2015年11月29日

よく夢に出てくる場面

セミナーで研究職時代のエピソードを話すと、決まって
その日の夜、夢に研究の場面が浮かんできます。

夢ですから、当時の状況が思い出されるわけではありません。
実際には経験したことのないヘンテコな話ですが、
場面だけが研究所だったり、職場の同僚が登場したりする。

ときには大学の研究室の様子が夢に出ることもあります。

これもやはり研究の話題が上がったときが多いですが
同様に場面と一部の人物が共通するだけで内容は架空です。

場所を知っていること、一部の人がその場面に合っていることあたりから
「ここは大学のときの研究室だ」とか「会社の研究所だ」などと
目が覚めたときに判別をしているのでしょう。

まったく関係のない人が出ていることもあるので奇妙な感じです。
まぁ、それが夢の性質なのかもしれませんが。


で、このように昼間に話題としたことが夢に影響するのは
どうやら丁度良い思い出され方をしたときのようなんです。

あまりにしっかりと思い出を語ったり、
特定の人物について話をしたりした場合には、
意外と夢には出てこない。

かといって全く思い出されることがなければ
それもまた夢には影響を与えない。

「意識に上がるかどうか」を
「注意が向いて、意識体験として起きたと自覚している」こととするなら、
少しだけ意識に上がったものぐらいが夢に影響しやすい印象があります。

話をしていて、自然に連想されて意識に上がりかけたけど
話の内容に集中していたので、あまり自覚はしていなかった。
でもチラッと頭をよぎったのは辛うじて思い出せる。
…それぐらいの意識への近づき方です。

例えば、他の人が「うちの研究室が〜」などと話をしているのを聞いていて
「研究室」という単語から記憶が連想されながらも
会話の流れに注意が向いていたようなときには、
その日の夜に研究室の場面が夢に出やすいようです。


しかも、その夢の場面に無関係な人や物についても
「何から連想されたんだろう?」と探っていくと
昼間に少しだけ頭をよぎったものがあることに気づけます。

どうも、夢のかなりの部分は、そのように
 昼間、意識に近づいた連想記憶の一部
が部品となって
無理やり組み合わさった形で作られるものが多いと感じます。

そう考えると、
相手にとって意識に上がりやすそうなことがらを
本題とは直接関係しない形で単語として散りばめながら話をしていけば、
相手の夢の内容に影響を与えられる可能性が出てきそうです。

ただ、自分の意識に上がるか上がらないかのところでは
題材を思い出すレベルを調節できませんから、
自分で夢をコントロールするのは難しいかもしれません。

分かっていないことだらけの夢ですが
細かく内省していくと発見はありそうな気がします。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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