2019年02月07日
NLPって何だ?
NLPのセミナーをやっていると、
コミュニケーションとか心理学とか自己啓発とかの流れで
NLPを知って興味を持つ人が大部分のようです。
結果として、営業や社内の人間関係に応用すればビジネス用途になり、
他人の目標達成に使えばコーチングになり、
自分の成長や自分の目標達成のために使えば自己啓発になり、
対人援助の場面を想定すればカウンセリングや相談技術になる。
いずれの目的であっても、その目的のために
どういう観点から向き合っていくかによって
ベースとする説明方法が異なってきます。
具体的な「コミュニケーションのやり方」として学ぶことで
人間関係を改善したり、営業成績を上げたりすることも可能ですし
コーチングやカウンセリングという形態で関わることもできます。
それで苦手な人付き合いを改善したら自己啓発です。
同じことを心理学の知識を利用してやることも可能です。
心理テクニックで人間関係や営業成績を上げることができ、
心理学の理論を元にしたコーチングやカウンセリングも学べます。
幸せな人の心の特徴を調べた心理学の知見を取り入れれば、
自分の幸福度も上がりますから、これは自己啓発の一種でしょう。
また、いわゆる自己啓発書などには、
成功者の考え方や習慣を取り入れて
自分も成功しようという発想が多いようですが、
これを応用した経営理論やビジネスマインド、
コーチングの手法なども存在します。
つまり、世の中には「目的」と「説明モデル」が様々あって
その組み合わせで『専門』の呼び名が変わる、ということです。
そして同じ目的であれば、
ベースとしている説明モデルが異なっていても
表面的なやり方には共通点が出てきます。
特に達人レベルになると、個性が際立つのと同時に
共通した要素もハッキリするように見えます。
「どういう説明の仕方を根拠とするか?」の違いがあっても
辿り着く本質的なポイントは同じところなのかもしれません。
その意味でいうと、NLPは「説明モデル」のほうでしょう。
もちろん、その説明モデルに基づいた手法が沢山ありますが、
それらは他の流派(別の説明モデルに基づくもの)で
扱っている技法と似ていることがよくあります。
逆に、NLPには「目的」がありません。
NLPの説明モデルを活かしさえすれば、どんな目的にも使える。
ですから、コーチングやカウンセリング、〇〇療法といった
具体的な技法の流派とは区別の質が違うんです。
むしろ、心理学、脳科学、精神医学、認知科学、スピリチュアル、仏教…
などと同じ抽象度のカテゴリーだと言った方がいいでしょう。
学問として確立しているわけではありませんし、
知名度や人気はスピリチュアル分野のほうが遥かに上のようですし、
仏教のような歴史があるわけではありません。
ただ同じような分類の仕方になる、という話。
つまり「心を説明するもの」というカテゴリーの中に入っていて
いずれも心をテーマとして扱っています。
ここは共通点です。
だから同じグループに入る。
同じレベルの抽象性を持っているわけです。
NLPが心理学のサブカテゴリ―(下位概念、一流派)なわけではない、と。
一方、「心を説明するもの」という同じグループの中に分類されながら
それぞれが違う名称で呼ばれているのは、個々に違いがあるからです。
ではその違い、特徴がどこに表れるのか?
