2016年01月18日

あえて崩す必要性

展覧会の会期は終わってしまいましたが
今年はこんな作品を出品していました。

強く書くのを意図したものの、難しかったです。
いろいろと課題が見つかります。

とくに「まとまり」ではなく「広がり」や「伸びやかさ」を出すのがテーマでしょうか。

2016独立






























普段の練習では半紙の小さな紙面になってしまいますから
どうしても「まとまり」が重視されやすくなるようです。

ポイントはおそらく、
 ・スピードとリズム
 ・粗密のバランス
だと思われます。

線を引くときのスピードや、運筆のリズムによって
線のかすれや、端の部分の収まりが変わってきます。

形のバランスを意識していると、どうしても筆運びが穏やかになりやすい。
事前に形を心がけておいた上で、リズムを意識しながら書く
…というスタイルが重要かもしれません。

特に形のバランスについては、普段の練習で
 バランスを均等にとる
方向を心がけることが多いので、
「いかにバランスを不均等に崩しながら
 全体としての形で折り合いをつけるか」
が大事になってくるんでしょう。

わざとバランスを崩す練習をする必要がありそうです。

「練習」というか「お試し」といった感じでしょうか。

普段だったらやらないことを「試しに」やってみる。
ただの「トライアル」です。

それで結果を見てみてフィードバックをしていく。

「まとまり」ができてきた頃には、あえて一度「崩し」として
ランダムに、大袈裟に、普段とは違うことをやってみるのも
技術の幅を広げる上で役に立つものかもしれません。

書道だけでなく、コミュニケーションにも当てはまる話ですが。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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