2013年12月10日
【セミナー】感情の観察のトレーニング
ご案内: 12月23日(月・祝)開催
カウンセリング講座・集中トレーニング
《感情を観察する》
2013年最後の講座では、個人的に
「コミュニケーションにおいて最も大切」
だと思う内容を取り扱います。
『感情を読みとる』トレーニングです。
表題には「観察」と書きましたが、
実際にはペーシングを通じた感情の把握も含みます。
とにかく、他者の感情をキャッチする能力を磨く。
その一点です。
それに伴って、捉えた感情を言語的に返す練習もしますから
カウンセリングのトレーニングとして実用的だと思いますが、
それでもメインの目的は『読みとる』ほうに置きます。
相手の感情に対して、どのように関わっていくか。
コミュニケーションの質は、ここに大きく依存します。
どんな質問もリフレーミングも、
相手の感情の動きに沿っていない場合には響きません。
まずは感情を捉えること。
しかも複雑に絡み合った複数の感情をできるだけ多く、です。
言葉として発せられるメッセージは、全ての気持ちの中の一部です。
残りの気持ちの大部分は非言語メッセージに表れます。
その非言語メッセージの内、特に重要なものが感情を伴います。
シンプルにいえば、感情が表れているということは大切だということです。
「大切なものを大切に扱えた」といった話であれば喜びが表れ、
「大切なものが大切にされなかった」のであれば不満が表れます。
感情は大切なことを伝えているサインでもあるわけです。
その大切なことを、できるだけ捉えられるようにトレーニングします。
その上で、相手が大切にしていることに対して、どう関わるかを考えます。
それが今回の講座の趣旨です。
内容としてはカウンセリングの形式でのトレーニングも含まれますが、
動画やビデオを使ったトレーニングも想定しています。
映像を利用すると何度でも再生できますし、
細かいチェックが可能になるメリットがあります。
カウンセリング形式の場合、
読みとった感情が的を得ていたかどうかを確認することができます。
どちらの特長も活かしたいという考えです。
その他にも基礎的な力をつけるための実習を行う予定です。
感情の奥にある意図まで推測できたら望ましいところでしょう。
ご要望があれば、こちらでカウンセリングのデモンストレーションをして
その模様をビデオに撮って、後から解説をするのも良いかもしれません。
感情を捉えるポイントを整理し、読みとる練習を重ねる。
そして読みとった感情を適切にコミュニケーションへ活かす。
一日かけて、このトレーニングを行います。
世の中には様々なコミュニケーションのテクニックや理論があります。
それぞれに特長や価値観の違いがあるのでしょう。
ただ、どのような流派でも
「いつ、その手法を使うか」というタイミングは
なかなか明確に伝えられないようです。
どんな素敵な言葉も、どんなに強力なテクニックでも、
タイミングが合っていないときには空回りになるもの。
タイミングが大切なんです。
それを判断する基準は、相手の状態です。
相手が感情的にどういう状態にあるか。
そこを元に判断がなされます。
どういう手法を使うにせよ、「いつ、何を使うか?」の選択には
土台として感情を捉える能力が求められるということです。
この土台は、あらゆる人間関係の土台にもなるはずです。
多くの人が自分の気持ちを的確に感じ分けられてはいません。
様々な事情が絡み合い、感情が複雑に入り組んでいるんです。
その複雑な感情を読みとるだけで楽になることは沢山あります。
大切なことを思い出せます。
意味のあるトレーニングだと思います。
ご自身にとってのメリットは分かりません。
むしろ負担が増えて、大変になるかもしれません。
ですが、大事な部分だと思います。
磨いて下さい。
お越しをお待ちしています。
◆今回の講座で得られるもの
●感情表現の種類とポイントを整理できる
●感情を捉えるコツが掴める
●感情に注目する際の自分の癖を自覚できる
●感情表現への対処のタイミングを把握できる
●他者の非言語メッセージへの関心が高まる
◆録音・録画に関しまして
個人的なご使用でしたら、録音や録画はご自由にどうぞ。
復習にご利用いただくのも良いかと思います。
また、動画を元に観察のトレーニングを行いますから
分析したい題材があれば再生装置やDVDなどをご持参ください。
講座の詳細は以下の通りです。
【セミナーの詳細】
≪カウンセリング講座・集中トレーニング〜感情を観察する〜≫
(併設:『ホンネを引き出すカウンセリング』講座・実践練習)
【日時】 12月23日(月・祝)
《日中:集中トレーニング:感情の観察》 10:00〜17:00
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 18:30〜21:30
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の時間帯(日中/夜間)をご記入ください。
【場所】 滝野川会館 303集会室
(JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)
【参加費】
《日中:セラピー技法ダイジェスト》 ・・・15,000円
