2018年06月03日
サンディエゴ動物園
今回のアメリカでは、予定を少し延長して
サンディエゴまで訪れてきました。
きっかけは昨年にお手伝いした催眠の講座。
その先生がサンディエゴ近郊に住んでいて、
以前にサンディエゴ動物園のサファリパークで働いていた
ということで「来る機会があったら訪れてみては?」と
なんとなく勧められていたんです。
なんでも象の飼育員をトレーニングする必要があって、
全飼育員の中に一人だけいる達人をモデリングして
皆が同じくクオリティで世話ができるようにしてほしい、
という依頼だったそうです。
動物は見て学べることが多いですし、
その先生も再来日を検討しているとのことなので
話のネタ作りという意味でも行ってみることにしたわけです。
僕が瞑想のために滞在していた街からは
ロスアンゼルス経由で行くことになってしまいましたが、
同じ西海岸ですし、ロスからも近いところのようです。
カリフォルニア州の中でも最南端に近い場所で
メキシコまですぐといった土地。
サンディエゴも国際空港ながら、ずっと小さな空港で
全体的に落ち着いて、のんびりした雰囲気がありました。
セキュリティチェックの人なんかも、温厚で親切。
ロスアンゼルス空港の職員の傍若無人っぷりと比べると
同じ国とは思えないぐらいでした。
人の動きもゆっくりしていて、
地元の人は話し方も少しルーズな感じがありました。
気候や生活リズムなどが関係しているのかもしれません。
空港の建物からそうでしたが、街並みも美しく
古い建物と最先端の高層ビルが入り混じっていて、
観光地と行政・ビジネス地域が組み合わさったような印象。
乾燥していて空気もキレイなようで、空は真っ青。
ゴミゴミしていない街並みと合わさって、
気分もゆったりしてくる感じがしました。
日差しの強さと感想で肌がやられることを除けば
住むのにも快適なんじゃないかという考えが浮かびます。
一方、その次の瞬間には
「こんなのんびりしたところにいたら
仕事をする気にもならないかもしれない」
という考えも浮かんできました。
色々な人から「美しい街だ」と聞いていた理由が
行ってみて強く実感できた気がします。
空港からホテルのある市街地までもタクシーで10分弱ぐらい。
色々なものがコンパクトにまとまった感じでした。
やはりサンディエゴは動物園を推しているのか
ホテルの部屋にもバスタオルで作った象がお出迎え。
僕はそれほど観光好きではないので、目的地だった動物園へ直行しました。
交通手段は初めて使ってみたUberという民間タクシーのようなシステム。
日本でもUberの食べ物配送サービスがあるようですが、
アメリカはいわゆる「白タク」が違法ではないのか
かなり幅広く使われているようです。
スマホアプリでGPSの現在地情報を利用しながら
近くにいる車を回してくれて、支払いもアプリ上でカード決済。
数分待てば車も来ますし、価格も日本のタクシー以下じゃないでしょうか。
サンディエゴ動物園は市街地の外れに位置した
バルボアパークという公園のようなものの中にあります。
公園とか博物館とか動物園とかが集合しているということから
上野動物園がある「上野恩賜公園」と似た感じかもしれません。
動物園は歩いて回れるサイズで、僕は3時間弱で全部を見て回りました。
それでも敷地面積は上野動物園の3倍ぐらいあるようです。
空が高いせいか、都心にないせいか、あるいは気候のせいか、
とにかく飼育されている動物がリラックスした雰囲気でした。
1つの檻が大きいのとか、地面が土で舗装されいないのとかも
動物にとっては影響しているのかもしれません。
様々な動物の体の使い方を勉強させてもらえました。
そして翌日はサンディエゴ動物園の経営母体が運営している
サファリパークのほうに行きました。
こっちが本当の目的地。
象の飼育がなされているところです。
サンディエゴから車で45分ぐらいだったので今回もUberを利用。
こちらも途中までは歩いて回れるサイズで、
動物園と同じような作りになっています。
で、一番奥のあたりから路面電車やカートが走っていて
奥にある広大な敷地で放し飼いにされている草食動物のゾーンを
見学できるようになっている仕組みでした。
動物の種類に合わせて、生息地に似たような環境を作りながら
