2019年07月18日

どう見られるか

セミナーが重なるとブログも書けなくなりがちですが、
ジムに行くタイミングも見失いがちです。

僕は深夜の空いている時間を狙って通っていますので、
翌日が朝からセミナーだと、睡眠を優先して行きません。

出張のときにも行けないので、
タイミングを合わせてるのが難しくなりやすいんです。


そうすると、行ける日にジムに行く形になりやすく、
余裕のあるスケジュールのときとは違う曜日にも足を運ぶことに。

多くの利用者が、時間帯だけでなく
曜日も固定になりやすいのかもしれません。

普段と違う曜日に行くと、初めて見る人にも出会います。

先日も初めての人がいました。
アラブ系の外国人。

しきりに鏡を見ていましたから
筋肉をつけたいんでしょう。

結構、細かく場所を分けながら運動していました。
負荷も強めにしていたんだと想像できます。

声を出しながらのトレーニングでしたし。

呻き声みたいのもありますが、
耳に入ってくることが多かったのは数を数えるとき。

何語だか分からない単語でした。
おそらく母国語なんでしょう。

一般的に、語学をやっていて慣れにくいのが数字です。
ちょっと理解に時間がかかりがちだと言われます。

数字は概念として抽象的に理解していても
その数字の大きさの「感じ」は経験に基づきますから、
数字は母国語で扱うのが一番楽なはずです。

1から20ぐらいまでなら覚えさえすれば数えられますが
ハードな筋トレをしながらカウントするなら
母国語が自然に出てくるものでしょう。

実際、最初はその人も、自分の言語で数えていたようでした。


ところが、僕が近くに行って別の器械を使っていると、
その人がなぜか、英語で数を数え出したんです。

ワン、ツー、スリーと。

発音からすると、あきらかに英語ネイティブではありません。
なのに英語でカウントする。

英語ネイティブでないのがうかがえるのは、
10を超えると、また1に戻るからです。

ワン、ツー、スリー…といって、「テン」までくると
次は再びワン、ツー、スリーに戻る。

10回を2セットやっているのではありません。
10回目の次、そのままのテンポで11回目に進む。
で、合計15回ぐらい、つまり二回目のファイブかシックスで止まりました。

英語ネイティブだったら普通にフィフティーンじゃないでしょうか?
少なくとも僕だったらそうなります。
わざと英語で数えてもカウント程度ならできますし。

ただ、15まで英語で数えられても、
筋トレの最中にわざわざ英語にする気はおきません。
アメリカでやっていたとしても、日本語に戻りそうなぐらい。

にもかかわらず、そのアラブ系の人は
なぜか英語で数えていたんです。

それも僕が近くにいるときだけ。

離れているときには違う言語に戻っていました。


いったい、どういう心情が働いたのでしょうか…?

英語は国際的に受け入れやすいということなのか、
母国語で話をしていて嫌な思いでもしたことがあるのか?

日本に来ているんですから、そんな気を使うなら
日本語で数を数えたら良さそうにも思うんですが…。

母国ではない国で生活をするというのは
思いもよらない経験をするものなのかもしれません。


そういえば、かなり前のことですが
近所のリンガーハットで、ちゃんぽんを食べていたとき
外国人店員に露骨に悪態をついていた老人がいました。

「ねぇ?ちゃんと分かってんの?
 え?今、なんて言った?」
という具合。

夫婦で来ていたので、注文の後、奥様のほうに向かって
「なんでここは外人ばっかりなんだ?
 ちゃんと通じてんのか?
 日本なんだから日本人にやらせろよ。」
なんて話してもいました。

明らかに全員に聞こえるような大声でアピール。

その値段で、そのサービスを安定供給して
ビジネスを維持するためには、賃金が低くなるんでしょう。

その賃金で働きたがる日本人が少ない。
だから自動的に外国人が増える、と。

さらにはビザの関係で、飲食店かコンビニぐらいでしか
働く許可が下りない人たちもいると聞きます。

外国からやってきて日本で生活をする本人たちにとっても
一定の品質のサービスを安く提供しなくてはいけない外食チェーンにとっても
外国人が働くのは理に適っているのかもしれません。

しかし、そういう状況に対して反感を示す人もいます。
それを直接ぶつけるような形で表す人も。

日本に限ったことではないんじゃないでしょうか。

過去にどこかで、何か嫌な経験をしていれば
何かを取り繕うような振る舞いをしたくもなるような気もします。

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プロフィール
原田 幸治
理系人材育成コンサルタント。
技術力には定評のあるバイオ系化学・製薬企業にて研究職として基礎研究から開発研究までを担当。理系特有とも言える人間関係の問題に直面して心理とコミュニケーションを学び始め、それを伝えていくことを決意して独立。
コールドリーディング®、NLP(TM)、心理療法、脳科学、サブリミナルテクニック、催眠、コーチング、コミュニケーションへ円環的にアプローチ。
根底にある信念は「追求」。

・米国NLP(TM)協会認定
 NLP(TM)トレーナー。

・コールドリーディングマスター
 講座石井道場 黒帯。
(コールドリーディング®は
有限会社オーピーアソシエイツ
http://www.sublimination.net/
の登録商標となっています)
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