2018年01月19日
感覚刺激への感度
今年最初の出張は札幌です。
値段の関係で普段よりも早い便に乗りました。
日中の飛行機はあまり利用していなかったのですが
日差しのまぶしさが厳しかったです。
窓際の人が景色を眺めたり、かと思うと眠りについたりして
日よけを閉めてもらうこともできず、自分の顔を隠すので精一杯。
どうも僕は子供のころから日差しが苦手で、記念写真は決まって
まぶしそうな顔をして写っていたものです。
飛行機の中でも他の人は日光を気にしていない様子でしたから
僕の個人的な傾向として光が得意ではないのかもしれません。
冬でも日中の飛行機はサングラスが必須だと感じました。
でないと本も読めません。
寝るならアイマスクが必要そうにも思えますが、かといって
耳にゴムを引っかけるのが痛くて嫌だというワガママもあります。
鼻と口を覆うための普通のマスクにしても耳が痛くて嫌ですし、
帽子も耳の上に加わる感触が苦手です。
耳栓も痛いから本当は嫌なんです。
騒音の音圧の強さを避けるか、耳の穴の痛みを避けるか…。
耳栓を使うかどうかは迷うところです。
イヤホンも痛くて苦手でしたが、カナル型(深く差し込むタイプ)が出て
だいぶ楽になりました。
随分と目や耳の周りについて好みがうるさいことを自覚します。
小さいころは苦手な刺激が多くて、それでも
大人になって我慢できるようになってきていました。
ですが最近また苦手意識が高まってきている印象があります。
我慢して気にしないようにしていた感覚刺激が
改めて意識に上がるようになってきたんでしょう。
NLPでは「五感を鋭敏に」なんてことも言われたりしますが
敏感さは強い刺激への脆さにも繋がるようです。
メリットとデメリットは裏表なのかもしれません。
この辺の「感覚刺激への過敏さ」については
「HSP(Highly Sensitive Person)」という概念が提唱されています。
臨床心理学者のエレイン・アーロンという人が決めたものですから
生きにくさの1つの指標として、その基準を設定したといえます。
ネット上にもアーロンが作った測定法(質問リスト)がありますから
すぐに自分でも調べてみることができます。
心理学においては、この手の測定法の研究は
統計的に一貫していて妥当かどうかを調べますが、
実際に本人の中で何が起こっているかどうかは無関係です。
「こういう質問をすれば、この特徴が調べられるだろう」という想定で
工夫しながら質問集を作っているだけのこと。
調べたい特徴は既に、測定法の設計者の中で決まっているわけです。
その意味では、このHSPという個性は
「HSPに分類されるかどうか」で評価されるのであって、
それ以外の特性との関係などは気にされていない、ともいえそうです。
どのような生物学的な仕組みが関係しているか?などは
後の研究者が考える可能性はありますが、
そこが前提になっているわけではないはずです。
一方、僕の個人的な印象といいますか、NLP的な視点を踏まえてみると
HSPは2つの要素の組み合わせで説明ができそうです。
1つは五感刺激への感度そのもの。
情報を細かく知覚して、意味づけの少ない五感情報のまま処理がされる度合い。
感覚情報に対して直接的に反応が起こる傾向ともいえます。
その対極は五感情報を組み合わせて社会的に意味づけして
その意味に対する反応を学習する傾向。
心の中には様々な処理が同時並行で起こっていますから
両方の傾向の反応がどちらも進んではいますが、
感覚情報に直接反応する度合いが大きい、ということです。
もう一方は、反応が表に強く表れる度合い。
これは1つの「刺激−反応」に集中して意識体験が起こる傾向です。
対極は、同時に複数の処理が意識される体験の傾向。
HSPは「感覚刺激に圧倒されやすい」という意味で
「感覚刺激への感度の高さ」と
「圧倒のされやすさ」
の2つが含まれるとも考えられる、という話です。
僕は個人的に感覚刺激への感度は高そうですが、
1つの反応に集中して意識化するほうではなく、
好ましくない反応があっても「数多くの心の動きの1つ」と捉え
それに集中することがありません。
ですから「嫌い」ですが
「圧倒される」ことはないんです。
その意味では僕は「HSP」の分類には入りません。
感覚刺激への感度は高くても、
それだけが「HSP」の基準ではないからでしょう。
「五感刺激への感度」と「1つの意識体験への集中度(強さ)」。
この2つがHSPには含まれていそうに思えます。
実際、僕が測定法に沿って質問に答えてみると
半分だけが当てはまりますし。
名称は「Highly Sensitive(高感度)」ですが
それだけではなさそうだということです。
