2013年12月27日

海外ドラマに学ぶ

海外のドラマや映画を見ていると、
英語にも状況別に”相応しい”表現があるのが見て取れます。


大統領と話すときには、やっぱり丁寧な英語になっているようですし、
街中の若者同士の会話となると、かなりの省略が見られたり
教科書や本には出てこないような日常単語が沢山見つかったりします。

「日本語では主語が省略されるけれど、英語では省略されない」
といった意見についても、日常会話では一概に言えないようです。
英語でも主語が省略されるケースが結構見てとれますから。

日本語は助詞の働きによって語尾が活用するため
主語を省略しても意味合いを察しやすいと感じますが、
英語で主語を省略されると、察するためのヒントは文脈とイントネーションとなって
一瞬、理解がストップするような感じを受けてしまいます。

省略されるのは一人称が多いようで、二人称が省略された命令文と区別しにくい。
まさに話の流れが重要になるところでしょう。

日本人の英語学習者からすると丁寧な英語のほうが分かりやすそうです。


海外ドラマで僕が欠かさずに見ているのは『メンタリスト』ぐらいなものですが、
これは刑事モノのため色々な場面が登場して、それもまた面白いところ。

カリフォルニア州が舞台とはいえ、州全体の各地が舞台になりますから
都市部から田舎まで景色も人も言葉も様々です。

コミュニケーションの観点では、メンタリズムが面白いのは当然として、
事件の後に被害者家族の元へ訪れるあたりは英語学習として役立ちます。

社会人としての礼節を表現するための言い回しや
気遣いを表すための非言語なども勉強になるんです。

もしかすると、英会話教室でやっている「ビジネス英語」を習うと
このあたりの礼儀正しい表現も教わるのかもしれませんが、
リアリティの高い演技で見られると得るものも多いように思えます。


そして文化的な違いとして勉強になるのは、英語という言語だけではありません。
風習やマナーなどの違いも見て取れます。

例えば、ノックの仕方。

日本人は「コン、コン」と二回ノックをする人が多いと思います。
僕などは、それ以外のノックをしたことさえありません。

手の形も、手の平側を顔のほうに向けるようにしてノックするんじゃないでしょうか。

アメリカのドラマを見ていると、手の向きは逆です。
手の甲側が顔に向いている。

手の平で「ポン、ポン」と叩くような動作を、手を握ってやる。
そうすると、指の第二関節がドアに当たって「ゴン、ゴン」と音を出す。
逆なんです。
音も強くて大きめ。

もしかすると日本人でもこっちのノックの仕方をする人もいるかもしれませんが、
僕はいつの間にか、手に平を顔に向けて
手の甲側でドアを叩く方法を見につけていました。

さらに、回数にも違いがあります。

2回は少ない。
3回か4回が主流のようです。
「コ、コ、コン」あるいは「コ、コ、コ、コン」と。

時には「コ、コ、コ、コ、コ、コン」と6回ぐらいのことも。

テンポが早めです。
1.5倍ぐらい早い気がします。

日本で「コン、コン」と二回ノックする間に、
海外ドラマだと「コ、コ、コン」と三回ノックする感じ。

チョットせっかちな感じがしてしまいますが、それが主流なんでしょう。


なんでもマナーとして、2回のノックはトイレのときで、
それ以外は3回以上するのが一般的だとされているんだとか。

僕は知りませんでしたが、日本でもマナー講座なんかだと
ノックを3回するように指導するところがあるそうです。

回数が多いと、どうも高圧的な印象を与えるんじゃないかと思ってしまいますが
そういうマナーがあると言われたら仕方ありません。

ただ、手の甲を自分の顔に向けるように握り込んで
スナップを利かせてノックすると、意外と回数を多くやるのも負担ではありません。
強さやスピードは、こっちのほうが操作しやすい気がします。

…と書きながら何度も練習していたら、もうすっかり
3回でも4回でも気にならなくなってしまいました。

まぁ、ノックする機会なんてさほど多くありませんから
僕の中では習慣化するほど体験の量が多くなかったということでしょう。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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