2018年09月30日
余分に一泊
札幌に来ています。
というよりも、予定外に帰れずにいます。
台風の影響です。
これまで何度も札幌出張に来ていますが
帰れなかったのは、これで二回目。
一回目は空港に向かう電車の電線をトラックが切断して
空港に向かう手段がなくなってしまったときです。
それ以外は雪の時でも、帰宅が深夜になったとしても
なんとかその日のうちに帰ることができていました。
それと比べると今回は不思議な印象です。
札幌の天候はいたって平常。
薄曇りですが、雨も風もない。
ですが関東地方に台風が近づいているため
札幌発の飛行機が欠航になるという状態です。
そして入れ替わりで関東を台風が過ぎると
今度は北海道に台風がやってきて、
札幌発の飛行機が飛べるのか心配なところ。
ともあれ、こういうのがあると
実際に日本地図の配置というか、北海道と東京の距離を
体感的に納得しやすくなる気がします。
普段、飛行機で移動しているときには
1時間半の間に移動が終了していて
はたして本当にそんな遠くまで来ているのか
実体験として納得しにくいところがあるんです。
実は北海道じゃないところに降ろされていても
そこに「新千歳空港」という建物と、そこから続く街並みがあれば
あたかも札幌に来ているような認識が起きてしまうと思われます。
別に騙されていることを疑っているわけではありませんが
体感として「遠くまで移動した」という印象は薄いんです。
電車や車と比べると、空の移動は実感しにくいといいますか。
結局のところ「札幌に来ているはずだ」という知的な認識があるから
札幌にいるということを受け入れているだけなのかもしれません。
例えばSFとか、ドラえもんの「どこでもドア」みたいな感じに
瞬間的に離れたところに行けるとします。
扉の向こうに見える景色は、明らかに今いるところとは別世界。
しかしそれが実際のその場だという保証はありません。
どこでもドアが作れる技術があれば
仮想体験をリアルに実感できてしまう装置だって作れそうなもの。
ものすごく精密なVRの装置だったら
実は移動していなくて、仮想現実として
移動先の世界を体験しているだけなのかもしれません。
ドラえもんでいえば、タイムマシンだってそうです。
扉の向こうの世界が、今まで自分がいた世界の延長線上にあるのか
そういう厳密に言えば保証は何一つないのではないでしょうか。
歩いて移動すれば、記憶の連続性として「移動してきた」実感があります。
自転車でも車でもそうでしょう。
電車だと窓の外を見ていれば、そういう体験ができます。
連続性を感じるわけです。
その点、飛行機は密閉された空間と、窓の外の景色が非日常的なのとで
どこでもドアやタイムマシンに近い、非連続的な移動の印象があります。
そこが移動距離の実感を伴いにくいところのように感じます。
確かに台風情報もニュースの情報を信じるからこそ納得できるもので
本当に天候が連続的に変化しているかの保証はありません。
それでも、台風ぐらい非日常的な天候が徐々に移り変わっていく様子は
連続的な変化の様子を実感させてくれます。
東京を過ぎ去った悪天候が、遠く離れた場所にも起こる。
地図上に描かれた現状が、普段よりも
体感的に理解できる機会でもありそうです。
台風の影響で帰ることができない状況は不便ではありますが
いつもとは違った形で世の中を認識するキッカケになりました。
あとは実用面での不都合が少ないことを願うばかりです。
というよりも、予定外に帰れずにいます。
台風の影響です。
これまで何度も札幌出張に来ていますが
帰れなかったのは、これで二回目。
一回目は空港に向かう電車の電線をトラックが切断して
空港に向かう手段がなくなってしまったときです。
それ以外は雪の時でも、帰宅が深夜になったとしても
なんとかその日のうちに帰ることができていました。
それと比べると今回は不思議な印象です。
札幌の天候はいたって平常。
薄曇りですが、雨も風もない。
ですが関東地方に台風が近づいているため
札幌発の飛行機が欠航になるという状態です。
そして入れ替わりで関東を台風が過ぎると
今度は北海道に台風がやってきて、
札幌発の飛行機が飛べるのか心配なところ。
ともあれ、こういうのがあると
実際に日本地図の配置というか、北海道と東京の距離を
体感的に納得しやすくなる気がします。
普段、飛行機で移動しているときには
1時間半の間に移動が終了していて
はたして本当にそんな遠くまで来ているのか
実体験として納得しにくいところがあるんです。
実は北海道じゃないところに降ろされていても
そこに「新千歳空港」という建物と、そこから続く街並みがあれば
あたかも札幌に来ているような認識が起きてしまうと思われます。
別に騙されていることを疑っているわけではありませんが
体感として「遠くまで移動した」という印象は薄いんです。
電車や車と比べると、空の移動は実感しにくいといいますか。
結局のところ「札幌に来ているはずだ」という知的な認識があるから
札幌にいるということを受け入れているだけなのかもしれません。
例えばSFとか、ドラえもんの「どこでもドア」みたいな感じに
瞬間的に離れたところに行けるとします。
扉の向こうに見える景色は、明らかに今いるところとは別世界。
しかしそれが実際のその場だという保証はありません。
どこでもドアが作れる技術があれば
仮想体験をリアルに実感できてしまう装置だって作れそうなもの。
ものすごく精密なVRの装置だったら
実は移動していなくて、仮想現実として
移動先の世界を体験しているだけなのかもしれません。
ドラえもんでいえば、タイムマシンだってそうです。
扉の向こうの世界が、今まで自分がいた世界の延長線上にあるのか
そういう厳密に言えば保証は何一つないのではないでしょうか。
歩いて移動すれば、記憶の連続性として「移動してきた」実感があります。
自転車でも車でもそうでしょう。
電車だと窓の外を見ていれば、そういう体験ができます。
連続性を感じるわけです。
その点、飛行機は密閉された空間と、窓の外の景色が非日常的なのとで
どこでもドアやタイムマシンに近い、非連続的な移動の印象があります。
そこが移動距離の実感を伴いにくいところのように感じます。
確かに台風情報もニュースの情報を信じるからこそ納得できるもので
本当に天候が連続的に変化しているかの保証はありません。
それでも、台風ぐらい非日常的な天候が徐々に移り変わっていく様子は
連続的な変化の様子を実感させてくれます。
東京を過ぎ去った悪天候が、遠く離れた場所にも起こる。
地図上に描かれた現状が、普段よりも
体感的に理解できる機会でもありそうです。
台風の影響で帰ることができない状況は不便ではありますが
いつもとは違った形で世の中を認識するキッカケになりました。
あとは実用面での不都合が少ないことを願うばかりです。