2019年05月18日
瞑想してきます(5/18-25)
【不在のお知らせ】
5/17〜5/25 の期間、海外出張にともない
お返事ができなくなります。
当該期間中にメールや
問い合わせフォームからご連絡くださった場合には
お返事が26日以降になってしまう見込みです。
ご了承ください。
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アメリカにやってきました。
昨日、ロス・アンゼルスに到着して
数時間の空港待機のあと乗り換え。
ロス・アンゼルス国際空港を出発した直後の空です。
今年は気温が低い。
去年、一昨年と30℃ぐらいだった気がするんですが。
それでも乾燥して砂ぼこりっぽい印象は変わりません。
飛行機から見ても空のかすんだ感じは相変わらずです。
だだっ広い地平線を見ると、アメリカ大陸の広大さを感じると同時に
日本が島国で、いかに平野が少ないかを思い返します。


そしてこちらはロス・アンゼルスから飛行機で一時間ちょっと離れただけの
ネバダ州の空港近くの景色。
空も緑もクッキリと色鮮やかな感じです。
空港から歩いて数分のところに最寄りのホテルがあります。
ここは日本の相場よりも安いぐらい。
木曜日の夜というのもあるかもしれませんが、
日本国内で出張の時には、この価格は見つかりません。
同系列を札幌で探すと、2倍ぐらいの値段。
ちょっとした田舎町なのかもしれません。
古い木造のホテルですが、広さも清潔感も十分です。
というより、広さに関していえば相当なもの。
中庭を取り囲むように3階建ての建物があるだけですが
十分な部屋数があるようです。
1フロア90部屋ぐらいでしょうか。
ベッド1つのいわゆるシングルルームが
30〜40平米ぐらいの広さです。
無駄にでかいキングベッド。
クイーンベッドが2つの部屋もあるようですが
部屋の敷地面積は変わらないようでした。
まぁ、十分でしょう。
国内出張でホテルを選ぶときは
11平米か13平米かで、随分な違いを感じます。
15平米だったらビジネスホテルとしては十分だと僕は受け取りますが
アメリカで大都市ではないところだと、3倍ぐらいの広さでも
かなりリーズナブルな値段になるようです。
そもそもホテルを高層化する必要がないぐらい土地があるわけですから
広さに関しては当然だと言えるのかもしれません。

で、ホテルで一泊して空港の前に戻り、
そこからバスで目的地に移動します。
その先は日常社会から離れることになりますので
インターネットやパソコンなどのIT機器は電源を切った状態。
本やテレビなどの娯楽も禁止されています。
他人とのコミュニケーションも無し。
せっかくアメリカに来ても、英語を使う機会は少ないんです。
瞑想して、少し講義を聞く。
講義中のメモもダメなので、あとで思い返してノートを整理する。
なので瞑想や講義以外の時間は、自分でノートを書くぐらいなものです。
あとは食事とシャワーと睡眠。
他の流派と比べると全体にゆるゆるなスタイルではありますが
いわゆる「リトリート」のカテゴリーのようです。
リトリート(retreat)という単語の一般的な意味は
「避難」や「退却」のはずです。
そこから「避難所」「静養所」のような意味合いが生まれ、
集中的に瞑想に取り組むような活動も「リトリート」と呼ばれます。
日常の喧騒から離れ、静かに過ごす…といったニュアンスなんでしょう。
しかしそこには本来の意味として「避難する」「退く」雰囲気が含まれます。
ですから、実社会のしがらみや、仕事に追われる状態、
複雑な人間関係のストレスや、ネット社会による拘束…
そういったものを断つという趣旨は、まさに
「避難」や「一時撤退」の感じにも通じるんだろうと思われます。
つまり実社会や日常生活を、ある種の困難と捉え
その「難」から「退避」するような意味合いが
リトリートという言葉にあるようだ、ということです。
一方、禅の伝統からすると、一年のうち数カ月の間だけ
日々の暮らしを成り立たせる仕事を一休みして
徹底的に修行だけに集中する期間があるんだそうです。
こちらの意味だと、「避難」とか「退避」とかよりも
もっと積極的に「修行に専念する」スタンスだといえるでしょう。
そしてこの修行を100%にする取り組みそのものが
仏性を顕現させる時間として重視される、と。
その意味では、別の僕はリフレッシュのために来ているわけではなく
むしろ日常よりももっと本気に時間を過ごすため、
わざわざアメリカの山の中に来ているつもりなんです。
ということで、これから修行をしてきます。
トレーニングではなく「修」を行う時間です。
5/17〜5/25 の期間、海外出張にともない
お返事ができなくなります。
当該期間中にメールや
問い合わせフォームからご連絡くださった場合には
お返事が26日以降になってしまう見込みです。
ご了承ください。
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アメリカにやってきました。
昨日、ロス・アンゼルスに到着して
数時間の空港待機のあと乗り換え。
ロス・アンゼルス国際空港を出発した直後の空です。
今年は気温が低い。
去年、一昨年と30℃ぐらいだった気がするんですが。
それでも乾燥して砂ぼこりっぽい印象は変わりません。
飛行機から見ても空のかすんだ感じは相変わらずです。
だだっ広い地平線を見ると、アメリカ大陸の広大さを感じると同時に
日本が島国で、いかに平野が少ないかを思い返します。


