2016年03月02日
中2日
初対面のとき、仕事について説明をすることは多いと思います。
無難な会話の入り口だという共通認識があるんでしょう。
ただ、僕の場合は面倒くさいところもあります。
一言で説明しにくいんです。
無難に終わらせるために
「フリーランスのセミナー講師兼コンサルタント」
みたいに説明することもありますが、それでも
もうちょっと突っ込んで聞かれる場合もあります。
どういうことをするのか?
どれぐらい忙しいのか?
どこでやっているのか?
などと。
僕の場合、週に5日出勤するような形ではありませんし、
セミナーの日数だけに注目すれば自由なものだといえそうです。
それ以上説明するのはもっと面倒くさいですから
突っ込んだ質問をされても適当に流して終わることが多いですが、
やはり知らない仕事については想像するのも難しいものなんでしょう。
例えば、プロ野球のピッチャーなら
試合に登板するという意味での「実働」は、一年間で数十試合です。
プロ野球選手の活動が放送されるのは3月頃から10月頃までが中心で
全試合に出場する野手でも140試合ぐらい。
先発ピッチャーともなれば、試合に出るのは
春先から秋にかけての半年強の間のうち
中6日、つまり週に一回です。
一年で30試合以下。
これを「実働」と捉えたら、プロ野球の先発ピッチャーは
一年のうち30日も働いていないことになってしまいます。
ですが実際には、練習だとかトレーニングだとか体調管理とか
さまざまなことで試合以外の日を野球のために費やしているはずです。
爪切り1つさえも仕事の一部といえるかもしれません。
あるいはファッションモデルの仕事だったら
モデルとして写真を撮られたり、ショーに出ているときだけが
仕事ということではないんでしょう。
普段の食事や体の管理も仕事として捉えているのではないでしょうか。
また、僕が研究職をしていたときは「実働時間」でいえば
職場のほとんどの研究員がずっと会社にいるような感じでした。
休日に会社に来るのも当たり前で、早朝から日付が変わるぐらいまで
ずっと実験やら何やらの作業をしている人ばかり。
「会社にいる」という観点では1日18時間ぐらいの人もいたものです。
研究という職業のうち、どの部分が仕事に当たるんでしょうか?
目に見える形で「納品」できるのは、報告書を書いたときぐらいかもしれません。
研究発表なんかは仕事の進捗報告会議のようなものでしょうし、
実験は営業のような感じに当たりそうにも思えます。
逆に研究員同士でやっていた勉強会は勤務時間外に設定されていて
それでも義務として誰もが取り組んでいました。
業務時間外に行われるものであっても、学術論文を興味深くまとめるのが
研究員の能力の1つとして評価される可能性がありましたから
ある意味では仕事の一部といって良かったようにも感じます。
それとは別に、研究に役立つ知識として本や論文を読んだりもしていましたが
こちらは自分のための勉強だった分、仕事の意識は無かったものです。
そんな風に考えていくと、何をもって「仕事」と呼ぶのかは難しい気がします。
直接的に商品・サービスを提供している間だけが「仕事」だとしたら
プロ野球のピッチャーは一年に30日も仕事をしていないことになります。
飲食店だとしたら、営業時間外の準備も仕事に含む印象がありますから、
プロ野球のピッチャーが一年かけて体の管理や練習をしているのも
準備という意味では仕事に含まれるのかもしれません。
このあたりの部分は、塾講師のアルバイトなどでも話題になったようです。
担当した講義のコマ数で給料が発生する形だと、授業前の準備や
事務手続き、生徒への個別対応などには給料が支払われない。
これはタダ働きだ、と。
逆に、作業内容にかかわらず、時間に対して給料が発生する場合もあります。
ときには、待つことそのものが仕事になることも。
また、個人でビジネスをしている人の場合、集客のプロセスとして
さまざまな工夫を日頃からしているものでしょう。
その過程そのものでは売上は出ませんから、あくまで準備段階のはずです。
これを「仕事」と捉えている人がどれぐらいいるのか、少し興味があります。
ところが、同じことを専門にしているプロの集客コンサルタントや広告業者なら
全く同じ内容のことをしたとしても、それが利益に直結する「仕事」になる。
「仕事」の定義は人によって随分と違うものなんでしょう。
自分にとっての「仕事」の捉え方で、他の人の仕事を見ると
見えない部分が多いような気がします。
僕は個人的に、あまり「仕事」という認識を強く持っていませんから
ある意味では芸術家とかに近い発想なのかもしれません。
とりあえずやる。
それに値段がつくかどうかは後の話、と。
バイヤーがいてくれると楽なんでしょうね。
無難な会話の入り口だという共通認識があるんでしょう。
ただ、僕の場合は面倒くさいところもあります。
一言で説明しにくいんです。
無難に終わらせるために
「フリーランスのセミナー講師兼コンサルタント」
みたいに説明することもありますが、それでも
もうちょっと突っ込んで聞かれる場合もあります。
どういうことをするのか?