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 ・・・5,000円
★日中の講座にご参加の方は、無料で夜間の実践練習へご参加頂けます
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
単純化してしまえば、人は『気づいていて欲しい』んです。
承認欲求などという言葉がありますが、これも同じです。
「こんなに素晴らしいところがあるんです、ほら」という気持ちは、
裏を返すと、「この素晴らしいところを気づいてくれていない」
という不満だともいえます。
「まだここに気づいてくれていないでしょう」といった想いが不満になる。
こんなに苦しいのに気づいてくれていない。
こんなに頑張ったのに気づいてくれていない。
こんなに優秀なのに気づいてくれていない。
気づいてもらえていない残りの部分があると感じられたとき、
承認不足として欲求が生まれるわけです。
全部に気づいて欲しいんです。
気づいてもらえていない残りが多いほど、不満も大きくなる。
仮に「そっとしておいて欲しい」というスタンスだったとしても
「『そっとしておいて欲しい』気持ちに気づいてもらいたい」
というメッセージだと解釈できます。
そっとしておいてもらうことで
「そっとしておいて欲しい」気持ちが満たされる、と。
複雑に入り組んだ気持ちは、全て気づいてもらいたがっている。
そういう前提で考えると役に立つことが多いものです。
気づいてもらえている度合いが小さいときほど苦しい。
大部分の心理療法は、本人が気づいている度合いを増やします。
それまで自分の中で放ったらかしで気づいていなかった部分に目を向け
その部分が「気づいてもらっている」状態となるようにしていくわけです。
また一部の心理療法は、セラピスト側がクライアントの中の
「気づいて欲しい」部分に関心を向けていくことで効果を発揮します。
クライアント本人が全く自覚していないとしても、
セラピスト側が気づいていることで少しずつ満たされていくんです。
気づいてもらいたかった部分が
セラピストに気づいてもらえたことで満たされていく。
ある一面だけを捉えているとき、残りの部分は気づいてもらっていません。
その残りの「気づいてもらいたい」気持ちに応えるわけです。
これこそ援助の中核です。
感情は、その「気づいてもらいたい」部分からのメッセージなんです。
だから、感情に関心を向けることそのものに価値がある。
それだけでも効果があるんです。
こんなにも気づいてもらいたがっているのに
気づいていようとする人は滅多にいません。
トレーニングが役に立つ部分だと思います。
興味のある方は是非、お越しください。
カウンセリング講座・集中トレーニング
《感情を観察する》
2013年最後の講座では、個人的に
「コミュニケーションにおいて最も大切」
だと思う内容を取り扱います。
『感情を読みとる』トレーニングです。
表題には「観察」と書きましたが、
実際にはペーシングを通じた感情の把握も含みます。
とにかく、他者の感情をキャッチする能力を磨く。
その一点です。
それに伴って、捉えた感情を言語的に返す練習もしますから
カウンセリングのトレーニングとして実用的だと思いますが、
それでもメインの目的は『読みとる』ほうに置きます。
相手の感情に対して、どのように関わっていくか。
コミュニケーションの質は、ここに大きく依存します。
どんな質問もリフレーミングも、
相手の感情の動きに沿っていない場合には響きません。
まずは感情を捉えること。
しかも複雑に絡み合った複数の感情をできるだけ多く、です。
言葉として発せられるメッセージは、全ての気持ちの中の一部です。
残りの気持ちの大部分は非言語メッセージに表れます。
その非言語メッセージの内、特に重要なものが感情を伴います。
シンプルにいえば、感情が表れているということは大切だということです。
「大切なものを大切に扱えた」といった話であれば喜びが表れ、
「大切なものが大切にされなかった」のであれば不満が表れます。
感情は大切なことを伝えているサインでもあるわけです。
その大切なことを、できるだけ捉えられるようにトレーニングします。
その上で、相手が大切にしていることに対して、どう関わるかを考えます。
それが今回の講座の趣旨です。
内容としてはカウンセリングの形式でのトレーニングも含まれますが、
動画やビデオを使ったトレーニングも想定しています。
映像を利用すると何度でも再生できますし、
細かいチェックが可能になるメリットがあります。
カウンセリング形式の場合、
読みとった感情が的を得ていたかどうかを確認することができます。
どちらの特長も活かしたいという考えです。
その他にも基礎的な力をつけるための実習を行う予定です。
感情の奥にある意図まで推測できたら望ましいところでしょう。
ご要望があれば、こちらでカウンセリングのデモンストレーションをして
その模様をビデオに撮って、後から解説をするのも良いかもしれません。
感情を捉えるポイントを整理し、読みとる練習を重ねる。
そして読みとった感情を適切にコミュニケーションへ活かす。
一日かけて、このトレーニングを行います。
世の中には様々なコミュニケーションのテクニックや理論があります。