それが「説明の仕方」です。
説明のモデルが異なるんです。
(※注:モデルであって理論ではありません。参考情報は次の記事で)
心理学であれば、多くの人に共通する振る舞いのパターンを
「〜すると、人は…する」のように因果関係で説明したり、
「〜な人には、…な傾向がある」のように相関で説明したりします。
その際に、行動主義であれば
「刺激→反応」とか
「先行条件(Antecedents)→行動(Behavior)→結果(Consequences)」
とかで表現しますし、
論理療法であれば
「出来事(Activating event)→信念(Belief)→結果(Consequence)」
のように書き表すこともあります。
多くの場合は、「出来事・条件」→「行動・反応」のように
シンプルなモデルで留めておいて、
”心の内側で何が起きているか?”は議論しません。
内側で起きていることは測定しにくいので。
一方、脳科学であれば、脳の部位別の活動量とか
部位ごとの機能とかを調べて、
”脳の働きが人の行動にどう関与するか?”を議論します。
「脳の〇〇が〜だと、人は…する(になる)」とか
「脳の〇〇が〜な人は、…な傾向がある」とか
「〇〇な人は、△△な人よりも、脳の◇◇が〜な傾向がある」とか
そういったモデルでの説明です。
つまり、心という曖昧なものを脳の働きに置き換えよう
…といった説明のモデルだということです。
精神医学は心の病理を医学的な見地から議論しますし、
認知科学は心の動きを数式やコンピューターのプログラムで表現します。
医学や数式が説明モデルに使われる、と。
スピリチュアルの分野には様々な説明モデルがありますが、
魂とか前世とかカルマとか潜在意識とか…
人の振る舞いに影響を与える様々な要因を挙げます。
心理学が「出来事」とか「条件」などの
目の前に起きている測定可能なものだけを
”人の振る舞いに影響を与える要因”として考慮するのに対して
スピリチュアル分野では、時空を超えたもっと幅広い要因まで考慮する、
といった違いがあると言えそうです。
仏教の教えの中にも人の心の中身を説明したモデルがあります。
いくつかの要因に分けて心の動きや構造を説明するものです。
例えば唯識では、心の構造を
眼識、耳識、鼻識、舌識、身識(あわせて「前五識」)、
それから意識、末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)、
と、8つに分けて説明します。
また「五蘊」と呼ばれる考え方では、
”人が他の存在とどのように関わっているか?”という機能の部分を
色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の5つの要素で説明します。
これと同じように、NLPには心の働きのモデルがあります。
表象システム、サブモダリティ、アンカーなどです。
こうした要素を用いて、人の心を『プログラム』として説明する。
それがNLPの本質のはずです。
また、価値観、ビリーフ、メタプログラムなど
プログラムの種類を分類する観点も含まれます。
一般的には説明をごまかすことが多いですが、
こうしたプログラムの種類も心の構造や機能として
サブモダリティやアンカーの概念で説明することが可能です。
NLPの説明の仕方、NLPの用語や概念で、人の心を捉える。
それがNLPであって、他の学問やスピリチュアルとの違いだということです。
そして話を戻すと、こうした説明のモデルを使って
それぞれの分野で様々な目的への応用がなされます。
心理学は心理学のやり方で人の心を説明し、
その説明モデルに沿って得られた知見を基に
ビジネスや人間関係、心理療法やコーチング、自己啓発など
様々な応用方法が開発されています。
そしてその応用方法の中で、技法が作られます。
脳科学でマーケティングを検討した応用方法もありますし、
脳科学的なアプローチで心の問題を解決しようとする技術もあります。
脳科学の知見に基づいた自己啓発やコーチングの手法もあります。
それぞれの分野で、特定の目的のために応用が工夫できるんです。
コーチング、カウンセリング、セールス、マーケティング…などは
『目的』の分類だと考えると分かりやすいんじゃないでしょうか。
特定の『目的』のために、どの『説明モデル』で工夫するか?
