2015年03月19日

リズムの違い

音による影響には色々な種類があるようです。

例えば、声の高さ。
キーキーと響くような甲高くて、周波数帯の絞られた声は
頭に突き刺さるようでストレスフルです。

一方、関西のオジサンや喫煙者に多く見受けられる
低くてビリビリと響くような声は、よく聞こえてきてしまう感じで
意識にあがりやすくて、つい気になってしまいます。
他の雑音に紛れにくいとか
散乱しにくいとかいうのがあるのかもしれません。

もちろん音量が大きければ、そのほうが気になります。
どうしても聞こえてしまいますから。

人の話し声の場合、その上に感情が乗ってくるものです。
この感情のメッセージも厄介です。
普段、電車の中で静かに過ごしたいときに
怒りや不満の声を耳にすると、かき乱されたような感じになります。

しかし、僕にとって最も大変なのは、どうやら
スピードやリズムらしいんです。

同じ声量でも、同じような声のトーンでも
リズムが変わると巻き込まれる度合いが違います。

大きな声で、甲高い声で、楽しそうな感情を乗せながら話していたとしても
その話すスピードが生み出すリズムによって影響が違う。

同じように高い声でハイテンションで話していても
マダムの集まりが話していてるのと
ママ友が話しているのと
高校生が話しているのと
小学生が話しているのとでは
スピード感というか、テンポというか、リズムが違います。

そんなリズムのなかでも
速いときに気分を巻き込まれやすいようなんです。
影響されてしまう。

おそらく自分の普段のリズムとのギャップに戸惑うんでしょう。

特に、自分の中で予定しているものがあるときには
こうした速いテンポでハイテンションの会話が苦手です。

こちらとしては静かに目をつぶって気持ちを休めたい…
なのに、回りから活発でスピード感のある声が聞こえてきて
そのリズムに巻き込まれてしまうから、全然休まらない。

あるいは、考えごとをしたい場合、僕の内面では
静かで広いスペースに小さな音の考えが
ポツポツと浮かび上がってくる感じになります。

このときのスピードは速いものの、一定速度で抑揚もとても小さいので
急激に速くなったり声が大きくなったり高くなったりするような
テンションの高い感じの、起伏の多い会話とは違いが大きすぎます。

そのため、考えごとをしている場合にも
そうしたハイテンションの会話が気になってしまうんです。


ちなみに社会人男性になると若い人でも
なぜか、あまり早くは話さない傾向にあるので、
そうした人たちの会話は上に挙げた集団よりも少しスローペースです。
何より起伏が小さい。

リズムとして大人しい感じなんです。

音楽でいうなら、同じBPMでも
クラシックなのか、サンバなのか、ハウスなのか、ロックなのか…
で、印象が全然違うようなものでしょうか。

スピードや音量だけでなく、リズムの違いが雰囲気の差を生み出しますから、
自分の内面のリズムと合っていないものを聞くと、単純に相性が悪いんでしょう。

世代や年齢によって典型的な活動のリズムが違うんだと思われます。

そして僕の活動リズムと合わない人たちの会話は
僕にとっては、かき乱される印象に感じられる、と。

その人たちにとっては快適な、普段通りのリズムなわけですから
それをとやかく言うこともできません。

聞こえてきた場合には、こちらとしては遮断するために
別の音楽を聴くぐらいが精一杯というところです。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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