そしてこちらはロス・アンゼルスから飛行機で一時間ちょっと離れただけの
ネバダ州の空港近くの景色。
空も緑もクッキリと色鮮やかな感じです。
空港から歩いて数分のところに最寄りのホテルがあります。
ここは日本の相場よりも安いぐらい。
木曜日の夜というのもあるかもしれませんが、
日本国内で出張の時には、この価格は見つかりません。
同系列を札幌で探すと、2倍ぐらいの値段。
ちょっとした田舎町なのかもしれません。
古い木造のホテルですが、広さも清潔感も十分です。
というより、広さに関していえば相当なもの。
中庭を取り囲むように3階建ての建物があるだけですが
十分な部屋数があるようです。
1フロア90部屋ぐらいでしょうか。
ベッド1つのいわゆるシングルルームが
30〜40平米ぐらいの広さです。
無駄にでかいキングベッド。
クイーンベッドが2つの部屋もあるようですが
部屋の敷地面積は変わらないようでした。
まぁ、十分でしょう。
国内出張でホテルを選ぶときは
11平米か13平米かで、随分な違いを感じます。
15平米だったらビジネスホテルとしては十分だと僕は受け取りますが
アメリカで大都市ではないところだと、3倍ぐらいの広さでも
かなりリーズナブルな値段になるようです。
そもそもホテルを高層化する必要がないぐらい土地があるわけですから
広さに関しては当然だと言えるのかもしれません。

で、ホテルで一泊して空港の前に戻り、
そこからバスで目的地に移動します。
その先は日常社会から離れることになりますので
インターネットやパソコンなどのIT機器は電源を切った状態。
本やテレビなどの娯楽も禁止されています。
他人とのコミュニケーションも無し。
せっかくアメリカに来ても、英語を使う機会は少ないんです。
瞑想して、少し講義を聞く。
講義中のメモもダメなので、あとで思い返してノートを整理する。
なので瞑想や講義以外の時間は、自分でノートを書くぐらいなものです。
あとは食事とシャワーと睡眠。
他の流派と比べると全体にゆるゆるなスタイルではありますが
いわゆる「リトリート」のカテゴリーのようです。
リトリート(retreat)という単語の一般的な意味は
「避難」や「退却」のはずです。
そこから「避難所」「静養所」のような意味合いが生まれ、
集中的に瞑想に取り組むような活動も「リトリート」と呼ばれます。
日常の喧騒から離れ、静かに過ごす…といったニュアンスなんでしょう。
しかしそこには本来の意味として「避難する」「退く」雰囲気が含まれます。
ですから、実社会のしがらみや、仕事に追われる状態、
複雑な人間関係のストレスや、ネット社会による拘束…
そういったものを断つという趣旨は、まさに
「避難」や「一時撤退」の感じにも通じるんだろうと思われます。
つまり実社会や日常生活を、ある種の困難と捉え
その「難」から「退避」するような意味合いが
リトリートという言葉にあるようだ、ということです。
一方、禅の伝統からすると、一年のうち数カ月の間だけ
日々の暮らしを成り立たせる仕事を一休みして
徹底的に修行だけに集中する期間があるんだそうです。
こちらの意味だと、「避難」とか「退避」とかよりも
もっと積極的に「修行に専念する」スタンスだといえるでしょう。
そしてこの修行を100%にする取り組みそのものが
仏性を顕現させる時間として重視される、と。
その意味では、別の僕はリフレッシュのために来ているわけではなく
むしろ日常よりももっと本気に時間を過ごすため、
わざわざアメリカの山の中に来ているつもりなんです。
ということで、これから修行をしてきます。
トレーニングではなく「修」を行う時間です。