2017年04月19日
次回の講座は6月25日の予定
次回の講座は
6/25 (日)
を予定しています。
内容はコミュニケーション技術寄りのものです。
具体的なテーマとしては
『言語表現を向上させる』
ことを扱う予定です。
結構、リクエストというか
「どうしたら言葉を上手く使えるようになりますか?」
といった趣旨の質問をもらったり、
「もっと上手く伝えられるようになりたい」
といった願望を聞いたりすることがあります。
こういう「伝え方」や「表現の仕方」について問題意識が出る場合、
実際のところは非常に多くの要素が混ざり込んでいます。
例えば、「伝え方」を気にしているようでいて
実のところ「部下に言うことを聞かせられるような伝え方を知りたい」
などと、「他人を思い通りに動かしたい」願望がメインのこともあります。
他者に動いてもらうのは、依頼や商談、教育・指導など
多くの場面で求められるコミュニケーションの要素ですが、
技術としての重要度は必ずしも「言葉の使い方」が高いわけではありません。
相手のニーズを把握していなければ動機づけはできませんし、
相手と価値観が根本的に異なっていたら動いてもらうのは難しいでしょう。
最終的な決断は相手に委ねられますから、
全ての結果をコントロールするのは不可能かと思います。
結果を良くしたいのであれば、「自分が何を言うか」の前に
むしろ「相手は何を望んでいるのか」を理解できるようになるほうが
ずっと効果的かもしれません。
ニーズ把握のプロセスを技術として身につけておくと
相手のニーズに合わせた対応をしやすくなるので
商品やサービスの提供でも、指導やアドバイスでも
満足してもらいやすくなるはずです。
この「ニーズ把握」の重要性を分かった上で、相手に合わせて
新しい考え方や行動案、商品などを提案する。
その段階で初めて「言葉の選び方」そのものに意義が出てきます。
相手のニーズは分かった。
相手に満足してもらえそうな提案内容がある。
ポイントは分かっている。
なんとなく言いたい趣旨は決まっている…。
そこから自分の想い・アイデアを言葉として表現する。
この段階で困難を感じる人がいるようなんです。
今回のポイントは、ここです。
会話の途中で、的確なポイントが掴めたとき、
「伝えたいこと、趣旨は決まっている。
こういう観点で、こういう方向性で、
こんな感じのことを言えれば上手くいきそうだ。
…でも、これを何て言葉にすればいいんだ?
表現力が足りないから上手く言えない。」
とか。
あるいは相手の気持ちを理解して、分かったことを伝え返そうとしたとき
「なるほど、そういうことですか!
はあはあ。ええ、おっしゃることは多分、伝わっています。
なんていうんでしょう、あの、あれですよね?
結局、ホラ、なんか、こういう感じですよね。
ちょっと上手く言えないんですけど、納得しています。」
のように、
なかなか適切な言葉が見つからないとか。
もしくは、
相手の悩みの元になる考え方の癖が分かって、
こういう物の見方をすれば悩みから解決されそうだと見立てがある。
でも上手いリフレーミングの言葉が出てこない、とか。
頭の中には良いアイデアやイメージ、大事なポイントが出来上がっているけれど
それが言葉として表現しきれていない段階です。
少し専門的に言うと、
「内的表象を的確な言葉に置き換える」プロセス。
ここをトレーニングします。
そういう意味では、「言葉による表現力を磨く」とも言い換えられそうです。
自分の気持ちを上手く表した言葉に置き換える能力。
ここを磨こうという趣旨です。
コミュニケーションのトレーニングをしていると、この段階で
もどかしさを感じる人がいるようなんです。
最初のステップとして「何をすればいいのか?」が分かって、
次の段階で「どのような言葉に表したらいいのか?」が課題となる。
もちろん母国語として日本語を使えれば
ある程度の表現は可能です。
相手が汲み取れるだけの言語表現になっていれば
相手との信頼関係が築かれている限り、
相手のほうから理解しようとしてもくれます。
そこそこの表現になっていれば伝わるんです。
まして伝える側に想いの強さがあれば、非言語メッセージのほうから
大切な想いの部分だけは伝わることもあります。
言葉の表現は、その意味で、決して高いとは言えません。
それでも上手く言い表せていなかっただけの理由で
今一歩のところで伝わらない場合もあるわけです。
あくまで伝わりやすくするため、伝わる確率を上げるため、
せっかくのアイデアや想いが空回りする勿体なさを減らすため、
言葉の表現の段階でもできることがあります。
日本語力として伝えたいことを的確な言葉にする趣旨で
コミュニケーションのトレーニングをやってみようという話です。
詳しい案内は一か月前ぐらいに出すと思いますが