それぞれに特長や価値観の違いがあるのでしょう。
ただ、どのような流派でも
「いつ、その手法を使うか」というタイミングは
なかなか明確に伝えられないようです。
どんな素敵な言葉も、どんなに強力なテクニックでも、
タイミングが合っていないときには空回りになるもの。
タイミングが大切なんです。
それを判断する基準は、相手の状態です。
相手が感情的にどういう状態にあるか。
そこを元に判断がなされます。
どういう手法を使うにせよ、「いつ、何を使うか?」の選択には
土台として感情を捉える能力が求められるということです。
この土台は、あらゆる人間関係の土台にもなるはずです。
多くの人が自分の気持ちを的確に感じ分けられてはいません。
様々な事情が絡み合い、感情が複雑に入り組んでいるんです。
その複雑な感情を読みとるだけで楽になることは沢山あります。
大切なことを思い出せます。
意味のあるトレーニングだと思います。
ご自身にとってのメリットは分かりません。
むしろ負担が増えて、大変になるかもしれません。
ですが、大事な部分だと思います。
磨いて下さい。
お越しをお待ちしています。
◆今回の講座で得られるもの
●感情表現の種類とポイントを整理できる
●感情を捉えるコツが掴める
●感情に注目する際の自分の癖を自覚できる
●感情表現への対処のタイミングを把握できる
●他者の非言語メッセージへの関心が高まる
◆録音・録画に関しまして
個人的なご使用でしたら、録音や録画はご自由にどうぞ。
復習にご利用いただくのも良いかと思います。
また、動画を元に観察のトレーニングを行いますから
分析したい題材があれば再生装置やDVDなどをご持参ください。
講座の詳細は以下の通りです。
【セミナーの詳細】
≪カウンセリング講座・集中トレーニング〜感情を観察する〜≫
(併設:『ホンネを引き出すカウンセリング』講座・実践練習)
【日時】 12月23日(月・祝)
《日中:集中トレーニング:感情の観察》 10:00〜17:00
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 18:30〜21:30
※終了時間は30分程度まで前後する場合があります。
★申し込みフォームに、ご希望の時間帯(日中/夜間)をご記入ください。
【場所】 滝野川会館 303集会室
(JR京浜東北線・上中里駅 東口より徒歩7分)
(東京メトロ南北線・西ヶ原駅より徒歩7分)
(JR山手線・駒込駅 北口より徒歩10分)
【参加費】
《日中:セラピー技法ダイジェスト》 ・・・15,000円
《夜間:カウンセリング講座:実践練習》 ・・・5,000円
★日中の講座にご参加の方は、無料で夜間の実践練習へご参加頂けます
当日、会場にてお支払いください。
★定員に達した場合、キャンセル待ちとして受付させていただくことになります。
ご了承ください。
終了しました
単純化してしまえば、人は『気づいていて欲しい』んです。
承認欲求などという言葉がありますが、これも同じです。
「こんなに素晴らしいところがあるんです、ほら」という気持ちは、
裏を返すと、「この素晴らしいところを気づいてくれていない」
という不満だともいえます。
「まだここに気づいてくれていないでしょう」といった想いが不満になる。
こんなに苦しいのに気づいてくれていない。
こんなに頑張ったのに気づいてくれていない。
こんなに優秀なのに気づいてくれていない。
気づいてもらえていない残りの部分があると感じられたとき、
承認不足として欲求が生まれるわけです。
全部に気づいて欲しいんです。
気づいてもらえていない残りが多いほど、不満も大きくなる。
仮に「そっとしておいて欲しい」というスタンスだったとしても
「『そっとしておいて欲しい』気持ちに気づいてもらいたい」
というメッセージだと解釈できます。
そっとしておいてもらうことで
「そっとしておいて欲しい」気持ちが満たされる、と。
複雑に入り組んだ気持ちは、全て気づいてもらいたがっている。
そういう前提で考えると役に立つことが多いものです。
気づいてもらえている度合いが小さいときほど苦しい。
大部分の心理療法は、本人が気づいている度合いを増やします。
それまで自分の中で放ったらかしで気づいていなかった部分に目を向け
その部分が「気づいてもらっている」状態となるようにしていくわけです。
また一部の心理療法は、セラピスト側がクライアントの中の
「気づいて欲しい」部分に関心を向けていくことで効果を発揮します。
クライアント本人が全く自覚していないとしても、
セラピスト側が気づいていることで少しずつ満たされていくんです。
気づいてもらいたかった部分が
セラピストに気づいてもらえたことで満たされていく。
ある一面だけを捉えているとき、残りの部分は気づいてもらっていません。
その残りの「気づいてもらいたい」気持ちに応えるわけです。
これこそ援助の中核です。
感情は、その「気づいてもらいたい」部分からのメッセージなんです。
だから、感情に関心を向けることそのものに価値がある。
それだけでも効果があるんです。
こんなにも気づいてもらいたがっているのに
気づいていようとする人は滅多にいません。
トレーニングが役に立つ部分だと思います。
興味のある方は是非、お越しください。