かつ見学者から見やすいところに動物が集まってくる工夫があったりして
動物にも人間にも多くの配慮がなされている印象をうけました。
カートに乗って見学したゾーンは、
写真で見たアフリカのサバンナのような感じ。
そこに牛とかヤギとか馬とかが群れで生活していました。
こういう広大な土地を活かしたものは、
いかにもアメリカならではかもしれません。
お目当ての象のエリアは、放し飼いゾーンほどは広くなく、
普通に動物園的な一区画になっていました。
とはいえ、12頭の象にしてみたら十分な広さには見えましたが。
なんでもアフリカから繁殖のために連れてきたり、
繁殖した象を世界中の動物園へ出したりと、
ちょっとした保護地域になっているそうです。
先生が話していた飼育システムなんかも見ることができて
十分に話のネタは確保できた気がします。
そしてそれ以上に、象の雰囲気が記憶に残りました。
ゆったりと大きく、遊び心があって、頭がいい。
それぞれの性格にも個体差があるようにも見えます。
親子はすぐに分かって、ケアする母親側と
甘える子供側とが、なんとも穏やかな関係を見せてくれました。
かなりの時間、象を眺めて過ごしてきました。
野生とは言えないとは思いますが、
自然に近いものに触れるのは気分が休まる感じがします。
十分に堪能させてもらいました。
…ちなみに、アメリカの動物園、博物館は高いです。
動物園、サファリパーク共に入場料で6000円ぐらい。
サファリパークはそれに加えて、中でカートに乗って
広い放し飼いゾーンを見に行くと、また6000円かかりました。
あの敷地で動物の管理をしようとすれば安くないのは当然でしょうが、
おそらく税金の支援が出ていないんではないかと想像しています。
博物館も小さなものなのに、1つごとに2000〜3000円かかるようでしたし。
海辺にあった古い船の展示物も、それ単体で見学料が数千円。
文化・教育的なものに対するお金の価値が違うのかもしれません。
ディズニーランドとかと同じような捉え方なんでしょうか。
日本が安いという見方もあるでしょうけれど。
税金の使い道も含めて、文化の違いが表れているのを感じます。
サンディエゴまで訪れてきました。
きっかけは昨年にお手伝いした催眠の講座。
その先生がサンディエゴ近郊に住んでいて、
以前にサンディエゴ動物園のサファリパークで働いていた
ということで「来る機会があったら訪れてみては?」と
なんとなく勧められていたんです。
なんでも象の飼育員をトレーニングする必要があって、
全飼育員の中に一人だけいる達人をモデリングして
皆が同じくクオリティで世話ができるようにしてほしい、
という依頼だったそうです。
動物は見て学べることが多いですし、
その先生も再来日を検討しているとのことなので
話のネタ作りという意味でも行ってみることにしたわけです。
僕が瞑想のために滞在していた街からは
ロスアンゼルス経由で行くことになってしまいましたが、
同じ西海岸ですし、ロスからも近いところのようです。
カリフォルニア州の中でも最南端に近い場所で
メキシコまですぐといった土地。
サンディエゴも国際空港ながら、ずっと小さな空港で
全体的に落ち着いて、のんびりした雰囲気がありました。
セキュリティチェックの人なんかも、温厚で親切。
ロスアンゼルス空港の職員の傍若無人っぷりと比べると
同じ国とは思えないぐらいでした。
人の動きもゆっくりしていて、
地元の人は話し方も少しルーズな感じがありました。
気候や生活リズムなどが関係しているのかもしれません。
空港の建物からそうでしたが、街並みも美しく
古い建物と最先端の高層ビルが入り混じっていて、
観光地と行政・ビジネス地域が組み合わさったような印象。
乾燥していて空気もキレイなようで、空は真っ青。
ゴミゴミしていない街並みと合わさって、
気分もゆったりしてくる感じがしました。
日差しの強さと感想で肌がやられることを除けば
住むのにも快適なんじゃないかという考えが浮かびます。
一方、その次の瞬間には
「こんなのんびりしたところにいたら
仕事をする気にもならないかもしれない」
という考えも浮かんできました。
色々な人から「美しい街だ」と聞いていた理由が
行ってみて強く実感できた気がします。