それによって個別の『技法』が生まれてきます。
コーチングやカウンセリングが技法として認知されがちなため
紛らわしいところが出てくるのかもしれませんが、
コーチングとは「目標達成のサポート」という目的の関わり方です。
カウンセリングは「困りごとを解決するための相談」。
そこに本来、説明モデルが加わって、個性を生むべきものなんです。
本来は、もっと様々な説明モデルに基づいたコーチングやカウンセリングがあっても構わないんですが、
一般的に広まったのが心理学系統の説明モデルをベースとした
コーチング、カウンセリングだったので、
その印象が世間一般に定着したんでしょう。
技法の観点でも、心理学系統をベースとしたコーチング、カウンセリングのやり方が
一般的な手法として知られるようになったと思われます。
実際、異なる説明モデルをベースとしたコーチングもありますし、
カウンセリングに関しては、お坊さんが相談に乗ったら
「仏教の説明モデルをベースとしたカウンセリング」ということになるでしょう。
コーチング、カウンセリング、セールス、マーケティングなどは
「技法」の名称ではなく、「特定の目的のための行動」の名称です。
「技法」は、「特定の目的のための行動」の工夫として細分化されたものです。
「〇〇マーケティング」とか「△△セールス」とかのように。
「特定の目的のための行動」を、どの「説明モデル」で捉えるかによって違いが生まれ、
それをどういう工夫で行うかによって「技法」のバリエーションが生まれる。
まとめると、
・「特定の目的のための行動」=『なんのために?』
・「説明モデル」=「どんな観点で?」
・「技法」=「何を、どのようにやるか?」
という感じになります。
そしてNLPそのものは「説明モデル」のほうだ、と。
ただ、開発の過程では体系だった説明モデルよりも先に技法が重視されたため、
NLPが技法のような印象が強まったのかもしれません。
一方で、NLPには「特定の目的」というのはありませんでした。
そのため技法として理解しようとすると
「何のためのものなの?」という印象が生まれやすい。
一方、コーチングやカウンセリングは先に目的が決まっていて、
そのために個別の技法が作られていますから
全てのテクニックの目的が明確なんです。
技法としてコーチングやカウンセリングを捉えている人からすると
NLPも技法と想像しやすいでしょうから
余計に捉えどころが難しいんじゃないかと思われます。
NLPとは何か?を理解する一番のポイント。
それはNLPは「説明モデル」であって、
「特定の目的のための行動」ではないので決まった目的がない。
そのため紹介される技法にも具体的な目的が設定されていない。
…そういうことじゃないかと考えます。
あくまで技法は、NLPの説明モデルをベースとしたもの、
つまり『プログラムをどう扱うか』だけでしかない、と。
この辺りをハッキリさせると、NLPの紹介もしやすい気がします。
ただし、壮大な内容に思えてくるかもしれませんし、
人によっては魅力的ではないかもしれませんが。
コミュニケーションとか心理学とか自己啓発とかの流れで
NLPを知って興味を持つ人が大部分のようです。
結果として、営業や社内の人間関係に応用すればビジネス用途になり、
他人の目標達成に使えばコーチングになり、
自分の成長や自分の目標達成のために使えば自己啓発になり、
対人援助の場面を想定すればカウンセリングや相談技術になる。
いずれの目的であっても、その目的のために
どういう観点から向き合っていくかによって
ベースとする説明方法が異なってきます。
具体的な「コミュニケーションのやり方」として学ぶことで
人間関係を改善したり、営業成績を上げたりすることも可能ですし
コーチングやカウンセリングという形態で関わることもできます。
それで苦手な人付き合いを改善したら自己啓発です。
同じことを心理学の知識を利用してやることも可能です。
心理テクニックで人間関係や営業成績を上げることができ、
心理学の理論を元にしたコーチングやカウンセリングも学べます。
幸せな人の心の特徴を調べた心理学の知見を取り入れれば、
自分の幸福度も上がりますから、これは自己啓発の一種でしょう。
また、いわゆる自己啓発書などには、
成功者の考え方や習慣を取り入れて
自分も成功しようという発想が多いようですが、
これを応用した経営理論やビジネスマインド、
コーチングの手法なども存在します。
つまり、世の中には「目的」と「説明モデル」が様々あって
その組み合わせで『専門』の呼び名が変わる、ということです。
そして同じ目的であれば、
ベースとしている説明モデルが異なっていても
表面的なやり方には共通点が出てきます。
特に達人レベルになると、個性が際立つのと同時に
共通した要素もハッキリするように見えます。
「どういう説明の仕方を根拠とするか?」の違いがあっても
辿り着く本質的なポイントは同じところなのかもしれません。
その意味でいうと、NLPは「説明モデル」のほうでしょう。
もちろん、その説明モデルに基づいた手法が沢山ありますが、
それらは他の流派(別の説明モデルに基づくもの)で
扱っている技法と似ていることがよくあります。
逆に、NLPには「目的」がありません。
NLPの説明モデルを活かしさえすれば、どんな目的にも使える。
ですから、コーチングやカウンセリング、〇〇療法といった
具体的な技法の流派とは区別の質が違うんです。
むしろ、心理学、脳科学、精神医学、認知科学、スピリチュアル、仏教…
などと同じ抽象度のカテゴリーだと言った方がいいでしょう。
学問として確立しているわけではありませんし、
知名度や人気はスピリチュアル分野のほうが遥かに上のようですし、
仏教のような歴史があるわけではありません。
ただ同じような分類の仕方になる、という話。
つまり「心を説明するもの」というカテゴリーの中に入っていて
いずれも心をテーマとして扱っています。
ここは共通点です。
だから同じグループに入る。
同じレベルの抽象性を持っているわけです。
NLPが心理学のサブカテゴリ―(下位概念、一流派)なわけではない、と。
一方、「心を説明するもの」という同じグループの中に分類されながら
それぞれが違う名称で呼ばれているのは、個々に違いがあるからです。
ではその違い、特徴がどこに表れるのか?
