2019年02月28日

フランス語でも書くトレーニング

フランス語を少しだけ気合を入れて勉強し始めて
いつの間にか半年以上になっていました。

40分のレッスンを50回弱やっている状態だと思います。

アウトプット中心のトレーニングとしてやっていますが
多少は「書く」、「話す」にも慣れてきた気がします。

週に一回40分、ただフリートークをするだけでは
大きな効果は期待できなそうに思っていましたから、
できるだけ2コマ一度にとって、80分続けたレッスンの形で
月に2,3回の練習をしてきた形です。

それ以外にも以前から通っていたフランス語スクールのほうには
定期的に行っていた状態でしたが、「上乗せ」というほどではなく
「並行」で通っていたぐらいの感じでしょうか。

インプットが中心になる以前からのスクールと
アウトプットのトレーニングと、別々にやっているわけです。


で、そのアウトプットのほうですが
基本的に毎回、400ワードぐらいのエッセイを書いています。

これまでに20個。

多少スムーズになってきたとはいえ、まだまだ時間はかかります。
内容の構成も工夫しないといけませんし、
かといって日本語で考えて翻訳するわけでもありません。

どちらかというと、シンプルに「外国語モード」の感じ。

極力フランス語の思考だけに意識を集中しておきながら
行き詰ったら英語が浮かんできて、それを辞書で調べて
フランス語に変換して書き進める流れになっています。

初めの頃と比べると、辞書を調べる回数は減ったかもしれません。

ただ、フランス語の場合、名詞に男性・女性の区別があって
しかもそれが形だけでは判別しにくいことも多く、
意味のためではなく、男性名詞か女性名詞かをチェックするのに
辞書を引かなくてはならず、そこで時間がかかりがちです。

そこを差し引いて考えると、さすがに何度も書いているうちに
段々と慣れてくるところはあるんでしょう。
実感として書きやすくなっている印象はあります。


たかだかA4一枚から一枚半ぐらいのものを20個。
日本語にすると、一回1000文字あたりぐらいでしょうから
せいぜい20000字程度です。

そうやって考えると、これまでに日本語を書いてきた量は
もう圧倒的に違います。

日本語と比べたら英語の量はずっと少ないですが、
それでもフランス語よりは遥かに多いと思います。

やはり、「書く」行為は繰り返しの練習によるところが大きいんでしょう。
スムーズに書けるかどうかには量が重要、と。

特に、論理構成をしっかりさせながら
内容を飛躍させず、読み手に意図が伝わるように…
と工夫すると、かなりトレーニング負荷は上がる印象です。

最近はスムーズに書けるようにはなってきていますから
ダラダラ長く書くだけだったら、もしかしたら楽かもしれません。

ですが、論点を絞りつつ、明確な表現で
しかも400ワード程度に収まるように書くのを心がけると、
あとから自分で校正をして内容をチェックする過程も必要になります。

自分の思考プロセスの中にチェック作業を入れる練習でもありますから
これは発話として説明するうえでも役に立つものかもしれません。


毎回のレッスンでは、書いたものをネイティブにチェックもしてもらいます。

文法的なミスも修正されますが、それ以上に
表現として伝わりきらない部分を確認する段階が役立ちます。

どうやらフランス語は、英語よりも表現がクドくなったとしても
誤解の無いように丁寧に書くほうが大事みたいです。

英語だったら形容詞や副詞の一単語で言えてしまう状況も
フランス語では5単語ぐらい使う必要があったり。

そのあたりで自然なフランス語の感じというのは
英語とは異なったところがあるようです。

まだまだ先は長い印象を受けます。


ちなみに、僕がやってもらっているレッスンは
・近況報告〜フリートークを少し
・書いたものをベースに自分の考えを説明
・修正してもらいながら、ディスカッションを追加
・最後に書いたものの修正
という流れになっています。

意外とトレーニング効果が高そうなのが
 書いたものをベースに自分の考えを話す
という段階。

これは質問に答えるのと違って、自分が一方的に話し続けますから
発話の量のトレーニングとして効果が大きそうです。

普通に会話をしてしまったら「話す・聞く」が入れ替わって
それほど自分が話す時間というのは長くなくなる傾向があります。

フリートークのデメリットは、それほど話していないこともある、
というところでしょうか。

一方、フリートークだと、自分が思いもよらないような質問をされて
無理やり自分の考えを外国語にしないといけなくなるので、
自発的に話し続ける場合よりも表現やトピックの幅は広げられます。
こっちはメリットです。

僕の場合、今はとりあえずアウトプット量を増やしたいので
自分から一方的に説明を続ける作業を練習させてもらっています。

普通にネイティブの友達がいたとしても、
こんな作業には付き合ってもらえません。
レッスンだからこそ、でしょう。

そのうえ、説明の過程で間違いがあったり、不自然なことがあったり、
思い出せない言い回しがあったりしたら教えてもらえます。

これも役立ちます。

英語も含めて、多くの外国語のスピーキングテストでは
一問一答という形式ではなく、ある程度の長さ(1分とか)を
一方的に話し続けることを求められたりします。

その意味でも、自分が話し続けて、それを修正してもらう形は
発話のトレーニングとして有効なんじゃないかと思います。


いつまでこの形を続けるかは未定ですが、
今しばらくは、この形で練習あるのみです。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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