2015年09月07日

目移りしても

自分から参加したいセミナーを探すのは、もうほとんどなくなってしまいましたが
ときどき宣伝や誰かのFacebook でセミナーが気になることがあります。

なんとなく気になって宣伝の中身を見て、セミナーの内容を眺めてみて
そしてやっぱり行かないことになる。

日程が合わないこともありますが、内容としても気持ちが動きません。
行っても満足しないで帰ってくることになりそうな予感がしてしまいます。

実際、そういう経験が多かったのが大きいのかもしれません。

同時に自分の頭の中で、内容を素直に受け取れない姿が浮かんでもきます。
もう積極的に何かを吸収しようという意欲が薄まっている印象も感じます。
吸収するスキマが小さくなっているイメージでしょうか。

喩えるなら、
 食べ放題にいって、だいぶお腹いっぱいになっているのに、
 まだ取っていない料理が何種類も並んでいて
 しかもまだ次々と新しい料理が運ばれてくるのを見ると、
 「もうちょっと食べたいなぁ」とお皿を持って料理を見に行く
ような感じです。

それほどお腹がすいているわけではないけれど、
やっぱり美味しそうに見えるし、食べてみたい気持ちがある。

それで実際に「どれにしようかなー」と見て回っていると
結局、それほど食べたいヤツがなくてテーブルに戻ってきてしまう。

でも料理が並んでいるのを見ると気になるし、
新しい料理が運ばれてきたら、一応チェックしてみたい気分になる。

近くまで行って眺めてみれば味の想像はついてしまうし、
もうチョット食べたい気持ちがいくらあっても
「この状態で食べるほどのものでもないか…」と手が伸びない。

腹八分目で食べるのをやめて、
「せっかく食べ放題なのになぁ」
などと少し寂しい。

そんな状態のようです。

とにかく一通りお皿に乗せて食べてみたり、
好きなものを何度もおかわりしたりしていた時期が
ただ懐かしくて、未練がましいだけなんだろうと思います。

本当はもうそれほど食べたくないのかもしれない。


一方、現実的に食事のことを考えても、もう僕は
山盛りのご飯をグビグビと飲み込むようには食べられません。
脂っこい焼き肉をモリモリ食べるもの厳しいです。

若い男性や中学生、高校生ぐらいが
一心不乱に食べている姿を見ると嬉しくなります。

自分はあんな風には食べられないけれど
「美味しそうで良かったね」と微笑ましく眺める感じ。

こちらには懐かしさはあっても、
「自分もあんな風に食べたいなぁ」と思うこともありません。

もう量を食べられないことが実感できているし、
モリモリ食べたい気分にもならなくなっているんでしょう。

だから、沢山食べる人を見ると微笑ましい気分になる、と。

セミナーの宣伝を見たときとは、チョット事情が違っているようです。

もう量を食べられないことを受け入れて
モリモリ食べなくても良くなってくるのと同じように、
セミナーについても諦めがついてくるのでしょうか。

予想がつきませんが、とりあえずは
そのときどきの”空腹感”に応じて何かをすることになるのだろうと思います。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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