どれぐらい忙しいのか?
どこでやっているのか?
などと。
僕の場合、週に5日出勤するような形ではありませんし、
セミナーの日数だけに注目すれば自由なものだといえそうです。
それ以上説明するのはもっと面倒くさいですから
突っ込んだ質問をされても適当に流して終わることが多いですが、
やはり知らない仕事については想像するのも難しいものなんでしょう。
例えば、プロ野球のピッチャーなら
試合に登板するという意味での「実働」は、一年間で数十試合です。
プロ野球選手の活動が放送されるのは3月頃から10月頃までが中心で
全試合に出場する野手でも140試合ぐらい。
先発ピッチャーともなれば、試合に出るのは
春先から秋にかけての半年強の間のうち
中6日、つまり週に一回です。
一年で30試合以下。
これを「実働」と捉えたら、プロ野球の先発ピッチャーは
一年のうち30日も働いていないことになってしまいます。
ですが実際には、練習だとかトレーニングだとか体調管理とか
さまざまなことで試合以外の日を野球のために費やしているはずです。
爪切り1つさえも仕事の一部といえるかもしれません。
あるいはファッションモデルの仕事だったら
モデルとして写真を撮られたり、ショーに出ているときだけが
仕事ということではないんでしょう。
普段の食事や体の管理も仕事として捉えているのではないでしょうか。
また、僕が研究職をしていたときは「実働時間」でいえば
職場のほとんどの研究員がずっと会社にいるような感じでした。
休日に会社に来るのも当たり前で、早朝から日付が変わるぐらいまで
ずっと実験やら何やらの作業をしている人ばかり。
「会社にいる」という観点では1日18時間ぐらいの人もいたものです。
研究という職業のうち、どの部分が仕事に当たるんでしょうか?
目に見える形で「納品」できるのは、報告書を書いたときぐらいかもしれません。
研究発表なんかは仕事の進捗報告会議のようなものでしょうし、
実験は営業のような感じに当たりそうにも思えます。
逆に研究員同士でやっていた勉強会は勤務時間外に設定されていて
それでも義務として誰もが取り組んでいました。
業務時間外に行われるものであっても、学術論文を興味深くまとめるのが
研究員の能力の1つとして評価される可能性がありましたから
ある意味では仕事の一部といって良かったようにも感じます。
それとは別に、研究に役立つ知識として本や論文を読んだりもしていましたが
こちらは自分のための勉強だった分、仕事の意識は無かったものです。
そんな風に考えていくと、何をもって「仕事」と呼ぶのかは難しい気がします。
直接的に商品・サービスを提供している間だけが「仕事」だとしたら
プロ野球のピッチャーは一年に30日も仕事をしていないことになります。
飲食店だとしたら、営業時間外の準備も仕事に含む印象がありますから、
プロ野球のピッチャーが一年かけて体の管理や練習をしているのも
準備という意味では仕事に含まれるのかもしれません。
このあたりの部分は、塾講師のアルバイトなどでも話題になったようです。
担当した講義のコマ数で給料が発生する形だと、授業前の準備や
事務手続き、生徒への個別対応などには給料が支払われない。
これはタダ働きだ、と。
逆に、作業内容にかかわらず、時間に対して給料が発生する場合もあります。
ときには、待つことそのものが仕事になることも。
また、個人でビジネスをしている人の場合、集客のプロセスとして
さまざまな工夫を日頃からしているものでしょう。
その過程そのものでは売上は出ませんから、あくまで準備段階のはずです。
これを「仕事」と捉えている人がどれぐらいいるのか、少し興味があります。
ところが、同じことを専門にしているプロの集客コンサルタントや広告業者なら
全く同じ内容のことをしたとしても、それが利益に直結する「仕事」になる。
「仕事」の定義は人によって随分と違うものなんでしょう。
自分にとっての「仕事」の捉え方で、他の人の仕事を見ると
見えない部分が多いような気がします。
僕は個人的に、あまり「仕事」という認識を強く持っていませんから
ある意味では芸術家とかに近い発想なのかもしれません。
とりあえずやる。
それに値段がつくかどうかは後の話、と。
バイヤーがいてくれると楽なんでしょうね。