2019年05月07日

情報を見つける力

いろいろと迷いましたが、スマートフォンの買い替えはやめて
いわゆる「格安スマホ」を別に追加しました。

海外用です。


調べてみると意外と制約が多く、選択肢は2つぐらいしかありませんでした。
海外だと現地の電話会社が使っている周波数帯が地域によって異なり、
日本仕様のものだと電波を拾えない場合があるからです。

特にアメリカと日本は全くと言っていいほど、
使われている周波数帯が異なります。

現地でプリペイドのSIMカードを購入するだけでは使えないことも
それなりにあるようです。

ちなみにiPhoneは世界中で使えるように作られていますが、
国内で普通に販売されているものは「SIMロック」というのがかかっていて
各主要電話会社のSIMカードしか受け付けないようになっているみたいです。

なので手持ちのiPhoneを海外で使おうとした場合、
日本にいる間に「SIMロック解除」をする必要があります。
もしくはSIMフリーのiPhoneをアップルストアで購入するか。

SIMロック解除は多少の期間が必要になるような制約があって
決して自由度が高くありません。

なんというか、一社に縛り付けるための仕組みが強いんでしょう。

最新のiPhoneをSIMフリーモデルとしてアップルストアで購入すれば
内蔵されたもう1つのSIMの機能(eSIM)を使って、
2つの回線を利用することも可能だそうです。

この場合、日本国内では普通に契約先のSIMカードを入れておいて
現地で別回線用のSIM機能をダウンロードすればいいんだとか。

もう1つのSIMカードを使わずにメモリ上だけでSIM機能を使え
それによって2つ目の回線を使用する、ということのようです。

回線使用料は様々みたいですが、何度もSIMカードを交換したり、
出先でiPhoneのカバーを外して、小さなカードを取り出して
それを紛失しないように保管したり…なんて手間を考えると
便利だとは思います。


ただ、今のところ僕のiPhoneの使用状況はそれほどでもなく、
現状の機種で問題も起こっておらず、電池も十分。

契約上の縛りによって「更新月」というのがありますから
変なタイミングで解約すると余計な出費にもなります。

最近の動向として、スマートフォンの料金体系も変わりつつあり、
来年ぐらいから5Gという上位の回線の使用が始まって
楽天モバイルが4つ目の電話会社(?)として参入するとも聞きますから、
一気に変えるならもう少し先でも良いんじゃないか、と思ったわけです。

格安スマホの契約形態に変えるのも含め、まだ少し早い印象だと。
あくまで僕の契約状況からすると、ですが。


そんなわけで数少ない候補から安価なAndroidスマホを選んでみました。

Wifi環境でしか使えない変な状況ながら、
触ってみると、まぁそれなりに使えそうです。

iPhoneとの使い勝手の違いも、思ったほど大きくはない気がします。
なんとか使い方は探していけるというか。
困ったら検索すればいいわけですし。

あとはこれに海外用のプリペイドSIMを入れて
現地でちゃんと使えれば十分。

何も問題がなければ良いんですが。


それにしても、こうやって調べると知らない情報が多かったことに気づきます。

調べれば賢くできることが色々とあるんでしょう。

僕の知人は毎年一か月ぐらいアメリカに滞在していますが、
その期間中ずっと、海外用のWifiルーターをレンタルしているそうです。

僕も以前に使ったことがありますが、そのときの契約は1日上限200Mbでした。
自分では全然接続していないつもりでも、最近のインターネット環境では
勝手に動画広告とかが始まることが多々あります。

ですから、ちょっとメールをやったり、調べ物をしたり、
Facebookを見たりしていると、200Mbなんてあっという間です。

その知人はZoomとかSkypeとかのミーティングも想定に入れているので
レンタルの契約条件として最大の使用量のものを選んでいるそうです。

それで一か月。

10万円はいかないにしても、5万円は超えているんじゃないかと想像します。

それがプリペイドSIMを使えば数千円に収まる可能性があります。

そういう経費を気にしない人ではありますから構わないんでしょうが、
無駄を省くことを考えれば、工夫の余地があるとはいえると思います。

実際のところ、このあたりの話をスマホ販売スタッフとしても
ほとんどが通じませんでした。

彼らは国内の契約の話しか知りません。

調べれば出てくる情報だとはいえ、調べなければ分からない。
情報はいくらでもあっても、そこにアクセスしなければ手に入らないんです。

情報が複雑になっているからこそ、
どうやって調べるかのほうが重要になっているのかもしれません。

「情報化社会」という単語は、IT機器そのものの広がりよりも
「どれぐらいの情報にアクセスできるか」という技能のほうに
重きが置かれても良いような気がしてきました。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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