それが「説明の仕方」です。
説明のモデルが異なるんです。
(※注:モデルであって理論ではありません。参考情報は次の記事で)
心理学であれば、多くの人に共通する振る舞いのパターンを
「〜すると、人は…する」のように因果関係で説明したり、
「〜な人には、…な傾向がある」のように相関で説明したりします。
その際に、行動主義であれば
「刺激→反応」とか
「先行条件(Antecedents)→行動(Behavior)→結果(Consequences)」
とかで表現しますし、
論理療法であれば
「出来事(Activating event)→信念(Belief)→結果(Consequence)」
のように書き表すこともあります。
多くの場合は、「出来事・条件」→「行動・反応」のように
シンプルなモデルで留めておいて、
”心の内側で何が起きているか?”は議論しません。
内側で起きていることは測定しにくいので。
一方、脳科学であれば、脳の部位別の活動量とか
部位ごとの機能とかを調べて、
”脳の働きが人の行動にどう関与するか?”を議論します。
「脳の〇〇が〜だと、人は…する(になる)」とか
「脳の〇〇が〜な人は、…な傾向がある」とか
「〇〇な人は、△△な人よりも、脳の◇◇が〜な傾向がある」とか
そういったモデルでの説明です。
つまり、心という曖昧なものを脳の働きに置き換えよう
…といった説明のモデルだということです。
精神医学は心の病理を医学的な見地から議論しますし、
認知科学は心の動きを数式やコンピューターのプログラムで表現します。
医学や数式が説明モデルに使われる、と。
スピリチュアルの分野には様々な説明モデルがありますが、
魂とか前世とかカルマとか潜在意識とか…
人の振る舞いに影響を与える様々な要因を挙げます。
心理学が「出来事」とか「条件」などの
目の前に起きている測定可能なものだけを
”人の振る舞いに影響を与える要因”として考慮するのに対して
スピリチュアル分野では、時空を超えたもっと幅広い要因まで考慮する、
といった違いがあると言えそうです。
仏教の教えの中にも人の心の中身を説明したモデルがあります。
いくつかの要因に分けて心の動きや構造を説明するものです。
例えば唯識では、心の構造を
眼識、耳識、鼻識、舌識、身識(あわせて「前五識」)、
それから意識、末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)、
と、8つに分けて説明します。
また「五蘊」と呼ばれる考え方では、
”人が他の存在とどのように関わっているか?”という機能の部分を
色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の5つの要素で説明します。
これと同じように、NLPには心の働きのモデルがあります。
表象システム、サブモダリティ、アンカーなどです。
こうした要素を用いて、人の心を『プログラム』として説明する。
それがNLPの本質のはずです。
また、価値観、ビリーフ、メタプログラムなど
プログラムの種類を分類する観点も含まれます。
一般的には説明をごまかすことが多いですが、
こうしたプログラムの種類も心の構造や機能として
サブモダリティやアンカーの概念で説明することが可能です。
NLPの説明の仕方、NLPの用語や概念で、人の心を捉える。
それがNLPであって、他の学問やスピリチュアルとの違いだということです。
そして話を戻すと、こうした説明のモデルを使って
それぞれの分野で様々な目的への応用がなされます。
心理学は心理学のやり方で人の心を説明し、
その説明モデルに沿って得られた知見を基に
ビジネスや人間関係、心理療法やコーチング、自己啓発など
様々な応用方法が開発されています。
そしてその応用方法の中で、技法が作られます。
脳科学でマーケティングを検討した応用方法もありますし、
脳科学的なアプローチで心の問題を解決しようとする技術もあります。
脳科学の知見に基づいた自己啓発やコーチングの手法もあります。
それぞれの分野で、特定の目的のために応用が工夫できるんです。
コーチング、カウンセリング、セールス、マーケティング…などは
『目的』の分類だと考えると分かりやすいんじゃないでしょうか。
特定の『目的』のために、どの『説明モデル』で工夫するか?
