーツが分かっていない状態で、
並び換えだけやっても(=型を使う)、
パーツのデコレーションだけやっても(=言い回しを工夫する)、
効果を100%発揮することは難しいんじゃないでしょうか。
伝える作業のベースとして、全てのパーツを把握できるように練習するわけです。
つまり、自分の”考え”の根拠となる情報を
全て表現できるようにする方法を扱うということです。
大事なことを全部盛り込めるようにするんです。
「なんだ、それを言ってくれれば、もっと早く納得できたのに…」
といったことは日常でよくあることでしょう。
自分の考えの魅力、妥当性、有効性、説得力…
そういったものを表現しきるために、盛り込むべき情報の種類がある。
それを逃しているから伝わらない。
逃していた部分がポロっと出た瞬間に、
「なんだ、そういうことか」となったりするようです。
コンサルティングなどでは良くあるものです。
商品の魅力を伝えるような広告のアドバイスをもらう際、
コンサルタントの側には、広告で表現したい内容がある。
でも、クライアント側はコンサルタントが求めている情報を
自分の口で表現することができない。
コンサルタントの側も、質問によって知りたいことを
事前に明確な形で伝えていれば、欲しい情報を引き出しやすいでしょうが、
自分が求めている情報の種類を自覚していないので
色々と質問を変えながら手探りで情報を把握するといったことが起きます。
今回のセミナーの内容を元にすれば、例えば
コンサルタントとして的確な情報収集をしやすくなりますし、
良いクライアントとして自分の考えを全て表現できるようになるはずです。
そういったことが期待できます。
説明する仕事、アピールする仕事、聞き出す仕事…
などに役立つと考えられます。
もちろん、今回の目的は「伝わる」ところまでです。
その結果、相手がどういう判断をするかは分かりません。
「よく伝わった。けれども、考えは変わらない。」
という可能性もあります。
説得であれ、アピールであれ、
最終的な決断は「伝わったかどうか」だけでなされるわけではないですから。
しかし「伝われば」、少なくとも影響力は上がるでしょう。
「伝わる」ための情報を含めていないなら、
影響力を落としているかもしれません。
もしかすると、
「その情報を先に知っていれば、そっちを選んだのに…」
というケースだってあるかもしれない。
伝えきっていないというのは、
伝える側のメリットだけの話ではないともいえそうです。
伝えるべき大事なものをお持ちの方は
どうぞ、お越しください。
◆今回の講座で期待されること
●「伝わる」ために必要な情報の種類を把握できる
●説得力や共感性、影響力が上がる
●自分の”考え”の根拠を整理できる
●少なくとも納得してもらえる説明ができるようになる
●説明が論理的なものになる
●自分の大切にしていることを明確に表現できる
●相手の気持ちや考えを共有するために必要な情報が分かる
◆録音・録画に関しまして
ICレコーダーやビデオを用いた記録は
復習など、個人的なご利用の範囲でお願いいたします。
特に、ご自身の説明を録音して聞き直すと
情報整理のポイントも掴みやすくなるかと思われます。
※ただし、プライベートな内容の扱いに関しましては
十分にご配慮ください。
【セミナーの詳細】
『分かりやすい伝え方』講座≫
【日時】 10月13日(日)
9:30〜16:00
※開始時間にご注意ください
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
【場所】 五反田文化センター 第一会議室
(JR山手線・五反田駅より徒歩15分)
(東急目黒線・不動前駅より徒歩8分)
【参加費】 ・・・15,000円
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
日本には「相手の気持ちを汲み取る」という文化があります。
ハッキリと言葉にされていない内容も行間として読みとるわけです。
だからでしょうか。
伝え方に関する教育は多くなかった気がします。
コミュニケーションの手法も、聞く側の技術が中心です。
以前に「小論文」の授業を予備校で取ったことがありますが、
これなんかヒドイものでした。
意見の出し方を勉強するんです。
「こういう出題に対しては、こういう意見を書きましょう」と。
適切な意見を出すためのポイントを教わる授業なんです。
講師の好みに合った意見を書かないといけない。
採点されて返ってくる答案でも
「こういう視点が足りない」
といった意見内容の批評が大部分でした。
個人の考えが良いか悪いかで採点しているわけです。
「伝わりやすいかどうか」ではないんです。
小論文の授業と言いながら、伝え方のトレーニングではない。
「その意見を主張するなら、こういう情報が必要です」とか
「こういう情報が足りないから根拠が弱い」とか
「これとそれは別の論点だから一貫性がない」とか、
そういう議論ではありませんでした。
1つの考えを明確に伝えるためには、どういった情報が必要なのか?
これを学ぶ機会は、残念ながら、
一般的な教育では得られなかった気がします。
もっと別の観点が必要そうです。
1つのものとして、英語のディベートが挙げられるかもしれません。
競技として行われるディベートでは、いかに論理的かが競われて
意見の良し悪しは問題とされません。
もう1つは福祉系を中心とした「相談援助」の技術です。
「どういう情報を聞き出せば、ニーズを明確に把握できるか」を
徹底的に考えていく作業ですから。
さらにいえば、NLPでは”考え”というものも
1つのプログラムとして捉えることができます。
プログラムの仕組みと、プログラムが働く目的とを考えると
1つの”考え”を構成している情報の種類が見えてきます。
これらには、当然ですが、共通点があります。
このセミナーでは”プログラム”の着眼点が少し強調されますが
論理的に情報を伝える場合においても
相手の気持ちを把握するために情報収集する場合においても
求められる種類の情報は整理されると考えられます。
汲み取る側の能力を上げることにもなるわけです。
どこを汲み取るのかが見えてきますから。
もし汲み取り切れなかったら、質問すれば良い。
また、伝える側としては、相手の汲み取り方に依存せず
多くの人に分かりやすい形で、話を組み立てられるでしょう。
誤解が少ない伝え方にもなると思われます。
そして、考えの根拠になる情報が分かってくると
話の筋道も捉えやすくなります。
自分のものも、相手のものも。
これで会議や議論において、本筋と横道とが区別しやすくなります。
どのように議論を進めるかのコントロールも
自然とやりやすくなると予測されます。
”考え”や”気持ち”と呼ばれるもののの構造が掴めるでしょうから。
結局のところ、モデリングなんです。
プログラムの観点から整理できる全ての情報の構造を挙げて、
ディベートや相談援助における着眼点と対応させる。
それによって「”考え”や”気持ち”が伝わる」ときの
情報の種類が見えてきます。
コミュニケーション全体に影響を及ぼすわけです。
「伝わる」ために必要な情報を把握しておくことで
伝える側としても、受け取る側としても、
コミュニケーションを効果的に進めることができる。
闇雲ではなくなるんです。
どういう種類の情報があるかを把握していれば
何を伝えて、何を言わないでおくかを選択できますし、
相手から何が伝えられていないかを理解しながら質問ができます。
コミュニケーションにおける情報交換の土台として
様々な場面に役立てて下さい。