2018年07月22日
湿度への対応
日本人は一般的に湿度に対しての感度が低い印象を受けます。
もともと夏は高温多湿になりますし、
梅雨や秋の長雨の時期も湿度が高いですから
慣れてしまっているのかもしれません。
その点、日本在住のアメリカ人などは
湿度に慣れていないらしく、湿度の高さを不快に感じるそうです。
実際、湿度が高いと熱がこもった状態になって
頭がボーッとして疲れた感じになります。
いわゆる夏バテというのも、ある程度の割合は
この湿度の高さによるものじゃないかと僕には思えます。
慢性的に熱っぽくなってボーッとした感じ。
寒さを嫌がって冷房を好まない人もいますが、
湿度は気にしないようで、湿度の高さのために
パフォーマンスが落ちたり、元気が出なかったりする場合も
結構あるように見受けられます。
アメリカ人は湿度の高さを嫌うだけでなく、
太っている人が多いとか、普段から薄着の人が多いとか、
気温が低い方がシャキッとした気分になりやすいとか、
そういった理由で、アメリカのセミナー会場は、空調の設定を
16度ぐらいにするのが標準だと聞いたこともあります。
その温度設定だと湿度が下がり、頭がボーッとなりにくい。
もちろん寒がる人もいますが、そういう人は上着を着ればいい。
エコではないものの、セミナーを受ける人のパフォーマンスを
優先した設定だとはいえるのかもしれません。
湿度が高いと気化熱で体温が奪われにくいので
ジワジワと汗が出続けることがよくあります。
発汗は体温を下げるためのものでしょうから
汗をかいても体温が下がらず、ずっと熱がこもり続ければ
汗を出し続けるようなことがあると聞きます。
これが日本の夏における熱中症の原因の1つだとか。
アメリカだと湿度が嫌いなだけでなく、もしかしたら
そういう汗のかき方も嫌がるのかもしれません。
飲み物のサイズも大きいですし。
全般的に水不足になりやすいアメリカ国土を考えると
電気より水を大切にする方が重要な可能性もありそうです。
広い国土を使えば風力発電も効果的らしいので
日本人とはその辺の発想も違うのでしょうか。
僕自身は個人的にアメリカ人の対応のほうに近いです。
湿度の影響を体感するため、寒く感じたとしても
湿度が低いほうを優先します。
それは実際に起きている体験として
湿度の高さ自体も感知しているのと
そのときのパフォーマンスも意識に上げているからです。
一方、日本の湿度に慣れている人ほど
実際の体感よりも知識や常識を優先するのかもしれません。
近所のお爺さんは、近頃毎日、
玄関先の道に水を撒いています。
いわゆる打ち水です。
気化熱で気温が下がって涼しくなるという考えに基づく
昔ながらの生活の知恵ですが、
最近の気候で果たしてどれだけ効果があるのでしょう?