興味があれば予定を検討してみてください。
6/25 (日)
を予定しています。
内容はコミュニケーション技術寄りのものです。
具体的なテーマとしては
『言語表現を向上させる』
ことを扱う予定です。
結構、リクエストというか
「どうしたら言葉を上手く使えるようになりますか?」
といった趣旨の質問をもらったり、
「もっと上手く伝えられるようになりたい」
といった願望を聞いたりすることがあります。
こういう「伝え方」や「表現の仕方」について問題意識が出る場合、
実際のところは非常に多くの要素が混ざり込んでいます。
例えば、「伝え方」を気にしているようでいて
実のところ「部下に言うことを聞かせられるような伝え方を知りたい」
などと、「他人を思い通りに動かしたい」願望がメインのこともあります。
他者に動いてもらうのは、依頼や商談、教育・指導など
多くの場面で求められるコミュニケーションの要素ですが、
技術としての重要度は必ずしも「言葉の使い方」が高いわけではありません。
相手のニーズを把握していなければ動機づけはできませんし、
相手と価値観が根本的に異なっていたら動いてもらうのは難しいでしょう。
最終的な決断は相手に委ねられますから、
全ての結果をコントロールするのは不可能かと思います。
結果を良くしたいのであれば、「自分が何を言うか」の前に
むしろ「相手は何を望んでいるのか」を理解できるようになるほうが
ずっと効果的かもしれません。
ニーズ把握のプロセスを技術として身につけておくと
相手のニーズに合わせた対応をしやすくなるので
商品やサービスの提供でも、指導やアドバイスでも
満足してもらいやすくなるはずです。
この「ニーズ把握」の重要性を分かった上で、相手に合わせて
新しい考え方や行動案、商品などを提案する。
その段階で初めて「言葉の選び方」そのものに意義が出てきます。
相手のニーズは分かった。
相手に満足してもらえそうな提案内容がある。
ポイントは分かっている。
なんとなく言いたい趣旨は決まっている…。
そこから自分の想い・アイデアを言葉として表現する。
この段階で困難を感じる人がいるようなんです。
今回のポイントは、ここです。
会話の途中で、的確なポイントが掴めたとき、
「伝えたいこと、趣旨は決まっている。
こういう観点で、こういう方向性で、
こんな感じのことを言えれば上手くいきそうだ。
…でも、これを何て言葉にすればいいんだ?
表現力が足りないから上手く言えない。」
とか。
あるいは相手の気持ちを理解して、分かったことを伝え返そうとしたとき
「なるほど、そういうことですか!
はあはあ。ええ、おっしゃることは多分、伝わっています。
なんていうんでしょう、あの、あれですよね?
結局、ホラ、なんか、こういう感じですよね。
ちょっと上手く言えないんですけど、納得しています。」
のように、
なかなか適切な言葉が見つからないとか。
もしくは、
相手の悩みの元になる考え方の癖が分かって、
こういう物の見方をすれば悩みから解決されそうだと見立てがある。
でも上手いリフレーミングの言葉が出てこない、とか。
頭の中には良いアイデアやイメージ、大事なポイントが出来上がっているけれど
それが言葉として表現しきれていない段階です。
少し専門的に言うと、
「内的表象を的確な言葉に置き換える」プロセス。
ここをトレーニングします。
そういう意味では、「言葉による表現力を磨く」とも言い換えられそうです。
自分の気持ちを上手く表した言葉に置き換える能力。
ここを磨こうという趣旨です。
コミュニケーションのトレーニングをしていると、この段階で
もどかしさを感じる人がいるようなんです。
最初のステップとして「何をすればいいのか?」が分かって、
次の段階で「どのような言葉に表したらいいのか?」が課題となる。
もちろん母国語として日本語を使えれば
ある程度の表現は可能です。
相手が汲み取れるだけの言語表現になっていれば
相手との信頼関係が築かれている限り、
相手のほうから理解しようとしてもくれます。
そこそこの表現になっていれば伝わるんです。
まして伝える側に想いの強さがあれば、非言語メッセージのほうから
大切な想いの部分だけは伝わることもあります。
言葉の表現は、その意味で、決して高いとは言えません。
それでも上手く言い表せていなかっただけの理由で
今一歩のところで伝わらない場合もあるわけです。
あくまで伝わりやすくするため、伝わる確率を上げるため、
せっかくのアイデアや想いが空回りする勿体なさを減らすため、
言葉の表現の段階でもできることがあります。
日本語力として伝えたいことを的確な言葉にする趣旨で
コミュニケーションのトレーニングをやってみようという話です。
詳しい案内は一か月前ぐらいに出すと思いますが
興味があれば予定を検討してみてください。