2014年03月31日

ドアに挟まれた

久しぶりに大阪に行きました。

エスカレーターの立ち位置が右側なのは
「あぁ、そうだったな」と、すぐに思い出せましたが、
エレベーターに慣れるのはチョット時間がかかりそうです。

なんといっても、扉の閉まるのが早い。
しかも速い。

開閉のボタンを押さずに待っていたときに閉まり始めるタイミングが早く、
開ボタンを押して全員が降りるのを待ってから最後に出ようとすると
ドアを出る頃には既に閉まり始めていることが良くありました。

そして一度閉まり始めると、そのドアの動くスピードも速かった気がします。
見た目でガーッと迫力を感じるぐらいですから、
他の地域よりも結構速いんじゃないでしょうか。

実際、閉まりかけのドアに挟まる形でドアを開けたことが
何度かありましたから。

文化的、習慣的な違いなんでしょうか。

エスカレーターのスピードには違いを感じませんでしたが。


当然、人の行動パターンにも地域差は見受けられます。
東京都内だって駅によって違いが感じられますから、
名古屋、大阪と目を向ければ、その差が大きいのは自然なことでしょう。

中でも特に印象的なのは、歩き方の違いです。

歩き方といっても、横断歩道を渡り始めるタイミングとか、
歩道を歩くときの広がり方やスピードとかではありません。

歩くときの姿勢や手足の動かし方のことです。

平均的に見たとき、体の使い方が違うようです。
基本姿勢も地域差があるものなのかもしれません。

姿勢が違うんですから、声の出し方も当然違ってきます。

注意の方向性にも地域差が出るだろうと思えます。

そうなれば自然と、良く起こるコミュニケーションにも傾向が生まれる。
大阪でよく見かけられる会話は文化的なものだとも言えるでしょうし、
それが姿勢や発声などの体の使い方とリンクしているとも言えそうです。


どちらかというと文化的に求められる会話の種類の影響が強いのか、
平均とは違った姿勢をとっている人は、歩き方にしても
話のペースにしても平均的なものと違ってきますから、
そこで文化的に要求されるものとのズレを体験しているかもしれません。

文化的に期待されている話のリズムや行動のスピードと
本人らしいペースが違っていた場合には、そこに溶け込むのは
苦労も多いことだろうと想像されます。

あるいは、頑張ってペースを文化的基準と合わせるようにしていれば
そこには負荷がかかってしまうこともあるはずです。
そういう意味では頑張っている人が多いような気もします。

もちろん、どこにいっても溶け込むために無理をする部分はあるでしょうし、
それで苦労をしている人は大勢いることと思います。
最近の女子高生なんかも、集団へ溶け込むことへ
強いプレッシャーを感じているように見受けられます。

ただ、溶け込むために自分を抑えて目立たないように努力するのと、
自然な自分以上の活発さを表現して溶け込むように努力するのとでは、
かかってくる負荷の種類が違うだろうということです。

頑張って快活に振舞うというのも、それなりの負担のように見えますから。

カウンセリングの場面であれば個人の特性として捉えるだけのことですし、
その人らしさをどのように活かしていくかは本人の希望によりますから、
個人レベルの関わりにおいては特に気にする部分ではありません。

しかし、セミナーなど、集団との関わりを考えると
全体的な傾向にも配慮する必要性が生まれてきます。

文化や習慣に注意を向けることで見えてくるポイントも気にしたいところです。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
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