舗装されたアスファルトは黒い色が太陽光を吸収し、かつ石の冷めにくさの性質も加わって、
昔の土の道よりも多くの熱を溜め込みます。
水を撒いた瞬間、アスファルトに触れた水が蒸発し
まるで焼けたフライパンに水を落としたように
空気中に湯気が立ちのぼる。
一気にムワッとした熱気が充満するんです。
地面の温度は文字通り「焼け石に水」で下がらないでしょう。
気化熱で下がる気温がどれだけかは分かりませんが、
それ以上に一気に上がる湿度のほうが顕著です。
サウナで石に水をかけるようなもの。
体感温度は明らかに上がります。
実際、僕はその家の玄関先、水を撒いた道を通るとき
サウナのような熱気を感じます。
でもそのお爺さんは、昔の人知恵を信じてやっていて
実際の効果を体感で評価していないんでしょう。
湿度が上がる影響も感じないんだと思われます。
それだけ慣れと思い込みの影響は大きい。
空調メーカーのダイキンは湿度にこだわっているようですが、
全体的にもっと湿度を気にしてもいいんじゃないかと思います。
せめて安易に「暑い」「寒い」の一言で片づけないように
感じた温度と湿度を言葉にするとか。
もともと夏は高温多湿になりますし、
梅雨や秋の長雨の時期も湿度が高いですから
慣れてしまっているのかもしれません。
その点、日本在住のアメリカ人などは
湿度に慣れていないらしく、湿度の高さを不快に感じるそうです。
実際、湿度が高いと熱がこもった状態になって
頭がボーッとして疲れた感じになります。
いわゆる夏バテというのも、ある程度の割合は
この湿度の高さによるものじゃないかと僕には思えます。
慢性的に熱っぽくなってボーッとした感じ。
寒さを嫌がって冷房を好まない人もいますが、
湿度は気にしないようで、湿度の高さのために
パフォーマンスが落ちたり、元気が出なかったりする場合も
結構あるように見受けられます。
アメリカ人は湿度の高さを嫌うだけでなく、
太っている人が多いとか、普段から薄着の人が多いとか、
気温が低い方がシャキッとした気分になりやすいとか、
そういった理由で、アメリカのセミナー会場は、空調の設定を
16度ぐらいにするのが標準だと聞いたこともあります。
その温度設定だと湿度が下がり、頭がボーッとなりにくい。
もちろん寒がる人もいますが、そういう人は上着を着ればいい。
エコではないものの、セミナーを受ける人のパフォーマンスを
優先した設定だとはいえるのかもしれません。
湿度が高いと気化熱で体温が奪われにくいので
ジワジワと汗が出続けることがよくあります。
発汗は体温を下げるためのものでしょうから
汗をかいても体温が下がらず、ずっと熱がこもり続ければ
汗を出し続けるようなことがあると聞きます。
これが日本の夏における熱中症の原因の1つだとか。
アメリカだと湿度が嫌いなだけでなく、もしかしたら
そういう汗のかき方も嫌がるのかもしれません。
飲み物のサイズも大きいですし。
全般的に水不足になりやすいアメリカ国土を考えると
電気より水を大切にする方が重要な可能性もありそうです。
広い国土を使えば風力発電も効果的らしいので
日本人とはその辺の発想も違うのでしょうか。
僕自身は個人的にアメリカ人の対応のほうに近いです。
湿度の影響を体感するため、寒く感じたとしても
湿度が低いほうを優先します。
それは実際に起きている体験として
湿度の高さ自体も感知しているのと
そのときのパフォーマンスも意識に上げているからです。
一方、日本の湿度に慣れている人ほど
実際の体感よりも知識や常識を優先するのかもしれません。
近所のお爺さんは、近頃毎日、
玄関先の道に水を撒いています。
いわゆる打ち水です。
気化熱で気温が下がって涼しくなるという考えに基づく
昔ながらの生活の知恵ですが、
最近の気候で果たしてどれだけ効果があるのでしょう?
舗装されたアスファルトは黒い色が太陽光を吸収し、かつ石の冷めにくさの性質も加わって、
昔の土の道よりも多くの熱を溜め込みます。
水を撒いた瞬間、アスファルトに触れた水が蒸発し
まるで焼けたフライパンに水を落としたように
空気中に湯気が立ちのぼる。
一気にムワッとした熱気が充満するんです。
地面の温度は文字通り「焼け石に水」で下がらないでしょう。
気化熱で下がる気温がどれだけかは分かりませんが、
それ以上に一気に上がる湿度のほうが顕著です。
サウナで石に水をかけるようなもの。
体感温度は明らかに上がります。
実際、僕はその家の玄関先、水を撒いた道を通るとき
サウナのような熱気を感じます。
でもそのお爺さんは、昔の人知恵を信じてやっていて
実際の効果を体感で評価していないんでしょう。
湿度が上がる影響も感じないんだと思われます。
それだけ慣れと思い込みの影響は大きい。
空調メーカーのダイキンは湿度にこだわっているようですが、
全体的にもっと湿度を気にしてもいいんじゃないかと思います。
せめて安易に「暑い」「寒い」の一言で片づけないように
感じた温度と湿度を言葉にするとか。