逆に、僕はただの高感度だ、と。
値段の関係で普段よりも早い便に乗りました。
日中の飛行機はあまり利用していなかったのですが
日差しのまぶしさが厳しかったです。
窓際の人が景色を眺めたり、かと思うと眠りについたりして
日よけを閉めてもらうこともできず、自分の顔を隠すので精一杯。
どうも僕は子供のころから日差しが苦手で、記念写真は決まって
まぶしそうな顔をして写っていたものです。
飛行機の中でも他の人は日光を気にしていない様子でしたから
僕の個人的な傾向として光が得意ではないのかもしれません。
冬でも日中の飛行機はサングラスが必須だと感じました。
でないと本も読めません。
寝るならアイマスクが必要そうにも思えますが、かといって
耳にゴムを引っかけるのが痛くて嫌だというワガママもあります。
鼻と口を覆うための普通のマスクにしても耳が痛くて嫌ですし、
帽子も耳の上に加わる感触が苦手です。
耳栓も痛いから本当は嫌なんです。
騒音の音圧の強さを避けるか、耳の穴の痛みを避けるか…。
耳栓を使うかどうかは迷うところです。
イヤホンも痛くて苦手でしたが、カナル型(深く差し込むタイプ)が出て
だいぶ楽になりました。
随分と目や耳の周りについて好みがうるさいことを自覚します。
小さいころは苦手な刺激が多くて、それでも
大人になって我慢できるようになってきていました。
ですが最近また苦手意識が高まってきている印象があります。
我慢して気にしないようにしていた感覚刺激が
改めて意識に上がるようになってきたんでしょう。
NLPでは「五感を鋭敏に」なんてことも言われたりしますが
敏感さは強い刺激への脆さにも繋がるようです。
メリットとデメリットは裏表なのかもしれません。
この辺の「感覚刺激への過敏さ」については
「HSP(Highly Sensitive Person)」という概念が提唱されています。
臨床心理学者のエレイン・アーロンという人が決めたものですから
生きにくさの1つの指標として、その基準を設定したといえます。
ネット上にもアーロンが作った測定法(質問リスト)がありますから
すぐに自分でも調べてみることができます。
心理学においては、この手の測定法の研究は
統計的に一貫していて妥当かどうかを調べますが、
実際に本人の中で何が起こっているかどうかは無関係です。
「こういう質問をすれば、この特徴が調べられるだろう」という想定で
工夫しながら質問集を作っているだけのこと。
調べたい特徴は既に、測定法の設計者の中で決まっているわけです。
その意味では、このHSPという個性は
「HSPに分類されるかどうか」で評価されるのであって、
それ以外の特性との関係などは気にされていない、ともいえそうです。
どのような生物学的な仕組みが関係しているか?などは
後の研究者が考える可能性はありますが、
そこが前提になっているわけではないはずです。
一方、僕の個人的な印象といいますか、NLP的な視点を踏まえてみると
HSPは2つの要素の組み合わせで説明ができそうです。
1つは五感刺激への感度そのもの。
情報を細かく知覚して、意味づけの少ない五感情報のまま処理がされる度合い。
感覚情報に対して直接的に反応が起こる傾向ともいえます。
その対極は五感情報を組み合わせて社会的に意味づけして
その意味に対する反応を学習する傾向。
心の中には様々な処理が同時並行で起こっていますから
両方の傾向の反応がどちらも進んではいますが、
感覚情報に直接反応する度合いが大きい、ということです。
もう一方は、反応が表に強く表れる度合い。
これは1つの「刺激−反応」に集中して意識体験が起こる傾向です。
対極は、同時に複数の処理が意識される体験の傾向。
HSPは「感覚刺激に圧倒されやすい」という意味で
「感覚刺激への感度の高さ」と
「圧倒のされやすさ」
の2つが含まれるとも考えられる、という話です。
僕は個人的に感覚刺激への感度は高そうですが、
1つの反応に集中して意識化するほうではなく、
好ましくない反応があっても「数多くの心の動きの1つ」と捉え
それに集中することがありません。
ですから「嫌い」ですが
「圧倒される」ことはないんです。
その意味では僕は「HSP」の分類には入りません。
感覚刺激への感度は高くても、
それだけが「HSP」の基準ではないからでしょう。
「五感刺激への感度」と「1つの意識体験への集中度(強さ)」。
この2つがHSPには含まれていそうに思えます。
実際、僕が測定法に沿って質問に答えてみると
半分だけが当てはまりますし。
名称は「Highly Sensitive(高感度)」ですが
それだけではなさそうだということです。
逆に、僕はただの高感度だ、と。