それによって個別の『技法』が生まれてきます。
コーチングやカウンセリングが技法として認知されがちなため
紛らわしいところが出てくるのかもしれませんが、
コーチングとは「目標達成のサポート」という目的の関わり方です。
カウンセリングは「困りごとを解決するための相談」。
そこに本来、説明モデルが加わって、個性を生むべきものなんです。
本来は、もっと様々な説明モデルに基づいたコーチングやカウンセリングがあっても構わないんですが、
一般的に広まったのが心理学系統の説明モデルをベースとした
コーチング、カウンセリングだったので、
その印象が世間一般に定着したんでしょう。
技法の観点でも、心理学系統をベースとしたコーチング、カウンセリングのやり方が
一般的な手法として知られるようになったと思われます。
実際、異なる説明モデルをベースとしたコーチングもありますし、
カウンセリングに関しては、お坊さんが相談に乗ったら
「仏教の説明モデルをベースとしたカウンセリング」ということになるでしょう。
コーチング、カウンセリング、セールス、マーケティングなどは
「技法」の名称ではなく、「特定の目的のための行動」の名称です。
「技法」は、「特定の目的のための行動」の工夫として細分化されたものです。
「〇〇マーケティング」とか「△△セールス」とかのように。
「特定の目的のための行動」を、どの「説明モデル」で捉えるかによって違いが生まれ、
それをどういう工夫で行うかによって「技法」のバリエーションが生まれる。
まとめると、
・「特定の目的のための行動」=『なんのために?』
・「説明モデル」=「どんな観点で?」
・「技法」=「何を、どのようにやるか?」
という感じになります。
そしてNLPそのものは「説明モデル」のほうだ、と。
ただ、開発の過程では体系だった説明モデルよりも先に技法が重視されたため、
NLPが技法のような印象が強まったのかもしれません。
一方で、NLPには「特定の目的」というのはありませんでした。
そのため技法として理解しようとすると
「何のためのものなの?」という印象が生まれやすい。
一方、コーチングやカウンセリングは先に目的が決まっていて、
そのために個別の技法が作られていますから
全てのテクニックの目的が明確なんです。
技法としてコーチングやカウンセリングを捉えている人からすると
NLPも技法と想像しやすいでしょうから
余計に捉えどころが難しいんじゃないかと思われます。
NLPとは何か?を理解する一番のポイント。
それはNLPは「説明モデル」であって、
「特定の目的のための行動」ではないので決まった目的がない。
そのため紹介される技法にも具体的な目的が設定されていない。
…そういうことじゃないかと考えます。
あくまで技法は、NLPの説明モデルをベースとしたもの、
つまり『プログラムをどう扱うか』だけでしかない、と。
この辺りをハッキリさせると、NLPの紹介もしやすい気がします。
ただし、壮大な内容に思えてくるかもしれませんし、
人によっては魅力的ではないかもしれませんが。