空港からホテルのある市街地までもタクシーで10分弱ぐらい。
色々なものがコンパクトにまとまった感じでした。
やはりサンディエゴは動物園を推しているのか
ホテルの部屋にもバスタオルで作った象がお出迎え。
僕はそれほど観光好きではないので、目的地だった動物園へ直行しました。
交通手段は初めて使ってみたUberという民間タクシーのようなシステム。
日本でもUberの食べ物配送サービスがあるようですが、
アメリカはいわゆる「白タク」が違法ではないのか
かなり幅広く使われているようです。
スマホアプリでGPSの現在地情報を利用しながら
近くにいる車を回してくれて、支払いもアプリ上でカード決済。
数分待てば車も来ますし、価格も日本のタクシー以下じゃないでしょうか。
サンディエゴ動物園は市街地の外れに位置した
バルボアパークという公園のようなものの中にあります。
公園とか博物館とか動物園とかが集合しているということから
上野動物園がある「上野恩賜公園」と似た感じかもしれません。
動物園は歩いて回れるサイズで、僕は3時間弱で全部を見て回りました。
それでも敷地面積は上野動物園の3倍ぐらいあるようです。
空が高いせいか、都心にないせいか、あるいは気候のせいか、
とにかく飼育されている動物がリラックスした雰囲気でした。
1つの檻が大きいのとか、地面が土で舗装されいないのとかも
動物にとっては影響しているのかもしれません。
様々な動物の体の使い方を勉強させてもらえました。
そして翌日はサンディエゴ動物園の経営母体が運営している
サファリパークのほうに行きました。
こっちが本当の目的地。
象の飼育がなされているところです。
サンディエゴから車で45分ぐらいだったので今回もUberを利用。
こちらも途中までは歩いて回れるサイズで、
動物園と同じような作りになっています。
で、一番奥のあたりから路面電車やカートが走っていて
奥にある広大な敷地で放し飼いにされている草食動物のゾーンを
見学できるようになっている仕組みでした。
動物の種類に合わせて、生息地に似たような環境を作りながら
かつ見学者から見やすいところに動物が集まってくる工夫があったりして
動物にも人間にも多くの配慮がなされている印象をうけました。
カートに乗って見学したゾーンは、
写真で見たアフリカのサバンナのような感じ。
そこに牛とかヤギとか馬とかが群れで生活していました。
こういう広大な土地を活かしたものは、
いかにもアメリカならではかもしれません。
お目当ての象のエリアは、放し飼いゾーンほどは広くなく、
普通に動物園的な一区画になっていました。
とはいえ、12頭の象にしてみたら十分な広さには見えましたが。
なんでもアフリカから繁殖のために連れてきたり、
繁殖した象を世界中の動物園へ出したりと、
ちょっとした保護地域になっているそうです。
先生が話していた飼育システムなんかも見ることができて
十分に話のネタは確保できた気がします。
そしてそれ以上に、象の雰囲気が記憶に残りました。
ゆったりと大きく、遊び心があって、頭がいい。
それぞれの性格にも個体差があるようにも見えます。
親子はすぐに分かって、ケアする母親側と
甘える子供側とが、なんとも穏やかな関係を見せてくれました。
かなりの時間、象を眺めて過ごしてきました。
野生とは言えないとは思いますが、
自然に近いものに触れるのは気分が休まる感じがします。
十分に堪能させてもらいました。
…ちなみに、アメリカの動物園、博物館は高いです。
動物園、サファリパーク共に入場料で6000円ぐらい。
サファリパークはそれに加えて、中でカートに乗って
広い放し飼いゾーンを見に行くと、また6000円かかりました。
あの敷地で動物の管理をしようとすれば安くないのは当然でしょうが、
おそらく税金の支援が出ていないんではないかと想像しています。
博物館も小さなものなのに、1つごとに2000〜3000円かかるようでしたし。
海辺にあった古い船の展示物も、それ単体で見学料が数千円。
文化・教育的なものに対するお金の価値が違うのかもしれません。
ディズニーランドとかと同じような捉え方なんでしょうか。
日本が安いという見方もあるでしょうけれど。
税金の使い道も含めて、文化の違いが表れているのを感じます。