2014年03月24日
もう泣けない歌
携帯を iPhone に変えてから、電車移動中に
TED の動画を見ることが増えました。
その関係で iPhone の容量が少なくなってきたので
最近、iTunes に入っている音楽の整理をしたんです。
おかげで以前に保存していた音楽を聞き直したり、
古いCDを引っ張り出して取り込んだりして、
懐かしい音楽に触れることがありました。
その多くは数年ぶりに聞くような曲。
中には10年以上前、頻繁に聞いていた曲もあります。
セミナーでかける音楽として取り込んでいただけのものもあれば、
個人的に思い入れの強い曲なんかも入っていました。
10年以上前、新入社員として山口県の研究所に配属された頃、
寮では福岡のテレビ局の番組が受信できていたんですが、
そこで偶然知ったミュージシャンを気に入ったことがありました。
それはもう本当に頻繁に聞いていて、
当時、山口県で乗っていた車のカーステレオからは
常にそのミュージシャンの曲が流れていたものです。
全体に暗い曲調で悲しい歌が多く、なおかつ声質も切ない感じだったので
わざわざ車の中で自分の中の悲しみを増幅させていたような気もします。
ストレスが多かった当時の僕は、そうやって辛い気持ちを
車の中で吐き出そうとしていたのかもしれません。
ヒドイ時期は、山口宇部空港から会社の寮までの道のりを
音楽を聞きつつ泣きながら車を運転していたりもしました。
車が少なかったとはいえ、なかなか危なっかしい話です。
そんな僕にとっての「泣ける歌」も、東京へ転勤になってからは
車に乗る機会が減ったのと同時に、聞くことが減ってきていました。
セミナーに通い出した時期でもありますから、
心境の変化も関係していたようにも思えます。
その後、会社を辞め、セミナー講師として活動をするようになってからは
かける音楽も、受講生のことを気にして有名なものが中心となりました。
僕が山口にいたときによく聞いていた歌は
あまりにマイナーだったようですから。
それでも節目のタイミングには、そのミュージシャンの曲を聞きました。
やはり僕にとって心を動かす要素があったのでしょう。
そして時には歌を聞きながら涙することも…。
ところが、最近になって引っ張り出したCDを聞き直してみて
もう今の自分には、あの頃のような心の動きが無かったんです。
むしろ懐かしい感じ。
それは曲に対する懐かしさではなく、
「あぁ、あの頃はこの歌を聞いて泣いていたんだなぁ」
という体験への懐かしさ。
自分にもあんな時期があったんだ、という気持ちだったんです。
あんなに泣けて仕方なかった歌が、今はもう心と共鳴することなく
ただ目の前を流れていく感じになっていました。
随分と内面が変わってきたんだと改めて思います。
どうやら、こうした音楽への感じ方の違いは、
そのミュージシャンだけに限定されていないようです。
ときおり聞いては涙を流すほど感動していたお気に入りの歌が
最近はもう、どれも心を動かすものではなくなっていました。
なんだか少し寂しい感じもします。
今、聞いて涙が出てくるのは
『 Amazing Grace 』と
『キン肉マン Go Fight ! (キン肉マンのテーマソング)』ぐらい。
「心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ」に感動。
TED の動画を見ることが増えました。
その関係で iPhone の容量が少なくなってきたので
最近、iTunes に入っている音楽の整理をしたんです。
おかげで以前に保存していた音楽を聞き直したり、
古いCDを引っ張り出して取り込んだりして、
懐かしい音楽に触れることがありました。
その多くは数年ぶりに聞くような曲。
中には10年以上前、頻繁に聞いていた曲もあります。
セミナーでかける音楽として取り込んでいただけのものもあれば、
個人的に思い入れの強い曲なんかも入っていました。
10年以上前、新入社員として山口県の研究所に配属された頃、
寮では福岡のテレビ局の番組が受信できていたんですが、
そこで偶然知ったミュージシャンを気に入ったことがありました。
それはもう本当に頻繁に聞いていて、
当時、山口県で乗っていた車のカーステレオからは
常にそのミュージシャンの曲が流れていたものです。
全体に暗い曲調で悲しい歌が多く、なおかつ声質も切ない感じだったので
わざわざ車の中で自分の中の悲しみを増幅させていたような気もします。
ストレスが多かった当時の僕は、そうやって辛い気持ちを
車の中で吐き出そうとしていたのかもしれません。
ヒドイ時期は、山口宇部空港から会社の寮までの道のりを
音楽を聞きつつ泣きながら車を運転していたりもしました。
車が少なかったとはいえ、なかなか危なっかしい話です。
そんな僕にとっての「泣ける歌」も、東京へ転勤になってからは
車に乗る機会が減ったのと同時に、聞くことが減ってきていました。
セミナーに通い出した時期でもありますから、
心境の変化も関係していたようにも思えます。
その後、会社を辞め、セミナー講師として活動をするようになってからは
かける音楽も、受講生のことを気にして有名なものが中心となりました。
僕が山口にいたときによく聞いていた歌は
あまりにマイナーだったようですから。
それでも節目のタイミングには、そのミュージシャンの曲を聞きました。
やはり僕にとって心を動かす要素があったのでしょう。
そして時には歌を聞きながら涙することも…。
ところが、最近になって引っ張り出したCDを聞き直してみて
もう今の自分には、あの頃のような心の動きが無かったんです。
むしろ懐かしい感じ。
それは曲に対する懐かしさではなく、
「あぁ、あの頃はこの歌を聞いて泣いていたんだなぁ」
という体験への懐かしさ。
自分にもあんな時期があったんだ、という気持ちだったんです。
あんなに泣けて仕方なかった歌が、今はもう心と共鳴することなく
ただ目の前を流れていく感じになっていました。
随分と内面が変わってきたんだと改めて思います。
どうやら、こうした音楽への感じ方の違いは、
そのミュージシャンだけに限定されていないようです。
ときおり聞いては涙を流すほど感動していたお気に入りの歌が
最近はもう、どれも心を動かすものではなくなっていました。
なんだか少し寂しい感じもします。
今、聞いて涙が出てくるのは
『 Amazing Grace 』と
『キン肉マン Go Fight ! (キン肉マンのテーマソング)』ぐらい。
「心に愛がなければスーパーヒーローじゃないのさ」に感動。